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今回は、議員連盟の皆さんによる「なぜ現状の神宮外苑再開発事業を止めるべきなのか」についての、日本外国人特派員協会による会見内容をお届けします。
神宮外苑の再開発問題
古くから市民・国民に愛され親しまれてきた神宮外苑が、今再開発事業を進めています。しかし、この再開発に伴うさまざまな問題については賛否両論があり、議員連盟は文部科学大臣や東京都に対し申し入れを行っています。
歴史的樹木たちが伐採されてしまう……
議員連盟の阿部知子議員らは、「この神宮外苑再開発の最大の犠牲者は、大正から年輪を刻んできた歴史的樹木たちである」と訴えています。
現在の再開発案では、ラグビー場を移転するためにたくさんの樹木たちを伐採する予定です。
それに対し議連は、ラグビー場を今ある場所で再建し、伐採する樹木はたったの2本で済む代替案を出しています。
都市計画公園制度の乱用
神宮外苑のような都市計画公園の再開発には、景観の面から高いビルを建ててはいけないなどの、さまざまな決まりがあります。しかし今回の再開発では、現状再開発する必要のない一部の公園区域を都市計画公園区域から外し、本来建てられないはずのオフィスビルを建てようとしています。
今後も市民に愛され続ける神宮外苑へ
神宮開園再開発事業の大きな争点は、「今ある素晴らしい神宮外苑という場所をどのように育てていくか」という公園のグランドデザインについてです。どんな施設を建て、あるいは建てずに、どのように緑を守り、残し、育てていくのか。今後の事業の進展に注目ですね。
出典：日本外国人特派員協会オフィシャルサイトFCCJchannel
※日本外国人特派員協会様の許可を頂いた上で会見内容を記事化しております。
※記事内容に関して日本外国人特派員協会様は一切関与しておりません。お問い合わせは弊社までお願い致します。