パイナップルは栄養も効能もたくさん!選び方や切り方までたっぷり紹介

E・レシピ

2020/8/6 11:00

身近なトロピカルフルーツとして人気のパイナップル。パイナップルがあると、食卓がはなやかに、南国風の楽しい雰囲気になりますよね。そんなパイナップルについてみなさんは、どのくらいご存じでしょうか? ここでは、パイナップルの歴史や、たっぷり含まれているパイナップルの栄養やその効能、また、今ひとつよく知られていないパイナップルの選び方や切り方まで、詳しくご紹介します。

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■パイナップルは栄養豊富なトロピカルフルーツ
年間を通じて、スーパーなどでもよく目にするトロピカルフルーツ、パイナップル。そんなパイナップルですが、栽培が可能であるのは熱帯地方だけです。一部の地域でしか栽培できないパイナップルは、どのようにして日本を含む世界中で愛されるフルーツになったのでしょうか。詳しくご紹介します。
・パイナップルの原産地や語源


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パイナップルの原産地は、ブラジルを中心とする南アメリカです。1000年以上も前に、ブラジルやアルゼンチン北部、パラナ川やパラグアイ川の流域地方の先住民により果実として栽培されたことが、パイナップルの始まりだと言われています。
パイナップルが、現在の主産地であるフィリピンやハワイ、台湾で栽培されるようになったのは、近代になってからです。19世紀末~20世紀初頭にかけて、缶詰の製造が行われるようになったため、大量生産されるようになりました。
パイナップルは、果実の形が松かさに似ていて、味がりんごのように甘いので、パイン(松の実)アップル(りんご)と呼ばれるようになりました。また、りんごは「価値のあるおいしい果実」を表し、リンゴそのものを指しているわけではないという説もあります。

・パイナップルが有名になったのはコロンブスのおかげ!?


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パイナップルが世界中に広まるきっかけとなったのは、コロンブスだと言われています。コロンブスは2回目の航海のときにパイナップルを発見し、カトリックの両王への贈り物として献上したところ、両王がその味を賞賛され、「王の果実」として、国王と権力の象徴となったそうです。
その後、パイナップルは、スペインやイギリス、オランダなどのヨーロッパに伝わり、アフリカやアジアの熱帯地方にまで、急速にほかの大陸に伝わったとされています。また、世界に広まると同時に、希少価値のあるパイナップルを作るため、温室の技術などが発達しました。
日本には、1845年、オランダ船により長崎にパイナップルがもたらされたとされています。日本でパイナップルの栽培が本格的に始まったのは1930年頃で、明治大正時代にはパイナップルではなく、英語を直訳して「松りんご」と呼ばれていた時期もありました。

・日本では暖かい沖縄で栽培


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パイナップルの栽培は、気温が温暖であることが絶対条件です。そのため、日本では温かい気候の沖縄でのみ栽培されています。1866年、石垣沖で座礁したオランダの漂流船からパイナップルの苗が漂着したことが、沖縄へのパイナップル伝来の最初とされています。その後、台湾からスムースカイエンという品種のパイナップルが導入されたことにより、本格的に沖縄でのパイナップル栽培が始まりました。

沖縄県内でも、パイナップルが栽培されている地域は、沖縄本島北部の「やんばる」とよばれる名護市以北の地域と、石垣島を中心とした八重山地区に限られています。その中でも、沖縄本島よりも平均温度が1℃程高い石垣島のパイナップルは、よりおいしいものが収穫されると言われています。
日本で流通しているほとんどのパイナップルは輸入物で、国産のパインはたった4%ほどだとなのだとか。そんな貴重な沖縄産パイナップル、ぜひ1度味わってみてはいかがでしょうか。

・パイナップルの品種は100種類以上


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南米でコロンブスに発見されて以来、その魅力的な味わいを求め、世界中の熱帯地域でパイナップルの栽培が活発になりました。その過程で、大きさも形も違うさまざまな品種が生み出され、現在、パイナップルには100以上もの品種があると言われています。
たとえば、現在世界で最も多く栽培されている品種である「スムースカイエン」。その中でもハワイ種と呼ばれるものは、沖縄や石垣島でも栽培されています。酸味と甘さのバランスがよく、そのままはもちろん、缶詰やジュースにしてもおいしいパイナップルです。


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デルモンテ社が独自改良しした「ゴールデンパイン」という品種も、日本で幅広く流通しています。糖度が高く甘味が強い品種で、色も黄色みが強いゴールデンイエロー色をしています。芳醇な香りで、果汁たっぷりの生食に最適なパイナップルです。
沖縄や台湾で栽培されている「ピーチパイン」という品種もあります。小ぶりで果肉が白っぽく、やわらかい品種です。甘い香りが特徴で、ミルクパインとも呼ばれています。

また、「ボゴールパイン」という少し珍しい品種はご存じですか? スナックパインとも呼ばれ、スナック菓子のように手でちぎって、芯まで食べられるパイナップルです。台湾原産で石垣島や沖縄本島でも栽培され、甘味が強くマイルドな酸味が特徴の品種です。

■パイナップルの栄養と効能


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甘くておいしいだけではなく、パイナップルにはしっかりと健康や美容にうれしい栄養も含まれています。特に、肌や腸内環境を改善する効果は、臨床実験によっても実証済みであり、パイナップルの健康増進効果のある栄養成分が複合的に作用し、さまざまな健康効果が表れるようです。肌や腸内環境改善効果をはじめとする、パイナップルの美容・健康効果のある栄養について、詳しくご紹介します。

・パイナップルは低カロリー


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甘くてジューシーなパイナップル。そんなパイナップルのカロリーは、100gあたり51kcalです。ご飯お茶碗1杯のカロリーが、269kcalなので、パイナップルはカロリーの低い食材だと言えます。ただし、糖質量は多めのフルーツなので、食べ過ぎには注意が必要です。
特に缶詰のパイナップルの糖質量は、生のパイナップルの2倍近くにもなります。砂糖漬けにしてある缶詰に関しては、生のパイナップルに比べて8倍もの糖質を含んでいるものもあるので、気をつけましょう。
糖質量に気を付ければ、食物繊維が豊富で栄養たっぷりなパイナップルは、ダイエット食品だと言われています。食べ過ぎに注意しながら、パイナップルで健康的で美しい体を手に入れましょう。

・パイナップルの栄養


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パイナップルには、ビタミンや食物繊維、ミネラルなど、美容や健康増進効果の高い栄養分がたっぷりと含まれています。特に、パイナップルには、ビタミンB1をはじめとするビタミンAやビタミンCなどのビタミンが豊富に含まれていますよ。
その中でも、現代人に不足しがちなビタミンBは、調理の過程で失われやすいビタミンなので、そのまま食べられるパイナップルからは、効率よく摂取できるのがうれしいですね。パイナップルに含まれているカリウムも、調理の過程で失われやすい成分のひとつです。

パイナップルは、食物繊維も豊富です。そのほかにも、パイナップルの中で注目されている栄養成分である、病気や老化の原因となる活性酸素のはたらきを阻害する機能を持つマンガンというミネラル、お肉を柔らかくするなどたんぱく質を分解するはたらきを持つ、プロメラインという酵素など、さまざまな栄養素が含まれています。

・パイナップルの栄養による効能


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栄養がぎゅっと凝縮されているパイナップル。そんなパイナップルの栄養には、さまざまな効能があります。まず疲労回復効果。パイナップルに豊富に含まれるビタミンB1には疲労回復効果があり、ビタミンCにはストレス解消効果があると言われています。パイナップルは、心身ともに疲れを癒してくれるフルーツですね。
次に、女性にうれしい便秘解消効果や美肌効果。パイナップルには食物繊維がたっぷりと含まれており、便秘解消・美肌効果が得られます。また、ビタミンCは、リンゴやバナナなど、ほかの果物に比べても圧倒的に含有量が多く、シミやそばかすを予防したり、老化を防いだりと、美肌効果があります。


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また、パイナップルには、消化を助けるはたらきもあります。プロメラインというたんぱく質分解酵素が、消化を助け、胃の炎症を鎮めたり、腸内の有害物質を分解するなど、お腹の健康をサポートしてくれます。お肉を食べる際に、生のパイナップルを一緒に食べると、胃もたれを防いでくれるのでおすすめです。

パイナップルには、病気を予防する効果もあります。パイナップルに含まれるカリウムは、体内の余分な塩分を排出し、血圧を下げる代表的な栄養素です。心臓筋肉機能を調節したり、むくみを予防したりもしてくれます。また、マンガンというミネラルは、病気や老化の原因となる活性酸素の動きを阻害し、活性酸素の害から体や細胞を守ってくれます。

■栄養たっぷりのパイナップルの選び方


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意外と知られていないパイナップルの選び方。パイナップルは傷みやすいので、よく観察して買うことをおすすめします。また、しっかりと熟したものを食べないと消化不良を起こしたり、口の中が荒れたりしてしまうので注意が必要です。ここでは、パイナップルの選び方について詳しくご紹介します。

・パイナップルの色や香り


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パイナップルを選ぶ際には、まず、色や香りに注目してみましょう。パイナップルは品種によって色も大きさもさまざまで、完熟していても表面は緑色のままの場合が多いフルーツです。見た目ではなかなか判断するのは難しいかもしれませんが、青々としすぎているものは、早獲りした未熟なパイナップルである可能性が高いので注意が必要です。全体的にみずみずしくはりのあるものを選んでみてください。

葉の色が濃く、葉先までピンとしているものが新鮮で、おいしいパイナップルのしるしです。葉が枯れているのは、鮮度が落ちてしまっています。また、甘い、よい香りのするのもがいいでしょう。カットされているものを選ぶ場合は、身の色が濃く、つやつやとしているものがおすすめです。

・パイナップルの形


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独特な形をしているパイナップル。表面のうろこ状のもの1つ1つは実で、パイナップルは、たくさんの小さな果実が集合したフルーツです。しかし、私たちが食べているのは、その実の部分ではなく、花の土台となっている花床とよばれる部分です。
パイナップルを選ぶ際には、そんな花床の形にも注目です。全体的に丸みがあり、ふくよかな下ぶくれの形をしているものを選んでください。パイナップルは、果実の下の方が甘いので、下がふくれているもの選ぶ方が甘くておいしいものになっています。

・パイナップルの重み


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パイナップル選びには、その重みにも注目です。ずっしりと重みのあるものがおいしいパイナップルです。重量感のあるものの方が、果汁が豊富で、味わいがよいとされています。

また、パイナップルのおしりを見て、カビが生えてないか必ず確認するようにしてください。古くなると、おしりからカビが生えてきます。さらに、おしりを押してみて、やわらかくなりすぎているものも古いパイナップルですのでご注意ください。お尻の部分に、ほどよい弾力を感じる程度のパイナップルを選ぶといいでしょう。

・売られている状態が『食べごろ』


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パイナップルは、買ったそのときが食べ頃です。その理由は、産地で十分に熟してから収穫されているからです。パイナップルは、置いておいても、追熟して糖度が上がることはありません。果肉が柔らかくなり傷みやすいので、購入したらすぐに食べることをおすすめします。
パイナップルを購入後、しばらく置いておくと甘ったるくなったと感じる場合がありますが、それは糖度が上がったわけではなく、酸味が減ってしまったせいです。ぜひ、甘味と酸味のバランスのよい新鮮なパイナップルを楽しんでみてくださいね。

・パイナップルはそのまま以外でもおいしい


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そのままでも十分においしいパイナップルですが、普段の料理にプラスすれば、いいアクセントになってくれます。カブやトマトとあえてマリネサラダにしたり、パイナップルの果汁をステーキやハンバーグソースに混ぜたり。ドレッシングにパイナップル果汁を加えたりするのも、フルーツ本来の甘味がプラスされておいしいですよ。パイナップルを加えるだけで、いつものおかずの味にメリハリがつき、南国風ではなやかな、一味違った食卓が完成します。パイナップルは、パーティー料理にもぴったりです。

また、牛乳やヨーグルトと一緒にミキサーにかけたスムージーやシャーベット、ケーキなどのスイーツ作りにもおすすめです。パイナップルには、消化を助けるはたらきがあるので、食後のスイーツにもイチオシです。さまざまな方法でパイナップルを楽しんで、しっかり栄養もいただいてしまいましょう!

パイナップルの栄養を損なわない切り方と保存方法


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難しそうに感じるパイナップルの切り方。コツをつかめば、意外と簡単に手間なく上手にカットできます。パイナップルは、あまり日持ちはしないフルーツですが、保存方法を工夫すると長く楽しむこともできますので、ぜひ気軽にお家でパイナップルを楽しんでみてください。

・パイナップルの基本的な切り方


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パイナップルは、全体の45%しか食べられず、捨てる部分が多いフルーツです。まるごとひとつ買うのにはハードルが高いという方も多いかもしれません。しかし切り方は意外と簡単なので、思いきってチャレンジしてみてください。

  1. パイナップルの頭とお尻の両端を切り落とす

  2. 縦に2等分、大きさによっては3~4当分する

  3. パイナップルを縦に持ち、皮と実の間に包丁を入れて、皮を切り落とす

  4. 実を食べやすい大きさにカットする


ぜひ、まるごとひとつのパイナップルを購入して、切りたてのフレッシュなパイナップルを楽しんでみてくださいね!みずみずしいそのおいしさに、あっという間に食べきってしまいますよ。

・パイナップルの保存は冷暗所か野菜室


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パイナップルは、基本的に産地で十分に熟してから出荷されるので、買ってきてすぐに食べるのがおすすめです。早く食べれば食べるほど新鮮でおいしいのですが、カットされていないパイナップルまるごとの場合、新聞紙などに包めば、冷暗所や冷蔵庫の野菜室で3~4日程度保存が可能です。
あまり置いておき過ぎると、酸味がなくなり、甘ったるいだけのパイナップルになってしまいます。また、カビが生えやすく傷みやすいので、こまめにパイナップルの状態を確認しながら保存するようにしてくださいね。

・パイナップルの長期保存には冷凍がおすすめ


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パイナップルを1度にたくさん食べられない、長期保存したいという場合には、冷凍保存がおすすめです。1口大に切ったものを、保存袋に入れ、冷凍庫に保存しておくと、いつでも手軽に冷凍パイナップルを楽しめます。シャーベットのような食感で、これからの暑い季節にぴったりなデザートですね。大きめにパイナップルをカットし、竹串や割り箸でさしてアイスキャンデーみたいにしてしまうのもおすすめの食べ方です。

冷凍パイナップルは、そのまま料理に使ったり、ヨーグルトや飲み物にいれたりしてもおいしくいただけます。生のままだとすぐに食べないといけないパイナップルですが、冷凍しておくと、長期間使える便利食材にもなります。

■栄養たっぷりなパイナップルで食卓をはなやかに


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姿かたち、味わいに香り。そのすべてがはなやかで、南国気分を味わわせてくれるフルーツ、パイナップル。美容や健康にうれしい栄養素がたっぷりなのもうれしいですよね。

そのまま食べるのはもちろんおいしいですが、料理やスイーツにも幅広く使える便利なフルーツです。切り方や調理の仕方も意外と手間なく簡単なので、ぜひお気軽にいつもの食卓にパイナップルをプラスしてみてください。パイナップルのはなやかな雰囲気で、いつもの食卓がぐっと特別感のあるものになること間違いなしですよ。
(AYA)

当記事はE・レシピの提供記事です。

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