『24時間テレビ』の「募金ラン」に価値はあった? 『スッキリ!』で杉山愛が「日本は遅れてる」

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 週末に毎年恒例の『24時間テレビ43』(日本テレビ系)が放送された。例年、人同士のつながりを前面に押し出す同番組だが、コロナ禍のなかでひねり出された企画は、視聴者になんとも奇妙なものに映ったようだ。

もっとも賛否が分かれたのは「チャリティーマラソン」。これは、1周5キロの私有地を、シドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの“Qちゃん”こと高橋尚子を筆頭に、女優の土屋太鳳や、吉田沙保里など4人のアスリートが参加する“チームQ”が延々と走り、1周ごとに10万円を高橋のポケットマネーから募金するというもの。高橋自らが持ち込んだ企画だそうだが、実際に番組を見た視聴者のネット上の反応は称賛半分、疑問半分といったところだ。

<走れば走るほど募金するシステム、おかしいと思わないのかなぁ>
<これ見たい人ってどんな人? 別の人が募金するなら分かるけど>
<高橋尚子は悪さでもしたのか? 暑い中走らされて、更に金も取られるなんて可哀想>

しかし、翌日24日放送の『スッキリ!』(日本テレビ系)では、そんな世間の反応を知ってか、コメンテーターとして出演している元プロテニスプレーヤーの杉山愛氏がこう反論した。

<(大勢が参加する大会では)エントリーフィーがチャリティーに寄付されることもあるし、スポンサーさんが出すこともある。テニスなんかでも、チャリティーマッチが開催されるときには、プレーヤーが無償でプレーすることによってお客さんから寄付をもらうし、さらにプレーした選手が百万円、一千万円っていう額を寄付することもあるので、海外では本当にスタンダード。日本では遅れてる部分もあるかもしれない>

番組内では、イギリスのロンドンマラソンなど海外ではこうした募金は一般的であることが説明され、視聴者からは「納得した」という意見もあったが、“遅れている”という言い方には若干の違和感を覚える人もいたようだ。

しかし、こんな変わり種も、ある意味ではいい挑戦なのかもしれない。同じくコメンテーターの読売新聞特別編集長・橋本五郎氏は<今までの24時間マラソンは、悲壮感というか、孤独に耐えるという感じが非常に強かった。それで感動もするけど、(今回の募金ランは)明るさ、楽しさがなんともいいですね>と、話していた。

『24時間テレビ』の演出は一部で“感動ポルノ”などと揶揄され、食傷ぎみであることは否めず、これは毎年のように掘り返される話題だ。そういう意味では、本人たちが、本人たちの意思で楽しく走り寄付になるチャリティーマラソンは、一定の価値があったのかもしれない。

番組曰く「史上初の募金ラン」だ。番組で取り上げたことが、自らの意思で人のために動くというチャリティー文化の浸透につながれば、それはきっと悪いことではないだろう。

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