米国版”徹子の部屋”打ち切りか?止まない批判に人気歌手が擁護

女子SPA!

 アメリカ版『徹子の部屋』として、日本でも話題に上ることが多い『エレンの部屋』。各界の大スターが本音トークを繰り広げるこの番組は、米国民から長く愛され続けてきたが、ここにきてスキャンダルが浮上し、存続の危機を迎えている。スタッフからの告発によって明るみになった今回の問題について、番組司会者エレン・デジェネレス(62)が謝罪したものの批判は止まず、事態は混迷を極めている。

◆「怒号が飛び交い劣悪」「給料未払い」批判が続出

米国民的番組『エレンの部屋』のスタッフが、「劣悪な労働環境」のもと制作が行われていると告発している問題。現スタッフ1人と過去に働いていた元スタッフ10人は、同番組の製作総指揮の3人、エド・グラヴィン、メアリー・コネリー、アンディ・ラスナーにより「嫌がらせ」を受けたと告白している。

元スタッフや関係者からは、「怒号が飛び交い職場環境が最悪」「給料が支払われていない」などの訴えが続出しているほか、「現場で働いていた黒人女性が、給与交渉の話を持ち掛けたところ無視された」「自殺未遂をした後、1カ月の傷病休暇を取ったところ解雇された」といった証言も出てきているという。

これを受け、番組を放送するワーナーメディアは内部調査を開始。また告発された製作総指揮の3人は、次のような共同声明を発表した。

「20年ほどの間に、3000エピソードを作り、1000人以上のスタッフを雇ってきた中、私達は常にオープンで安全、そして包括的な職場環境を作るよう努めてきました。私達の制作ファミリーにおいて、たった1人でもネガティブな経験をしていたと知り、非常に心を痛め、申し訳ない気持ちでいます。これは、私達が目指す姿ではありません。そして、エレンが私達に課したことでもありません」

「番組に関する責任は全て私達にあります。私達はこれを真摯に受け止め、世界の多くの人々がそう気づき始めているように、改善すべき点があることを理解しています。そして努力を続け、それを実現するつもりです」

◆名司会者はパワハラを知らなかった?!

また番組司会者のエレンも「敬意を持って扱われなかった」と感じたスタッフに公の場で謝罪した。エレンはスタッフへ宛てた手紙の中にこう綴っている。

「私達の番組の初日、最初のミーティングで私は『エレンの部屋』は幸せの場所であり、誰も声を荒げることなく、皆が敬意を持って接されるところだと皆に話しました。でも明らかに何かが変わったようで、私が最初にお話したことが守られていないことに落胆しました」

「これについて、私は申し訳なく思っています。私をご存じの方なら誰しもおわかりでしょうが、私が信じ、番組に期待してきたことは、今回の問題と正反対のことです」

これまで、エミー賞30回、ピープルズ・チョイス・アワーズを20回受賞するなど、栄えある賞を何度も受賞し、大成功を収めてきた同番組。エレンは、番組の成功はスタッフの貢献によるものとしたうえで、こう決意を語っている。

「これは私の冠番組であり、私達がすること全ての責任は私にあります。私達が急成長を遂げるにつれ、私は全てのことに目を配ることが出来なくなりました。そして、私が思うような仕事をしてくれるものと信じ、ほかの人々に託していました。けれども、それは今から変わり、私はこのようなことが2度と起こらないよう努力を続けて行きます」

今後、内部調査で得た情報をもとに、問題解決へ向けた次のステップを見定めていくというエレン。スタッフによる告発では、エレン本人に非難の矛先が向けられていたわけではなく、調査対象にも入っていないという。ただ、それにも特別な事情があるようだ。というのも、スタッフはエレンを見ても話しかけないよう指示されていたというのだ。元スタッフの1人はこう話す。

「エレンが自分の番組を持ち、自分の名前をタイトルにするくらいなら、現場で起こっていることにも、もっと関与すべきです。周りの製作総指揮の人々は、エレンに『全ては上手く行っていて、みんなハッピーです』と言い、彼女はただそれを信じているんでしょうけど、彼女にはもっと責任があります」

大物政治家や一流アスリート、ハリウッドスターなどをゲストに迎えて軽快なトークを繰り広げ、17年もの間全米を楽しませてきたエレン。スタッフと接触せず、現場の状況についても知らなかったことから、責任は問われていないという。しかし……。

◆「エレンもスタッフに対してひどい扱いをしていた」との声も

エレンがスタッフに手紙を送り、謝罪したことでひと段落……かと思いきや、事態はおさまらず。実は批判の矛先は番組だけではなく、エレン本人にも向けられているのだ。

たとえば、2004年から2007年の間に同番組へ6回もの出演経験がある俳優・コメディアンのブラッド・ギャレットは、エレンも一部のスタッフに対してひどい扱いをしていたとSNSで非難。さらに映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に出演していた女優リー・トンプソンも「これは本当の話」とツイートし、ブラッドの批判コメントを支持した。また他の番組出演者や警備担当者などからもエレンに対する批判が続出、「テレビで見せる顔とは程遠い」との声が多数上がっているという。

そんな中、エレンを擁護したのは人気歌手のケイティ・ペリー。以前からエレンと親交があるケイティーは、自身が番組に出演した経験は「ポジティブのものだった」と語った。

ケイティはツイッターへの投稿でこう綴っている。

「他人の経験について語ることはできないけど、自分のことは出来るから、私はエレンと一緒にいる時や『エレンの部屋』での時間において、ポジティブな雰囲気しか経験したことがないと言っておきたい」

また「差別を無くすために戦い続けている」という点でも、エレンを称賛しているケイティ。「彼女が自身のプラットフォームを通じて、何十年にも渡って行ってきた平等への努力は誰もが目にしてきたはず」と訴える。

他にも、同番組に6回出演しているコメディアンのケヴィン・ハートが、エレンを擁護するコメントを発表している。

自ら同性愛者であることを公表し、LGBTQの人々の「声なき声」を世間に発信してきたことが、高く評価されてきたエレン。なぜ、番組スタッフの「声なき声」には耳を傾けてこなかったのだろうか?

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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