ジャニーズの根深い「怨み」が…香取慎吾たちが今も「テレビに出られない」事情

wezzy

2020/8/7 07:30


 香取慎吾SMAPを解散し、ジャニーズ事務所を退所してから「本当にこんなにテレビ出れないんだなって」と痛感したと発言したことが、話題を呼んでいる。

それは香取慎吾、稲垣吾郎草なぎ剛の冠番組『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)8月2日放送回でのことだ。ゲストの中山秀征から「新しい地図になって良かったことと悪かったこと」について質問を投げかけられた香取慎吾は、「SNSを始めたことなどにより主体性をもった芸能活動ができるようになった」と“良い面”を挙げたあと、おもむろにこう発言した。

<3年ぐらい経つんですけど、本当にこんなにテレビ出れないんだなって>

突然の“ジャニーズタブー”を示唆する香取の言葉に、中山の表情は露骨に凍る。しかし、香取は発言を止めることなく、このように続けた。

<最近、ステイホームとかでいろいろ見るじゃないですか。改めて『あれ? 本当にテレビ出れなくなった』みたいなのはちょっと感じる>

新しい地図の側から、出演依頼を断っているわけではない。香取は<呼んでいただければ本当に行きたいですし>と語り、オファーそのものがなくなっているのだと明かした。
地上波テレビから姿を消した元SMAPの3人
 ジャニーズ退所後、香取、稲垣、草なぎの3人は徐々にテレビの居場所を失っていった。レギュラー番組は次々と終了。稲垣の『ゴロウ・デラックス』(TBS系)が2019年3月に終了して以降、ジャニーズ時代から出演していた地上波におけるレギュラー番組はすべて消滅した。

この背景に、3人の番組起用を妨げることを目的とした「ジャニーズ事務所によるテレビ局への圧力」があるのではないかとの疑念は尽きない。2019年7月には公正取引委員会が独占禁止法違反につながるおそれがあるとして、ジャニーズ事務所に注意を行っている。

ジャニーズ事務所を辞めたタレントであっても、友好的な辞め方であれば、テレビ出演がぱったりとなくなりはしない。

たとえば、同じ元SMAPの中居正広は2020年3月に退所した後もレギュラー番組を継続し、これまでと変わらずテレビでの司会を続けている。

また、病気療養のため活動休止した後、2018年9月に退所した今井翼も、今年1月には松竹エンタテインメントに所属してテレビ復帰。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』に出演し、8月から放送の連続ドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』(日本テレビ系)にもキャスティングされている。

しかし新しい地図の3人は、事情が違う。現・ジャニーズ事務所代表取締役会長のメリー喜多川氏、およびメリー氏の娘で現・ジャニーズ事務所代表取締役社長の藤島ジュリー景子氏と対立した飯島三智マネージャーを慕い、ジャニーズ事務所と泥沼の脱退劇を繰り広げたうえ独立したという経緯があるからだ。

確執が決定的に表面化したのは、「週刊文春」(文藝春秋)が掲載したメリー氏の独占インタビューで、メリー氏は飯島氏を呼び出し、「娘と対立するなら、事務所から出て行ってもらう」「SMAPは踊れない。ジャニーズのトップアイドルではない」と激しく一喝。その翌年、SMAPの解散騒動が勃発した。

解散を報じられた当初、SMAPは冠番組で「解散はしない」「お騒がせして申し訳なかった」と謝罪。この謝罪劇自体、視聴者ではなくジャニーズ上層部へ頭を下げているようにしか見えないとして波紋を呼んだ。要するに、先に事務所をさった飯島氏とともにSMAPが独立しようとしたため、ジャニーズ側は激怒し謝らせたというわけだ。

結局、その年の夏にSMAPは解散を発表した。翌年9月に香取・稲垣・草なぎが退所すると、一般視聴者が見ても明らかに不自然なほど彼らの番組出演は激減。特に役者としてテレビドラマに出ることは全くなくなった。ジャニーズ側がいかに彼らを「裏切り者」として扱い、根深い怨みを抱えているかがわかる。
草なぎ剛の大河決定に「ガッツポーズした」
 しかしである。2019年7月に創業者であり多くのタレント・スタッフの精神的支柱であったジャニー喜多川氏が逝去。滝沢秀明氏が副社長に就任するなど、ジャニーズ事務所の体制は変わりつつある。

2019年の年末から翌年の年始にかけて、3人は『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!大晦日スペシャル「絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」』(日本テレビ系)や、『出川哲朗の充電させてもらえませんか?新春パワスポ初詣3時間スペシャル』(テレビ東京系)といった人気バラエティの特番にゲスト出演した。

また、まだNHK限定ではあるものの、俳優としても徐々に露出が増えている。稲垣吾郎は連続テレビ小説『スカーレット』(NHK)に出演。草なぎ剛は2021年放送予定のNHK大河ドラマ『青天を衝け』で重要な役どころに抜擢された。

草なぎの大河ドラマ出演は香取慎吾にとっても本当に嬉しい出来事だったらしい。前述『7.2 新しい別の窓』では、草なぎのニュースを聞いた時のことをこう振り返っていた。

<この間(大河の話を)聞いて、『(力強いガッツポーズをしながら)やったね!!!』って。その時に『なんで俺はこんなガッツポーズをしてるんだ?』って>
<つよぽん大河ドラマはもう嬉しかったですよ>

渋沢栄一をテーマにした『青天を衝け』で草なぎは、渋沢を重用し生涯にわたって友好関係にあった徳川慶喜を演じる。ドラマにおいて重要な役どころになるのは間違いない。これを受けて草なぎも<テレビやった! 大河やった!!!>と語っていた。

2020年のいまとなっては「テレビに出演する」ということの価値は相対的に下がっている。新しい地図の3人もネットを中心に活躍の場を広げてきた。三谷幸喜が脚本・演出を務めるドラマ『誰かが、見ている』(Amazonプライム・ビデオ)で香取と稲垣が共演することも発表されている。

だがそれでも「テレビから干される」などという理不尽がまかり通るべきではないだろう。草なぎには視聴者に「やっぱり元SMAPの3人がいないとテレビは面白くない!」と思わせるような会心の演技を期待したい。

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