性的同意という言葉を聞いたことがありますか。
キス、身体に触れることや性交など、すべての性的な行動をする際に同意をとることをいいます。
「したいかどうか」を確認することは、自分や相手の身体を守るために大切なこと。
今回は、その境界線や正しい定義をクイズにしてお届けします!
クイズ
食事をして、いい雰囲気になっており、「好きだよ」と言われたAさん。
帰り際に手を繋いで良い?と言われOKしました。
そのあと、「今日はそういうつもりだったんでしょ?」と性的行為を迫られ、
「嫌だな」と思ったAさんはその後相手と疎遠に……。
これは“性被害”にあたるでしょうか?
ヒント
手を繋いでも良い?にはOKしているAさん。
理由も含めて、マルかバツかで考えてみてください!
これは性被害?正解は……
解説
同意したかどうかは、相手が決めることではありません。
自分が決めることです。
一緒に食事をしても、肌を出した服を着ていたとしても、“同意をしたこと”にはなりません。
相手がどう解釈しようと、相手がいないとできないことはお互いにOKではないと成り立ちません。
つまり、「そういうつもりだと思った」と言われても関係なく断ってよいものなのです。
性被害、そして性的同意とは
性被害とは、「あなたの望まない性的な行為・言動の全て」を指します。
性暴力救援センター・SARC東京によると、『レイプだけでなく、身体をさわる、服を脱がせる、写真や動画を撮る・拡散する、リベンジポルノ、ストーカー、AV出演を強要するなど、あなたの望まない性的な行為はすべて性暴力』です。
相手がどんな人であっても、性的な行為を強制することは許されません。
もし性被害にあったとしても、決してあなたのせいではありません。
自分の心の声を何より大切にしてくださいね。
知っておきたい連絡先
性犯罪や性暴力の被害にあったら、相談できるのが「#8891」
(はやくワンストップの語呂)
「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」で検索してみてください。
ライター
(MOREDOOR編集部/イラスト:性教育いらすと)