『フジロック』ライブ特番いよいよ今夜から配信開始! 見逃せない名シーンの数々をあなたはどう観る?

SPICE


8月21日(金)、今夜20時から始まる音楽ファン必見の特別ライブ番組『FUJI ROCK FESTIVAL'20 LIVE ON YOUTUBE』。もうYouTubeのフジロック公式チャンネルには登録しましたか? 今夜(8月21日[金]20時)から3日連続で配信されるこの番組では、1997年から昨年までの23年間に及ぶ『FUJI ROCK FESTIVAL』(以下、『フジロック』)の歴史から選ばれた貴重なライブ映像に加え、この番組のために撮り下ろされたサンボマスターのライブ映像『フジロック イズ ノットデッド』や今年の苗場で初のヘッドライナーを飾るはずだった電気グルーヴの新曲「Set you Free」のMVが初公開されます。


この配信に伴い、フジロック公式SNSでは数日前から“誰の、何年の、どのステージでのパフォーマンスを配信”という視聴者にとって最も気になる内容がいくつか明かされました。このコラムではそれらの情報を集約した“フジロック伝説を語る上では外せないライブ映像”をご紹介するとともに、初年度から参加している筆者の記憶と勘を頼りに“あの年のあのステージ映像が配信されたらいいな”という希望的観測も交えた見どころやチェックポイントを勝手に予想! まずは番組の構成に注目しましょう。

■鍵を握るのは「8つ」のコーナー


発表されている配信スケジュールを見ると、番組は8つのコーナーに分けて構成されていることが分かります。それらを細かく見ていきますと、「SELECTED JAPANESE PERFORMANCES/SELECTED INTERNATIONAL PERFORMANCES」では厳選された日本人アーティスト/海外アーティストの過去のライブ映像、「SELECTED HEADLINER PERFORMANCES」ではヘッドライナーを飾ったアーティストのライブ映像、そして「FUJI ROCK LEGENDS」ではフジロック・レジェンドに位置づけられたアーティストによる伝説のパフォーマンスが取り上げられる模様です。

また、「FROM ROOKIE A GO-GO」では新人の登竜門的ステージ・ROOKIE A GO-GO出演を経たアーティストのメインステージでのライブ映像が配信される他、「ROOKIE A GO-GO 2020 LIVE」では今年ROOKIE A GO-GOに出演する予定だった6組の撮り下ろしライブ映像、そしてサンボマスターによる撮り下ろし「LIVE」と電気グルーヴの新作MVが初公開となる「MUSIC VIDEO」にカテゴライズされています。

サンボマスター
サンボマスター

電気グルーヴ
電気グルーヴ

例年250組を超える出演アーティストによって繰り広げられるライブパフォーマンスが凝縮された、いわば『フジロック』のダイジェスト版。配信トータル時間は驚きの12時間! さて、どのアーティストのライブ映像が見られるのでしょうか。まずは初日から!


<FUJI ROCK FESTIVAL'20 LIVE ON YOUTUBE>


■DAY1の見どころ
8月21日(金)20:00~(約3時間)
(※リピート配信は、8月22日(土)9:00開始)
Foo Fighters 撮影=Yasuyuki kasagi(2015年)
Foo Fighters 撮影=Yasuyuki kasagi(2015年)

Hi-STANDARD、MAN WITH A MISSION、銀杏BOYZ、cero、PUNPEE、TENDRE、T字路sなどの日本勢が幕開けするDAY1。トップバッターが誰なのか気になりますね。この日、とりわけ外せないのは…

要チェック!《22:20頃~》
BLANKEY JET CITY/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

2000年といえば、BLANKEY JET CITYとTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの日本発の両バンドが初めて『フジロック』のメインステージであるグリーンステージのヘッドラーナーを飾った重要な年。特にBLANKEY JET CITYは横浜アリーナでのラストダンスの後の最後のライブとなりバンドの歴史を終えました。リアルタイムで見たことのないブランキーファンも当時苗場で涙していた貴方も見逃せません。ミッシェルの1998年の豊洲のあの映像も見たい!

要チェック!《22:20頃~》Foo Fighters

Foo Fighters  撮影=Yasuyuki Kasagi(2015年)
Foo Fighters  撮影=Yasuyuki Kasagi(2015年)

2012年に予定されていたジャパンツアーがキャンセルとなり、気が遠くなるほど来日してくれなかったFoo Fightersがようやく日本に、そして苗場に帰ってきた2015年の映像が配信されます。この日、デイヴ・グロールは長年待ちに待ったファンの前にバンドロゴをあしらったゴージャスな玉座に座り、ギターを抱え、足には大きなギブスをして登場。大いにオーディエンスを盛り上げたレアな映像です。この日販売された骨折Tシャツを筆者も大切に保管していますが、引っ張り出す時がきたようです。

要チェック!《22:20頃~》The Stone Roses

2011年にオリジナルメンバーで再結成したThe Stone Roses。その翌年のまさかの来日、しかも『フジロック』のヘッドラーナーというこれ以上にない舞台での熱狂したライブが配信されます。再び終焉してしまったイギリスが生んだロックの至宝、ローゼズ。二度と見られないかもしれない彼らの貴重な映像を拝みましょう。

いずれも「SELECTED HEADLINER PERFORMANCES」からのご紹介でした。その他、くるり、平井 大、THA BLUE HERB、Cornelius、YUKI、THE BAWDIES、Suchmos、Yogee New Wavesらの名が連なりますが、Superflyは2010年にグリーンのトップバッターを飾った際の映像を希望。そして海外アーティストは、Dirty ProjectorsやJack White、JET、Ásgeir、Lewis Capaldi、Parquet Courts、The Lumineersなどが登場。Travisは「Why Does It Always Rain On Me?」で雨を降らせた2008年のミラクル映像を切望します。

■DAY2の見どころ
8月22日(土)18:00~(約5時間)
(※リピート配信は、8月23日(日)7:00開始)
平沢進+会人(EJIN) 撮影=SPICE(2019年)
平沢進+会人(EJIN) 撮影=SPICE(2019年)

2日目は、ONE OK ROCK、RADWIMPS、サニーデイ・サービス、clammbon、OMA & The Jungle Rhythm Sectionに加え、1年前にレッドマーキーで度肝を抜かれた平沢進+会人(EJIN)や灼熱のグリーンステージで勇気をくれた2018年のeastern youthは必ず見たいところ。そしてこの日に外せないのは…

要チェック!《21:50頃~》忌野清志郎

FUJI ROCK LEGENDSと位置づけられたのは今は亡きThe ClashのJoe Strummerと日本が生んだ偉大なるミュージシャンの忌野清志郎さんです。今回の配信では2005年の映像が中心となるとのこと。KING OF FUJI ROCKという名の通り、『フジロック』に点在するいくつものステージを駆け巡っては曲にのせたメッセージと愛を投げかけ、後世に多大な影響を与えたロックンローラーの勇姿をしかと目に焼き付けましょう。

要チェック!《22:20頃~》SIA
SIA 撮影=Masanori Naruse(2019年)
SIA 撮影=Masanori Naruse(2019年)

『フジロック』史上最も雨が激しく降った2019年、その時ステージに降臨したのはSIAでした。これが彼女の初来日であり、初の日本公演でしたが、異常とも言える豪雨の中で披露されたパフォーマンスはとても神秘的で、初めて目にしたSIA独自の世界観に圧倒された人も多かったことでしょう。当時、リアルタイムでもYouTube配信されていたので視聴した人も多いかもしれませんが、あの雨に耐え抜いて最後までライブを観た人も観られなかった人も再度観ておくべき映像です。
SIA 撮影=Masanori Naruse(2019年)
SIA 撮影=Masanori Naruse(2019年)

要チェック!《22:20頃~》The Chemical Brothers
The Chemical Brothers(2019年) Masanori Naruse
The Chemical Brothers(2019年) Masanori Naruse

2019年に久しぶりに『フジロック』へ帰ってきたThe Chemical Brothers。「これぞ安定、これぞケミカル」とでもいいましょうか、8年のブランクなどものともせず、アップデートされた彼らのサウンドはEDMが深く浸透した時代にも苗場の山で数万人の体を気持ちよく揺らしていました。いつの時代にもぶれずに色褪せることなく進化し続けている彼らのどの時代の映像が配信されるか楽しみですね。
The Chemical Brothers 撮影=Masanori Naruse(2019年)
The Chemical Brothers 撮影=Masanori Naruse(2019年)
ユニコーン 撮影=風間大洋(2018年)
ユニコーン 撮影=風間大洋(2018年)
King Gnu 撮影=SPICE(2018年)
King Gnu 撮影=SPICE(2018年)

その他の配信予定アーティストには、井上陽水、ザ・ルースターズ、ユニコーン、King Gnu、椎名林檎、DYGL、toconoma、never young beach、D.A.N.、MONO NO AWARE、思い出野郎Aチーム、サンボマスター、電気グルーヴなど邦楽勢が盛りだくさん。海外勢からは、Ed Sheeran、Anderson .Paak & The Free Nationals、Greensky Bluegrass、HAIM、Khruangbin、MAJOR LAZER、Primal Scream、Rhye、Superorganism、Them Crooked Vultures、American Football、G. Love & Special Sauce、Kamasi Washington、LCD Soundsystem、Mac DeMarco、Of Monsters and Men、One Day As A Lion、VAUDOU GAME、Wilco、MARTIN GARRIX、BECK、Radiohead…並べただけで豪華すぎてこれを無料で見られるのかと思うと失神しそうです。

■DAY3の見どころ
8月23日(日)18:00~(約4時間)
(※リピート配信は、8月24日(月)7:00開始)
The Cure  撮影=Taio konishi(2019年)
The Cure  撮影=Taio konishi(2019年)

さあ、最終日です。3日目20:40頃からはサンボマスターの撮り下ろしライブ配信があります。『フジロック イズ ノットデッド』というライブタイトルからも期待が高まりますね。そして! この日の要チェックアーティストは…

要チェック!《21:00頃~》Oasis

ブリットポップを代表するイギリスの誇るロックバンド、Oasis。2001年のライブも最高でしたが、今回の配信では日本における最後のライブとなった2009年のパフォーマンスが披露されます。再結成を望む声が絶えず、多くのファンがその動向を今も見守っていますが、この日はギャラガー兄弟が揃ってステージに立つ姿を皆で堪能しましょう。

要チェック!《21:00頃~》Red Hot Chili Peppers
Red Hot Chili Peppers 撮影=風間大洋(2016年)
Red Hot Chili Peppers 撮影=風間大洋(2016年)

嵐の天神山でフェスが産声をあげた時も、20周年を迎えた時も、『フジロック』の節目で音を鳴らしていたのがRed Hot Chili Peppersでした。天神山では片方の腕を骨折していてギブス姿で登場したアンソニー。降り止まない雨風のせいかステージが崩壊してライブも中止となり、いろんな意味で伝説となりました。そんな『フジロック』と深い関わりを持つレッチリのいつの時代のライブ映像が配信されるかは見てのお楽しみです。

要チェック!《21:00頃~》The Cure
The Cure  撮影=Taio konishi(2019年)
The Cure  撮影=Taio konishi(2019年)

2013年の出演時、「これは永久に続くのだろうか?」と観る者を驚かせた3時間に及んだ壮絶なパフォーマンスが伝説として語られるイギリスを代表するロック界のレジェンド、The Cure。バンドを率いる鬼才ロバート・スミスは流れゆく時代の中でも独自のロマンティシズムを貫き、結成から40年以上が経った今も数多くのアーティストに影響を与え続けています。必見です。
要チェック!《20:00頃~》Joe Strummer
清志郎さんと並び、『フジロック』の象徴とされているジョー・ストラマー。彼が活躍した伝説のパンクバンド、ザ・クラッシュから影響を受けたと公言するミュージシャンは数えきれないほど存在しています。初年から参加し、『フジロック』をこよなく愛していたというジョーの貴重な映像、どうかお見逃しのないように!
ASIAN KUNG-FU GENERATION 撮影=風間大洋(2019年)
ASIAN KUNG-FU GENERATION 撮影=風間大洋(2019年)

18時からは2017年に初出演したCoccoや茜色の空を背景にジャパニーズ・バンドの底力を魅せに魅せた2018年のエレファントカシマシ、20時台にはROOKIE A GO-GOからグリーンステージへ駆け上がったASIAN KUNG-FU GENERATIONも見逃せません。その他、日本勢からは、EGO-WRAPPIN'、MISIA、折坂悠太、toe、BRAHMAN、ELLEGARDEN、THE HIGH-LOWS、jizue、サカナクション、渋さ知らズオーケストラ、Yellow Magic Orchestra、Tempalay、突然少年が登場、海外からは、CHVRCHES、deadmau5、FKA twigs、Gary Clark Jr.、JAMES BLAKE、Thundercat、Vince Staples、Wilko Johnson、The xxの映像が配信される予定です。

どれもピックアップしたくなる難しい選択でしたが、気になるものは見つかりましたか? もしも見逃してしまったり、夜は仕事や学業で見られない場合でも、翌日早朝からリピート配信があるので慌てずに早起きをして視聴してください。そして『フジロック』は、この特別ライブ番組配信期間中にYouTubeのスーパーチャット機能(投げ銭)を使った寄付を募り、一部手数料を引いた全額を「Music Cross Aid」及び「国境なき医師団」へ寄付することを発表しています。日本のみならず、世界中の素晴らしい音楽と自分を繫いでくれる『フジロック』への感謝やリスペクトする気持ちが助け合いへと変わるこの試みに、あなたも参加してみませんか?

さあ、配信まで残り時間はわずかです。フェスで愛用しているアウトドアのチェアをお部屋にセッティングしたり、お気に入りのフェスTシャツや苗場を感じるフェスごはんを準備して、お家での配信視聴をより一層盛り上げましょう! フェスごはんのテイクアウトや取り寄せ、自作もできるフジロックごはん大特集(https://spice.eplus.jp/articles/274312)も併せてご覧ください。

文=早乙女‘dorami’ゆうこ


当記事はSPICEの提供記事です。

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