YouTube100万人突破の石橋貴明 ネットで大逆転の成功を収めた理由とは

しらべぇ

2020/8/1 16:40




石橋貴明のYouTube『貴ちゃんねるず』が、約1ヶ月で登録者数100万人を突破した。テレビでは「時代遅れ」ともされた石橋が、なぜ成功したのだろうか。

■安直な叩き記事と石橋の成功


チャンネル開設から約1ヶ月での登録者数100万人突破は、非常に速い記録である。以前筆者は、さまざまな環境状況によって深夜レギュラー1本となった石橋について、環境を変えたネットメディアからの再起を期待する記事を書いたことがあったのだ。

一方で、当時のWeb上の石橋に対する反応は辛辣なものであった。特にお笑いライターなどをはじめとするネット記事は、とんねるずの芸風をパワハラとし「時代遅れ」のレッテル貼りをしていたものも。このような安直な分析記事の山を尻目に、石橋は見事YouTubeで成功したこととなるのだ。


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■芸能人YouTuberの難しさ


しかしながら、感情で動くSNS時代にマイナスイメージからの再起は実際のところ非常に難しい。YouTubeはこれまで一般人が有利な状況にあったのだ。ユーザーはTVでは見れないものを望んでいた。

さまざまな芸人がYouTubeをやったがカンニング竹山など人気の出ない芸人は多い。ゆえに石橋のYouTubeも非常にリスクが高かった。

「TV側の人間か、ネット側の人間か」、芸能人YouTuberはそれを問われているかの如く。「落ち目の石橋がYouTubeに来て何をするのか」と反発されてしまう可能性もあったし、YouTubeで成功しないようでは散々に叩かれてしまう。

■小さくスタートした石橋


実際、石橋は「この1年やってみてダメなら引退」と強い覚悟でYouTubeと対峙。またそのスタートも慎重なものだった。

まずは6月18日にTwitterを開設し、『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ系列)に生乱入したが『貴ちゃんねるず』での公開は2週間後の7月2日。はじめは登録者数1万人を目指すとして、石橋のやりたい野球企画を公開し、謙虚にスタートさせたのだ。

大々的に上からの大御所アピールではなく、小さなもうひとつの場所をつくろうというような石橋の姿勢に、YouTubeをよく理解しかつ恐る恐るの心持ちが見てとれる。

■マッコイ氏と石橋の再挑戦


これらの仕掛け人は『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系列)の終盤で演出を担当したマッコイ斉藤氏。

以前の記事でも記したが、『みなさん』の視聴率が揮わなかったのも、むしろお笑いを追求しすぎたがためである。お笑い自体がテレビの需要からズレてきているのだ。だからこそマッコイ氏は石橋をYouTubeに誘い、再起をかけたというわけである。

■賭けに大勝利した石橋


石橋の面白さを発揮できる場所はネットメディアということでYouTubeなのだが同時にリスクは非常に高かった。

慎重かつ謙虚に野球企画で様子見しながらも、うまく滑り出すことに成功し、清原和博との復帰対談で登録者数100万人に達成したのだ。石橋ともなればマッコイ氏を挟んでの小規模収録は、リスナーに対し十分近づいてきてくれたという距離感と親近感を演出することができた。

■あらゆる業界を揺るがす成功


イメージが左右するSNS時代、一旦、成功のイメージさえ勝ち得てしまえば石橋にとってもはや恐れるものはなく、「ノーコンプライアンス」 の エンタメを、お笑いはもういいというような高齢層もクレームも気にすることなく、自由に展開することができる。

もちろん杉谷拳士選手企画のような趣味企画も自由である。石橋は新たな文化をつくることになるだろう。

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(文/メディア評論家・宮室 信洋

当記事はしらべぇの提供記事です。

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