映画「聲の形」は人と向き合う物語!言葉にできない感動で胸いっぱい

UtaTen

2020/7/31 20:00

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興行収入23億円!感情移入できる感動作



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アニメ映画『聲の形』は、人と人が気持ちを伝え合うことの難しさを描いた青春ストーリー。

いじめたことでクラスで孤立し、人と距離を置いていた主人公が、顔を上げて自分や人と向き合えるようになるまでを描いた作品です。

繊細に描かれた主人公達の心情に引き込まれ、感情移入して涙が溢れてきます。

観たらきっと自分や人の嫌な部分を少し許せるようになる『聲の形』は、そんな力を持った映画なのです。

映画は2016年に公開され、興行収入は23億円を記録。

第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、第20回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、東京アニメアワードフェスティバル2017アニメ オブ ザ イヤーなどを受賞しました。

映画「聲の形」あらすじ



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主人公の石田将也は、ガキ大将気質の小学6年生。

ある日、彼のクラスに聴覚障害を持つ西宮硝子が転校してきます。

彼女は次第にクラスで浮いた存在になり、いじめの対象になります。

彼女が身につけている補聴器が何度も壊されたことをきっかけに、ついにいじめが先生に知られてしまいます。

将也はいじめの犯人としてつるし上げられ、他のクラスメート達は彼一人に罪をなすりつけました。

これをきっかけに彼はクラスで孤立し、次のいじめの対象となってしまったのです。

さらに後日、母が故障した補聴器代170万円を彼女の母親に弁償する姿を見て、彼は自分の犯した罪の大きさに気付きます。

▲映画『聲の形』ロングPV

その後硝子は別の学校に転校。

将也は人間不信に陥り、消えない罪悪感を抱えたまま高校3年生になりました。

そして、言えなかった謝罪の気持ちを硝子に伝えるため、彼は彼女の通う手話サークルへ足を運びます。

小学生時代に謝罪の気持ちを言えなかった将也と、自分がいることで誰かが傷つくと思い詰める硝子。

ふたりが互いの閉ざしていた心を開き、少しずつ気持ちを表せるように成長していく感動作品です。

原作は累計発行部数300万部の話題作!



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原作者は累計発行部数300万部を突破した大今良時の人気漫画です。

彼のデビュー作である本作品は、第80回新人漫画賞に入選。

2015年に「このマンガがすごい オトコ部門」1位を獲得し、第19回手塚治虫文化賞新生賞を受賞しました。

タイトルを「声」ではなく「聲」の字にしている理由は、この漢字が「声と手と耳」が組み合わさってできているため。

「気持ちを伝える方法は声だけじゃない」という意味を込めて「聲」にしたそうです。

映画を制作したのは、美麗な作画と繊細な映像表現を得意とする京都アニメーション。

メガホンを取ったのは、アニメ『けいおん!』で知られる山田尚子監督、キャラクターデザインをアニメ『free!』シリーズの西谷太志が担当しています。

話題となった理由のひとつとして上げられるのがキャラクターたちが、実在する人間のようにリアルな仕草と人間らしい性格を持っていることです。

物語の主人公である将也と硝子もまた、人物としてリアリティーをもって描かれているので、身近に感じられますよ。

特に注目すべき点は、将也と他者との大きな心の壁を、顔の上に貼られた×マークで表現していること。

心を許せそうな人物が現れ、×マークがはらりと落ちた時に良かったと思えたり、再び×マークが貼られて心が閉ざされた時に胸が痛くなったりと、感情移入できるでしょう。

観ていくうちに彼に報われてほしいという気持ちが芽生え、応援せずにはいられなくなります。

ラストシーンは、もらい泣きしそうなほど演出が感動的で素晴らしいので、ぜひ最後まで観てくださいね。

自分と重なる?リアルなメインキャラクターたち



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今作の登場人物は、身近にいる人に当てはめれたり、自分とどこか重なる性格を持ったキャラクターたちです。

そんなリアリティー溢れる登場人物を紹介しましょう。

■石田将也(cv.入野自由)
いじめる側からいじめられる側になり、生きることに罪悪感を抱えながら生きていた高校3年生。

人と関われず、常に他人の目を気にしています。

■西宮硝子(cv.早見沙織)
先天性の聴覚障害を持つ女の子。

人に迷惑をかけてしまう自分を嫌い、周囲の人を不幸にすると思い込んでいます。

愛想笑いで取り繕う癖がありますが、将也と再会後、少しずつ喜怒哀楽を出せるようになっていきます。

■西宮結絃(cv.悠木碧)
硝子を慕う妹。姉をいじめた将也が許せず、彼と硝子を会わせないようにしていました。

姉を守るために、男の子のように振る舞っています。

■永束友宏(cv.小野賢章)
困っているところを将也に助けられて以来、彼を慕う同級生。心優しく、彼のことを気にかけます。

■植野直花(cv.金子有希)
クラスのリーダー的存在で、硝子をいじめたひとり。

彼女と再会してからも彼女とぶつかります。思ったことがすぐ口に出るタイプ。

▲映画「聲の形」公開記念特番~映画「聲の形」ができるまで~ロングバージョン

■佐原みよこ(cv.石川由依)
硝子を理解しようとする優しい性格の持ち主。

植野に陰口を言われてしまい学校に来れなくなってしまいます。

何かあると考えすぎて動けなくなってしまうタイプ。

■川井みき(cv.藩めぐみ)
将也のクラスの学級委員。優等生を演じながら、自己中心的な考えの持ち主。

口ではいじめを否定し、自分は無関係だと装っていました。

■真柴智(cv.豊永利行)
小学校時代の事件を知らない、将也の友人。

一歩引いたところから将也を評価しながら見ており、彼がいじめっ子だったと知った時落胆します。

彼らには反面教師のような一面があり、自分を見つめ直すことができます。

登場人物の欠点に自分と重なるところがきっと見つかりますよ。

そんな彼らの欠点と向き合うことで、自分や他者をより理解できるかもしれません。

映画の登場人物達に触れながら、人との接し方や自分の生き方を見つめ直してみてくださいね。

▲映画『聲の形』TV CM2

声優の演技も素晴らしく、特に西宮硝子役の早見沙織の演技力の高さに心を掴まれます。

巧く発声できない彼女のリアルな声に圧倒。

彼女が精一杯感情を伝えるシーンは、彼女の純粋な気持ちが声に乗っていて応援したくなりますね。

後半の泣きじゃくるシーンも心に残る迫真の演技で、感動的ですよ。

愛らしい硝子の魅力を引き出した早見沙織の演技に注目です。

メインキャストも演技派揃い。登場人物達に感情移入でき、不器用なところも応援したくなるでしょう。

見どころは共感必至のストーリー



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映画の見どころは、ずばり共感できるふたりの物語です。

小学生時代のいじめを発端に物語が展開されていきますが、単純にいじめや差別を扱った作品ではありません。

いじめられていた硝子の言葉が将也に“伝わらなかった”ことを中心に、コミュニケーションの苦悩を共感できるように表現しています。

いじめや対人関係、コミュニケーションに悩んだことがある人なら、登場人物たちの悩みや自己嫌悪する姿に共感できるのではないでしょうか。

傷つきながら必死に現実に向き合い、もがき苦しみ少しずつ前を向いて歩いていくふたりの姿に感動と勇気を貰えます。

何度も涙を流していくうちに、最後はきっとあなたの肩の荷がおりて少し楽になれるかもしれません。

OPは60年代ブリティッシュロックの名曲!


▲マイ・ジェネレーション ザ・フー

オープニングテーマ『MY GENERATION』を歌うのは、The Who。

The Whoは、1960年代にイギリスで活躍したロックバンド。

ビートルズ、ローリング・ストーンズと並ぶイギリスを代表するバンドです。

1965年にリリースされたこの楽曲は彼らの代表曲で、全英チャート1位を記録しました。

彼らは演奏中にギターやドラム、アンプを破壊するなど、自由でアグレッシブなパフォーマンスが特徴的です。

『MY GENERATION』も例外ではなく、自由と若さとエネルギーあふれる楽曲となっています。

山田監督は物語の舞台である岐阜の養老天命反転地を訪れ、将也のことをひたすら考えていた時に、突然この楽曲が頭の中にかかりオープニングテーマに選んだそうです。

周りになびかず自分たちの道を突き進む歌詞と、軽快でノリノリなサウンドが、自由気ままにいたずらしたり遊んだりしている小学生時代の将也と重なります。

他の楽器を引っ張るベースが格好良く、ギターやドラムの軽やかなサウンドが心地よくて、体が自然とノッて踊りたくなってきますね。

ボーカルと他のメンバーとのコール&レスポンスがふんだんに盛り込まれていて、一体感もあり、聴いている私たちも楽しくなってくることでしょう。

クラス1のイタズラっ子である将也の人柄がよく分かる、無邪気でワクワクに満ちたオープニングテーマです。

愛と感動あふれる主題歌「恋をしたのは」



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主題歌『恋をしたのは』を歌うのはaiko。

『カブトムシ』や『花火』など一度聴いたら忘れられないラブソングを得意とするシンガーソングライターです。

彼女は、原作マンガの大ファン。

この楽曲は、心の底にある絶対変わらない愛をテーマに作詞したそうです。

タイトルに「恋」の言葉を使っているのは、恋をした時の気持ちを抱き続けているから愛も育ち続けるという彼女の考えからきています。

胸がいっぱいになるような気持ちのこもった歌いだしから心を鷲掴み。

ピアノやストリングスの音色と彼女の歌声が、恋した時の甘酸っぱい気持ちや懐かしい気持ちにさせてくれます。

歌詞のなかでも「伝えたかった事は今も昔もずっと同じままだよ」の部分が、将也が硝子へ謝りたい気持ちや、彼女が彼へ伝えられなかった気持ちと重なっていて素敵ですね。

また「些細に掛け違えた赤色 あの日の廊下の白色」では、耳や口で伝えられない硝子の気持ちを視覚を通して綴ったフレーズになっています。

映画の世界観にも合っていて、感動の物語を追体験できますよ。

映画を見る際は、エンドロールまでじっくり堪能してみてくださいね。

映画を観て心をスッキリさせよう


▲映画『聲の形』主題歌PV

映画『聲の形』は、青春ものでありながら人との関わり方についてに考えさせられる映画です。

将也と硝子を通して、コミュニケーションによって人間関係が壊れることも修復できることも教えてくれます。

ラストシーンの将也の行動こそが、コミュニケーションを円満にする大切な要素なのかもしれません。

まだ観ていない方は、ぜひラストシーンで答え合わせしてみてください。

人間関係に悩んでいる人もそうでない人も、観た後はきっと心がスッキリします。

登場人物と自分を重ねながらこの映画をじっくり観て、作品の深みと感動を堪能してみてください。

TEXT Asakura Mika

当記事はUtaTenの提供記事です。

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