韓国のリアルな「ナプキンCM」が話題 ”ハッピーな生理”はただの幻想

fumumu

生理中の女性(Marcos Calvo/Getty Images Plus/写真はイメージです)
「多い日でも大丈夫!」「嬉しいこといっぱい」等、ポジティブなワードが飛び交う日本の生理用ナプキンCM。

現実の生理は重く苦しいものだという方も多い中、「明るい音楽と幸せで快適そうな女性タレント」という構図が多く採用されている現実に違和感を持つ女性が増加しています。

そんな中、現在注目されているのが韓国の生理ナプキンCM。他国では一体どのような表現で女性の必需品とも言える商品をアピールしているのでしょうか。

■生理中に輝ける人は稀


映像は「”その日”でも自信を持って白い服を着てください」というフレーズからはじまります。

続いて「”その日”でも止まらないでください、心配しないで眠ってください、仕事に集中してください”その日”でも私たちは輝かなければならないから…」というオーソドックスなキャッチフレーズが流れ、美しい女性が日々奮闘する姿が描かれます。

ここまではいつもの「女性は生理でも頑張らなきゃ!」という押し付けをこれでもかという程詰め込んだいつものナプキンCM。

しかし、その後は映像をパソコンで見ている女性が「その日? その日ってなによ」と怒りを露わにする場面に一転。

「痛くて神経がとがる 何を着ても不安になる全く爽やかなんかじゃない 何もしたくない それが生理よ」と生理中の”苦しみ”に焦点を当て、女性にとってはノンフィクションである現実を突きつけます。


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■生理休暇はとりたい


そして最も注目したいのは、生理痛による「休暇申請書」を出す女性のシーン。特に台詞がある訳ではありませんが、机にたたきつけられた申請書と女性が魅せた苦悶の表情は「休まなければならない程痛い人も確実に存在する」という無言のメッセージが訴えられています。

そして、「何もしなくても大丈夫、それもまたあなたの選択。Do something or Do nothing(何をしてもいいし、何もしなくてもいい)」とナレーションが読まれた後に製品の映像がチラリと映り、CMは終了します。

■ハッピーCMはもうやめよう


アジア各国では、少し前まで日本と同じく「この製品を使えば生理中でもハッピー! スイーツ食べちゃお! 白い服着ちゃお!」といった、まるで生理が楽しい事であるかのように伝わるCMが横行していました。

ほとんどの女性が何かしらの不便を強いられ、中には起き上がれない程の苦しみを感じる程のものであるにも関わらず、です。

実際はスイーツを食べるどころか何も喉を通らない、またはドカ食いで後悔することもあります。オムツのように頑丈なナプキンを付けていたって、白い服は怖くて着れません。吐き気を催す程の痛みで苦しむ中、「ハッピー!」と笑顔を浮かべる女性タレントを見たって「こちとら全然ハッピーじゃねえわ」と怒りすら覚える日もあるでしょう。

こんな些細なことでもイラつくのが「生理」なのです。

■「無理をしない」選択権をください


そんな女性の声もあってか、最近は上記で紹介したようなCMがアジア諸国で増えている様子。

本動画も女性を中心に大きな話題を呼んでおり、SNSには「日本でも放送してほしい」「日本のCMは、生理用品自体の性能とか安心感ばっかりをアピールしていて、生理痛の辛さとか実情を発信していない」「しんどい時辛い時に『無理をしない』選択ができる社会になっていけたらいいな」といったコメントが寄せられています。

先日花王が「生理は個性」というキャッチフレーズの元に企画した「kosei-fulプロジェクト」に「生理は個性ではない」と批判が殺到する事案から、日本の生理に対する意識がまだまだ低いままだということが明るみになりました。

シンプルに「生理は痛い、苦しい、痛みが無い人でも面倒、とにかく全くハッピーではない」ことを、企業や広告代理店の皆さんは理解すべきではないでしょうか。今後、日本でもこの様なCMが放映されることを切に願います。

★話題の韓国のCMはコチラ

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(文/fumumu編集部・AKO)

当記事はfumumuの提供記事です。

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