KERA×鈴木慶一が語る 北野武、秋元康、大瀧詠一のプロデュース力

TOKYO FM+

2020/8/1 21:30

禁酒法の時代に、こっそりひそかに経営していたBAR『SPEAKEASY』。2020年の東京の街にも、そんなひそかなバーがありました。月曜から木曜の深夜1時にOPENする“ラジオのなかのBAR”『TOKYO SPEAKEASY』。各界の大物ゲストが訪れ、ここでしか話せないトークを展開するとか、しないとか……。

7月14日(火)のお客様は、ケラリーノ・サンドロヴィッチさん(以下KERA)と鈴木慶一さんです。

▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!



(左から)ケラリーノ・サンドロヴィッチさん、鈴木慶一さん

◆北野武のプロデュース力
鈴木:“ワーカホリック”って締め切りを守らない人のことを言うんだと思う。

KERA:そうですよね。

鈴木:だから、俺はワーカホリックじゃない。こう見えて意外と21世紀に入ってから締め切りは守るからね。

KERA:偉いですね。

鈴木:その前はひどいけどね(笑)。

KERA:21世紀に入ってからですか。

鈴木:そうそう。50歳を超えますとね、締め切りを守らないと次の仕事に行けないのよ。

KERA:あぁ、そうか。いや、それだけ慶一さんは大きい所で仕事をしているんですよ。日本アカデミー賞(2004年に映画「座頭市」、2018年に「アウトレイジ 最終章」最優秀音楽賞を受賞)ですもんねぇ。

鈴木:あれは驚いたね。

KERA:北野武さんってどんな人ですか? 音楽の注文とかはどうなんですか。

鈴木:最初にあるサンプルのようなものはある。「シンガーソングライターで行こう」とか。でも途中からガラッと変わっていって。できた音楽を映像に合わせて聴いてもらった後、セリフのこととかSEとか音楽とかを(主語を言わずに)同時に話すので、打ち合わせが終わった後にみんなで集まって、“これが音楽のことか”ってスタッフに聞きながら……。

KERA:解読するんだ(笑)。その場では誰も(武さんに)聞かない、“わかりました”って言って。

鈴木:それで、(打ち合わせを)録音するようにしました。

KERA:なるほど。でも偉い人は偉い人で、“だったら聞いてくれりゃいいのに”って思っているかもしれないよ。

鈴木:そうなんですよ。「これって音楽の話ですか?」って聞かないほうが悪い。

秋元康、大瀧詠一のプロデュース力
KERA:秋元康さんだってさ、乃木坂46の人たちが俺の芝居をやってくれるときに、「実は俺も、あなたたちのボスにお世話になったんですよ」って話をしたんですよ。すると「会ったことありません」って。

鈴木:あぁそう。

KERA:「秋元さんに会ったことないの!?」って。やっぱり相当偉い人みたいですよ……“偉い人みたいですよ”って俺が言うのもおかしいですけど(笑)。この番組もやっているしね。

鈴木:歌っている方々は会ったことがない?

KERA:っていう人もいるそうです、全員じゃないでしょうけど。「滅多に会いません」とかね。とはいえ俺も、本当に何年かに1度しか秋元さんに会わないから対談とかでお会いすると、なんだかいつも、「KERAさぁ、こういうことはやって行かないとダメだよ」とか言われて。いつのまにか“師匠と弟子”みたいな会話になってるんですよ(笑)。あと、「いやなことだってやらなきゃダメだ」って言われた。俺、当時55歳だったんだけど(笑)。

鈴木:亡くなった大瀧詠一さんがそうだった。あの人は奥のほうに引っ込んでいましたから、なかなか出てこない。それで、東京に出てくるでしょう? しゃべり出すと止まらないんだよ。あるとき、電話で「お前らな、70歳を過ぎてからヒットするかもしれないぞ」とか言われてね。

KERA:慶一さんが言われたの?

鈴木:うん、40代のときに(笑)。「70歳過ぎてからね、女性ボーカルをメインに立ててバックバンドをやれ」って。“とてつもないアイデア”だなと思ったけど、まだそれはやったことがないんですけどね。

KERA:慶一さん、まだ70歳になってないですもんね。

鈴木:あとちょいだね。俺は驚いたけど、どうしたらいいかみんなに話したら、「それは無理でしょう、70歳までやってないよ」って言っていたけど。

KERA:当時ね。

鈴木:でも今もやってるんだよな。

KERA:やっていますね、確実に。

鈴木:驚いたね。

KERA:僕も20代の頃、(忌野)清志郎さん、(頭脳警察の)パンタさん、慶一さんもみんな“どうやって辞めるのか”っていう……その辞め方を参考にしようと思っていたの。

鈴木:“辞め方”ねぇ。

KERA:それを見て真似すりゃいいと思っていた。だけど、みんな辞めやしない(笑)。

鈴木:天井が突っかかっちゃってしょうがない。でも、やめようと思ったことは1回だけあるな。音楽雑誌を見ると、我々のことが載ってない時期があって。もう辞めようと思ったけど、第1回目の活動休止時期だった。そりゃ載らないはな。

KERA:うん。だけど、考えてみたら“そりゃ辞めようとはしないだろうな”と思う。わざわざやめる必要がないもんね。

鈴木:ないんだよね。よく海外のミュージシャンが“引退”とか言いますけど、大体また戻ってきますからね。

KERA:寂しくなっちゃうのね(笑)。

鈴木:そうそう。だからまぁ、定年もないし、ラッキーなことにずっとやろうと思えば続けていけるんだから。でもこんなにやれるとは思っていませんでしたよ。

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来週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……

8月3日(月)乃木坂46・山崎怜奈さん×井沢元彦さん(作家)
8月4日(火)ノゾエ征爾さん(劇作家)×バッファロー五郎・竹若元博さん
8月5日(水)馬場康夫さん(ホイチョイ・プロダクションズ代表)×石原隆さん(テレビプロデューサー)
8月6日(木)三枝成彰さん(作曲家)×和田秀樹さん(精神科医)

がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!

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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/

当記事はTOKYO FM+の提供記事です。

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