歌舞伎町・名物そば店がマナー違反客に警告 センス溢れる張り紙に称賛の声

しらべぇ

2020/8/1 05:45




31日、小池百合子都知事は、東京都における1日あたりの新型コロナウイルス新規感染者が463名確認されたことを発表。1日当たりの新規感染として400名を超えるのは今回が初となる。

感染者数の増加とともにいわゆる「夜の街」への懸念が高まる昨今だが、そんな夜の街の代表格と言うべき新宿・歌舞伎町にある立ち食いそば店「いわもとQ」の店頭張り紙がネット上で話題に。

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■歌舞伎町の象徴的存在


「安いのに美味い店」として名を馳せている同店は、歌舞伎町を代表する立ち食いそばと呼んで差し支えないだろう。30日、そば党の記者は同店のそばが無性に食べたくなり、歌舞伎町まで足を延ばすことに。

すると入り口に何やら張り紙が貼られているのを発見。そこには「マスクもせずに店内で騒ぐ若者多数」「従業員が注意すると逆ギレ?」と、物々しい文章が綴られていた。



続けて「他のお客様に迷惑かけるなら店に入らないでください」「次見かけたら店長の私が本気のメラゾーマ撃ち込みます」という警告を発している。


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■「メラゾーマはヤバすぎる」の声続出


どうやらこの張り紙はネット上でちょっとした話題になっていたようで、ツイッターをチェックすると「メラゾーマかよ…ヤバすぎるな」「店長の本気を見た」「あの店長ならメラゾーマくらい撃てるだろ」といった反響の声が多数確認できた。

ちなみにメラゾーマとは国民的RPGゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズに登場する攻撃呪文の名称で、燃えたぎる特大の火球を相手にぶつける効果を持つ。攻撃範囲は敵単体と狭いものの、長きにわたって同シリーズにおける「強力な攻撃呪文」の代表格に君臨し続けている。

メラゾーマを習得するにはかなりの鍛錬が必要だが、「いわもとQ」の店主も血の滲むような修行を経て習得したのだろうか。張り紙をめぐることの経緯を、直撃取材してみることに。

■今の歌舞伎町に嘆き


同店の店主は、昨今の歌舞伎町の人々のマナー低下を大いに嘆いている様子。張り紙に書かれていたように、マスクも付けずに大騒ぎをする若い客を数度注意したところ、相手は反発の意思を見せてきたという。

「昔はホストやキャッチのお客さんもしっかりマナーを守ってくれる人が多かったのですが…最近はマナーの悪い人がかなり増えていますね」「コロナ禍で今、夜の街のイメージがどんどん悪くなっているにも関わらず、歌舞伎町で働いている人が、自ら歌舞伎町の評判を下げているようにしか思えません」と、街の現状について語ってくれた。

■それでも遊び心を忘れない


マナーの悪い客の動向に対し、他の利用客も大いに困っている現状を受け、店主は今回の張り紙を閃いたという。

「でも、ガチ切れしたトーンの文章を書いたら、無関係のお客さんが怖がっちゃうと思ったんです」「なので、あえて冗談なのか本気なのか判断しにくい文章にして、強すぎる警告文にならないよう工夫しました」と、文面について語っている。

同店は多くの世代の客が利用するため、幅広い層に突き刺さるワードを検討した結果、「ドラクエの呪文」に辿り着いたそうだ。ちなみにドラクエには数多くの攻撃呪文が存在するが、複数の敵を攻撃する効果が主流となっている。

そのためネット上では「メラゾーマを選んだ理由は、周囲の善良な客を攻撃に巻き込まないための配慮ではないか」と、店主の粋な呪文チョイスの背景を考察するユーザーも見られた。



同店はそばも丼ものも絶品なので、気になる人はしっかりマナーを守り、歌舞伎町の味を楽しんでほしい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

当記事はしらべぇの提供記事です。

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