演出家としての松本潤・嵐のコンサート演出の裏側を語る「スタンドの一番後ろの人も…」

wezzy

2020/7/31 15:10


 松本潤のコンサート演出の意図について余すところなく語り、話題を呼んでいる。SMAPなら香取慎吾関ジャニ∞なら大倉忠義と、ジャニーズではグループによるコンサートの演出をメンバー自ら考えるケースが多いが、嵐では松本が演出を担当してきた。

松本が演出の裏側を明かしたのは、7月29日放送『関ジャム 完全燃SHOW』ゴールデン2時間SP(テレビ朝日系)でのこと。ジャニーズの楽曲やコンサートをテーマに放送した特別番組だ。

まず大前提として、嵐のコンサートは業界の中でもいち早く最新技術を導入し、画期的な演出をつくることで知られている。嵐が先駆けとなった演出を、ジャニーズの他のグループはもちろん、多くのアーティストが導入し、定番化してきたものも多い。

代表的なものは、足場ごと動き客席の上を通過しながら最後列のお客さんの近くまで移動する「ムービングステージ」や、客席のペンライトをブロックごとに変色させて絵や文字を浮かび上がらせる「無線制御ペンライト演出」などだが、実はどちらも松本のアイデアだったという。

こうしたアイデアの背景には、「会場にいるお客さん全員に嵐のコンサートを楽しんでほしい」という松本の思いがあった。松本は番組のなかでこのように語っている。

<ジャニーズのコンサートって、最前列の人もスタンドの一番後ろの人も、同じ金額なんですよね、チケット代が。A席B席とかないんで、全部一律なんですよね。っていうときに『前で観た方がやっぱり楽しいな』とか『後ろで観たら損だよ』って思ってほしくないなと思っていて>

たとえば、無線で制御されたペンライトの演出は、客席を見渡すことのできる後方席の方が楽しめる。一番後ろの席のファンも置き去りにすることなく楽しめる表現を考えて、コンサートをつくっているということだ。

そのため松本はコンサート会場に入ると、客席まで降りて一番後ろの席からステージがどのように見えているかを確認しているという。

嵐メンバーをプロデュースする松本潤の考え方
 嵐のコンサートを総合的にプロデュースしているのは松本潤だが、メンバー個人のソロパートでは各々のやり方に任せる方針にしているという。

そのため、まずは松本ではなく振付師やスタッフと各々のメンバーが話し合って自分のステージをつくりあげ、照明や映像がついて完成に近づいた状態でようやく松本が本人に直接意見を言う。それも「俺はこう思うけどどっちがいいと思う?」という言い方にしているという。

<嵐5人が好きな人もいるけど、その人(メンバー個人)が好きな人もいるから、個人の考えが色濃く出ている方が面白いとは思うんですよね>

松本潤というクリエイターは、徹底してファン目線で考えているのである。この演出方法を聞いたスタジオ共演者の中村正人(DREAMS COME TRUE)は<本当の演出家・プロデューサーですね。押し引きがしっかりしている。伝え方も含めて>と絶賛していた。

松本の演出方法のルーツはジャニー喜多川氏だという。番組の最後に松本はジャニー氏について<自分のエンターテインメントの根源というか、切っても切れないもの><ジャニー喜多川がいたから僕がいる。そのレール上に乗っかっている人間だから>と語り、自分の演出に対する考え方の根っこにはジャニーイズムがあると宣言した。

嵐は2020年いっぱいでの活動休止が決まっている。しかし、約20年におよぶグループのキャリアの集大成となる新国立競技場コンサートは新型コロナ感染症の影響で延期となってしまった。

10月開催予定との週刊誌報道もあったが、東京を中心に感染が広がっている現状ではなかなか厳しいと思われる。開催されるにしてもオンラインを活用したものになるだろう。ただ、どんなかたちでの開催になるにせよ、松本はファンを存分に楽しませる演出を考え、用意してくれるはずだ。

当記事はwezzyの提供記事です。

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