なぜNHK集金人は引っ越してすぐに現れるのか?


NHK集金人」とも呼ばれるNHK受信契約を取りに来るスタッフは、身分証明書とあわせて必ず独特の「携帯端末」を持っています。実はこの端末、NHKと受信契約を結んでいない人やNHK受信料を滞納している人が一発で分かる仕組み。NHK集金人は、その情報を頼りにひたすら足でNHK受信契約を取りに現れるのです。

なぜNHK集金人は引っ越してすぐに現れるのか?

NHK集金人は受信契約者リスト参照


NHKは、新規の受信契約を結んだり未払い受信料を回収する「放送受信料の契約・収納業務」を、全国各地の民間企業へ委託しています。その会社数は220社以上と発表されていて、そのリストはNHKのWebサイトでも公開。NHKをかたるニセモノが訪問した場合、視聴者側でもチェックできる仕組みです。

委託会社でNHK関連業務を行うスタッフ(委託スタッフ)は、そのことを示す証明書とともに、必ずある携帯端末を持ち歩いています。これは、NHKが受信契約や受信料支払いを管理するための「NHK営業システム」へ接続するためのもので、通称「ナビタン」とも呼ばれています。

各携帯端末には、偶数月の1日に担当地区のNHK受信契約者リストと受信料未払い者リストを送信。委託スタッフはその情報を元に、新規受信契約を取りに向かいます。つまり、端末内のNHK受信契約者リストに載っていない家庭や事務所をひたすら回り、受信契約を結ばせる仕組みなのです。

NHK集金人の端末は領収書も発行可能


また、携帯端末にはプリンターも付属していて、領収書なども発行可能です。もし、委託スタッフが現金でNHK受信料を受け取った場合、携帯端末にそのことを記録した上で、翌営業日にNHK指定の銀行口座へ振り込みます。ただし、現在は現金で受信料を集金するケースは少ないようです。

現金で集金する代わりに、最近委託スタッフが活用しているのが銀行口座からその場でネット経由で引き落としがかかる「Pay-easy」。委託会社が希望すれば、NHKからPay-easy対応の端末を借りることも可能です。

放送受信料の契約・収納業務を他の訪問販売と比べた場合、すでに訪問すべき家庭・事務所のリストがあるため、作業的には楽ともいえます。委託会社の担当エリアも重ならない仕組みで、競合他社もナシ。ただし、現在はNHKからの委託会社はほぼ決まっているようで、新規募集は行われていません。

当記事はラジオライフ.comの提供記事です。

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