強度と匂いが不評のユニクロ紙袋、じつは知られざる進化を遂げていた

しらべぇ

2020/8/7 05:45




4日、ユニクロおよびGUを展開するファーストリテイリングは、9月より全店舗で紙袋の有料化を決定。

ユーザーの多くは同紙袋の品質に不安を抱えており、今回の発表を受けて難色を示す声も多数上がっていたが、じつは紙袋に変化が生じていることをご存知だろうか。

■紙袋への不安


ユニクロ、GUでは商品を包む袋を順次、プラスチック製から紙製に切り替えてきたが、ユーザーからは紙袋の品質を疑問視する声が多数上がっていた。ツイッター上では袋の強度や独特すぎる匂いに対する投稿が多く、今回の有料化を受けて「あの紙袋を有料化するのは勘弁して…」「有料にするなら紙袋の品質を上げるべき」といった声も確認できた。

しかし中には、「最近ユニクロの紙袋が臭くなくなった!」「あれ? ユニクロの紙袋ってこんなに無臭だったっけ?」というツイートも。今回、記者がファーストリテイリング広報に紙袋に関する取材を行なうと、知られざる事実が判明した。


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■じつは去年の秋から…


同社では昨年9月ごろから袋の素材を紙製に移行し始めるが、強度や匂いに関する不満の声はその頃から届いていた模様。こちらの問題点については同社も痛感しており、すぐ改善に踏み切ることに。

ユニクロ、GUでは再生紙から作られた紙袋を使用していたが、独特な匂いの原因は再生紙にあったよう。そこでファーストリテイリングでは今年春ごろから、紙袋の素材を再生紙でなく「FSC認証」(森林認証)を受けた紙に絞っていく。

かくして全国の店舗には強度が向上し、匂いの弱まったリニューアル版の紙袋が届くこととなった。

■でも、すぐには切り替えられない


しかしここでネックとなるのは、再生紙で作られた大量の紙袋である。そもそも同社では環境に配慮して紙袋の採用に踏み切ったわけだが、「強度が弱いから」「匂いが独特だから」といった理由で製作した紙袋を処分してしまっては本末転倒に。

そこで、「旧型の紙袋を使い切った店舗から新しい紙袋を使用していく」という方針を選択したようだ。もちろん袋の消費スピードは店舗によって差が生じるため、いまだに旧型を使用しているか新型を使用しているかは店舗次第。

■有料化のタイミングに合わせて…


ファーストリテイリングでは元々、ショッピングバッグ有料化を今年4月から実施する予定であったが、「紙袋の店舗への投入スケジュールに遅れが生じたため、開始時期を延期する」と発表していた。

しかし今回話を聞いてみると、正確には「FSC認証を受けた素材の、新型紙袋への移行が遅れている」ことが原因となっていたと判明。今では旧型の紙袋を消費する目処が立ち、9月から始まる有料化のタイミングでは、全店舗で新型の紙袋が展開される。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

当記事はしらべぇの提供記事です。

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