「ピルのやめどき、決まっている?」読者の回答は…「子どもが欲しくなったらやめる」「PMS緩和のために続けたい」

「ピルのやめどき、決まっている?」読者の回答は…「子どもが欲しくなったらやめる」「PMS緩和のために続けたい」

生理痛やPMS症状の緩和など、さまざまなメリットが期待できるピル。
一方で、血栓症のリスクが高くなったり、毎月費用がかかったりするので、服用の継続を悩む方も多いでしょう。

そこで今回は、「ピルのやめどき」について、インターネット調査を実施。
「ピルのやめどきに対する悩み」について、読者の意見を紹介します。

監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。

ひなたクリニック

ピルのやめ時は決めてる?


まず、ピルを服用している方に「ピルのやめどきは自分のなかで決まっていますか?」と尋ねたときに、「決まっている」と答えた方は全体の56%と、最も多い結果となりました。

なお、「決まっていない」と答えた方は44%です。

それでは、それぞれの回答者さんが「やめどきを決めている・決めていない理由」と、「ピルのやめどきに対する悩み」についてご紹介します!

「決まっている」と回答した方は……

「やめどきは決まっている」と答えた方のなかでも、「妊活をはじめるタイミングでやめる」といった意見がもっとも多く寄せられていました。
なかには、いつも服用するのではなく、生理のタイミングをずらしたいときにだけピルを使用している方もいるようです。

「決まっていない」と回答した方は……

「やめどきが決まっていない」と答えた方の多くが「妊娠の希望がないため」と回答していました。
ピルの服用で生理痛やPMSが緩和するため、やめどきがわからない方は多いようです。

ピルのやめどきについて悩みは?

妊娠や生理痛、血栓症など、さまざまな悩みが寄せられていました。
自己判断でピルをやめてもよいものか、悩んでしまう方も多いようです。

監修:ひなたクリニック院長、三橋先生

妊活のタイミングでピルを中止することは多いです。
もともと月経が順調な人でも、元の状態に戻るには3か月程度と考えられています。
そのため、ぎりぎりまで服用希望の場合は3か月前、余裕を持ちたいのであれば、6か月前に中止することをお勧めいたします。

また、PMSや、月経痛などに対して漢方薬などがあります。
もちろん妊娠には影響がないため、主治医に相談してみてください。

ピルのやめどきに迷うなら……

心強い味方としてピルを活用しているからこそ、やめどきに悩む方も少なくありません。

やめどきに悩んでいるなら、信頼できる医師に納得がいくまで相談して、不安を解消すると良いかもしれませんね。


※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
調査主体:MOREDOOR編集部
調査方法:クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」によるインターネット上のアンケート調査
調査期間:2023年04月17日
有効回答数:50名の女性
(MOREDOOR編集部)

三橋裕一

三橋裕一

ひなたクリニック院長

1964年生まれ。医師になり28年目。

福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。

趣味はお酒とバイクジムカーナ。

利き酒師やフードマイスターの資格も保有。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。