「トランスジェンダー選手の女子種目出場禁止について」読者の回答は…「枠を作って」

「トランスジェンダー選手の女子種目出場禁止について」読者の回答は…「枠を作って」

2023年3月、トランスジェンダー選手の女子競技参加が禁止と決定されました。

そこで今回は、「トランスジェンダーのスポーツ選手」について、インターネット調査を実施。
「性別に関係なく、利用できる場所は増えるべきかどうか」についても、読者の本音を紹介します。

気になる結果は……


まず、「トランスジェンダーのスポーツ選手が、女子陸上競技から参加禁止になったことについてどう思いますか?」と訊ねたときに、「賛成だけどトランスジェンダー選手の枠を作るべきだとは思う」と答えた方は全体の48%と、最も多い結果となりました。

なお、「賛成」と答えた方は32%、「反対」と答えた方は16%、「そのほか」と答えた方は4%です。

それでは、数多く寄せられていた意見をご紹介します。

多かった回答は……

体の構造の差により、勝敗が分かれてしまうことを心配する声が上がっていました。
具体的な代替案を立てるべき、という意見が多く寄せられています。

そのほか回答は……

禁止にすることで価値観の多様化が難しくなるのでは、といった懸念もあります。
一方で、参加が可能になると、嘘をつく人も出てくるのでは、という意見もあるようです。

性別に関係なく、利用できる場所は増えるべき?


次に、「オールジェンダートイレなど性別に関係なく、利用できる場所は増えるべきだと思いますか?」と訊ねたときに、「はい」と答えた方は全体の68%と、最も多い結果となりました。

なお、「いいえ」と答えた方は20%、「そのほか」と答えた方は12%です。

数多く寄せられていた意見は、次のとおりです。

増えることを望むものの……

オールジェンダートイレなど、性に関係なく利用できる場所を作ることに賛成する一方で、男性用・女性用も残すべきだという意見が多く寄せられていました。
ただし、新しく場所を作るとなるとコストも必要になってくるでしょう。

手探り状態が続く現代

トランスジェンダー選手の女子種目出場が禁止になったことに対して、多種多様な意見が寄せられていました。

スポーツ以外にも、公共施設や企業など、性的マイノリティに対してまだ手探りの状態である現代社会。

ジェンダーについて、スポーツ業界では議論の余地がまだまだあることを思い知らされる結果に。
皆さんはこの結果を、どう感じましたか?


調査主体:MOREDOOR編集部
調査方法:クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」によるインターネット上のアンケート調査
調査期間:2023年4月18日
有効回答数:50名の男女
(MOREDOOR編集部)