独占欲の強い女友達が結婚に反対し自殺未遂…これまで親友すべてと関係破綻した女性

女子SPA!

 人生において、家族や恋愛と同様に大切なものである「友人」の存在。しかしながら、女同士の友情は時に重い枷(かせ)となってしまうこともあるようです。

今年で四十路となった高橋淑子さん(仮名)は、これまでの人生で「親友」という言葉に振り回され続けてきたと言います。一体、彼女はどんな友人関係をこれまで築いてきたのでしょうか。

◆学生時代はベッタリだった年上の親友だけど

「これまで、私には3人の『親友』と呼べるような親密な友人がいました。けれど今現在は、どの子とも一切の連絡を経っています。正直言って、同性の親友なんてものにはもうコリゴリなんですよね」

高橋さんに初めての親友ができたのは、大学生の時だったといいます。相手は入学当日に仲良くなった武田さん(仮名)。2浪していたので、年齢は2つ年上だったとか。

受験のために勉強ばかりしていて世間知らずだった高橋さんからみると、アルバイトをしながら受験のお金を貯めたり、一人暮らしで自活をしていた武田さんをお姉さんのように思っていたそうです。

「大学の4年間はずっと彼女とべったりの状態で過ごしました。関係性がちょっと変わってきたのは、彼女が就職活動に失敗したあたり。私は無事に内定をもらっていて新卒で働き始めたのですが、彼女は親から仕送りをもらいながら短期のアルバイトをして、正社員の仕事を探していました」

しかし、武田さんは職を見つけることはできず。当時彼女が婚約をしていた男性と結婚して主婦になる道を選ぶことになりました。

◆友人の恋愛トラブルに巻き込まれた

「でも、彼女は本当は自分ひとりで生きていけるカッコイイ女性に憧れていたんだと思います。幸せいっぱいのはずだったのに、いつの間にか2ちゃんねるにハマって、そこでの匿名の書き込みに対し『これを書いた人が運命の相手』などと妄言するようになったのです」

武田さんは実際はいるかも分からないネット上の人物と恋に落ちたことを婚約者に告白。いぶかしがる婚約者に「淑子は全てをわかってくれている」と発言したことで婚約者が激怒。

高橋さんが彼女に男をあてがったと曲解し、高橋さんを恨んで毎晩電話してきたり家に押しかけたりしてくるようなストーカーと化してしまったとか。

「彼女も彼女で『掲示板の彼とは会うことはできないけど心が繋がってる。実は彼はあの有名歌手の〇〇だ』などと言い出しました。もう付き合いきれなくて、携帯を解約し引っ越しもしました。彼女ともその婚約者ともそのままカットアウト。今何してるのかは全くわかりません」

結局高橋さんは、親友と切れることで結果的に大学時代の思い出すべてを捨てることになりました。しかしその直後、高橋さんにとって2人目の親友となる女性が現れます。

◆次の親友は嫉妬がひどく、結婚に反対し自殺未遂まで

「もともと学生時代からの趣味仲間だった鈴木さん(仮名)です。武田さんのことを相談しているうちに、いつの間にか彼女が親友の立ち位置になりました。

趣味仲間の中でも私と彼女はリーダー的な立ち位置で、いろんなイベントを企画して一緒に楽しんでいたんです。ただ、徐々に私への執着が酷くなってきて……。他の友達と遊んでたり彼氏とデートしてることをSNSにアップするとジェラシーから罵詈雑言を浴びせるようになったのです」

そしてその行動は高橋さんが結婚することを告げたことでさらにエスカレート。SNSで高橋さんの悪口を知人に広めるようになりました。最終的には「淑子、結婚しないで」と自殺未遂をするまでに発展して大問題に。鈴木さんは関西の実家に引き取られ、その後姿を現すことはなくなったそうです。

「彼女は親友というよりも、恋人のような感覚で私に接していたんだと思います。彼女の方にも普通に男性の恋人はいたはずなんですがね……」

その後、無事に結婚をした高橋さんはそのタイミングで転職。WEBサイトの制作会社の事務員として働き始めました。そこで出会ったのが3人目の親友となる女性、山上さん(仮名)です。

◆喧嘩の仲裁に入ったら「味方じゃないの?」と激怒

「彼女は男性の多い職場の中で、唯一の同年代の女性でした。私は事務でしたが、彼女は制作に携わっているディレクター。部署は違うものの、妙に気が合ってしょっちゅう飲みに行くような関係性になりました」

彼氏のいない山上さんが時おり高橋さんに合コンの頭数メンバーとしての参加をお願いしてきたそう。高橋さんは何度か山上さんに付き合って、男性のいる飲みの場に足を運んだそうです。

「でもある日、彼女が飲み会にいた別の女の子と大喧嘩を始めたんですよ。私は仲裁に入ったのですが、それが彼女の逆鱗に触れたみたいで『あんたは私の味方じゃないの?!味方にならないなら、一緒に合コン行って浮気したこと、旦那とか会社にもに全部バラしてやる!』って脅されたんです」

高橋さんは、合コンの件は夫にも了承を得ていたし相手の男性たちとも連絡先すら交換してなかったそう。それを歪曲した上に脅迫の材料に使うとは……と高橋さんは恐ろしくなり、山上さんと個人的な付き合いをするのは止めたそうです。

「今も同じ会社で勤めてはいますが、仕事のこと以外は一切口をききません。あれが彼女の本性なんだと思うと、親友どころか友人としても無理ですよね」

◆親友と関係破綻のジンクスができてしまった

高橋さんがかつての親友たちとの関係が破綻するのは、不思議と決まったジンクスがあるそうです。それはSNSで「私と彼女は掛け替えのない親友です」などと、書き込みをした直後。その時は生涯の親友と信じて疑わないような距離感だったのに、その言葉を投稿した途端に彼女たちはおかしくなっていくのだとか。

「そこに因果があるのかはわかりません。でも、今はもう二度と親友なんてものは作らないと心に決めています。今は夫がまるで親友のような立ち位置で私に寄り添ってくれてるんですよね。夫・兼親友のことは生涯大事にしたいと思います」

女の親友を手放したことで、夫との絆が深まったと笑顔で話してくれた高橋さん。しかしあの親友ジンクスが発動するかもしれないので、その想いはSNSに投稿しない方が得策だと思います。

―私が「手放して」よかったもの―

<文/もちづき千代子 イラスト/ただりえこ>

【もちづき千代子】

フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。

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