今年の夏休み、旅行にかける予算は減少! 「行く予定はない」人も過半数に


ポートはこのほど、今年の夏休み、一人当たりの旅費宿泊費(食費等も含む)がどう変化するのかアンケートを実施し、結果を公表した。

コロナ禍の今、旅行にかける予算や目的地、交通手段はどのように変化しているのか、またGoToトラベルキャンペーンの活用有無についてネットリサーチを行った。調査期間は2020年7月6日~10日、対象者は20~30代の働いている人(学生・主婦を省く)で、回答者数は200人(男性84人/女性116人)だった。

今年の夏休み、旅行にかける予算が去年より増えた人は、全体200人中14人(7.0%)となった。

○■「予算が増えた人のコメント」

・「昨年は販売職で夏休み自体がなく、旅行に行けなかった。今年転職をし、盆休みのある会社に勤めているので夏休み旅行を楽しみたいが、コロナが収まっているかわからないので不安である」(20代女性/会社員)
・「昨年は忙しくて行っていないが、コロナが早く落ち着いてくれれば今年は旅行に行きたい」(20代女性/会社員)
・「去年は行かなかったが、自治体の発行するクーポンを利用して旅行に行くことにした」(30代男性/自営業)
・「予約はしたものの、まだ行くかどうか決めかねています。コロナの状況によっては中止にするかもしれません」(30代女性/会社員)

旅行にかける予算が増えた人の多くは、去年行っていないので今年は行きたい、といったコメントを寄せていた。全国的に自粛生活が続いていたので、夏休みに外出したいと考えているのかもしれない。

今年の夏休み、旅行にかける予算が去年より減った人は、全体の200人中97人(48.5%)となった。

○■「予算が減った人のコメント」

・「コロナウイルスの為、感染リスクを考えたら今年は我慢しようと思っています」(20代男性/会社員)
・「毎年恒例で温泉旅館に泊まっていましたが今年はコロナが怖いので旅行に行くのはやめました」(20代女性/会社員)
・「毎年夏には旅行へ行っていたのでもちろん出かけたい気持ちはあります。ただ、コロナの影響でいつどこで何が起こるか分からない状況だと気軽に外に出かけようという気持ちが無くなってしまいました」(20代女性/会社員)
・「まだまだ新型コロナウイルスの影響が深く考えられるので今年は大人しくしていたいと思います」(30代女性/会社員)

旅行にかける予算が減った人からは、新型コロナウイルスの影響から「今年は行かない」といったコメントが多く寄せられていた。緊急事態宣言が解除されたものの、国内の新規感染者数は増加傾向にあり、感染リスクが高まっていることを懸念しているようだ。

今年の夏休み、旅行にかける予算が去年と変化がなかった人は、全体の200人中89人(44.5%)だった。

○■「予算に変化がなかった人のコメント」

・「マスクをつけて極力、人と接触する危険性の少ない平日に旅行に行く計画を立てている」(20代男性/会社員)
・「できるだけ近場でホテルで、ゆっくりするだけにしようと思っています」(20代女性/会社員)
・「特に変化が起こっていることはないです。いつも通り旅行します」(30代男性/会社員)
・「行動意欲に特に変化はなし。マスクと手洗い・うがいを意識するようになった」(30代女性/自営業)

旅行にかける予算に変化がなかった人は、去年と同様に旅行へ行くというコメントが多く寄せられていた。とはいえ、感染予防としてマスクの着用や手洗いうがいを行い、近場への旅行を考えていることがうかがえる。

旅行にかける予算の昨対比を確認したところ、昨年・今年のいずれも「1万円~5万円」という回答が多い結果に。しかし「1万円~5万円」と回答した人は去年は200人中81人(40.5%)だったが、今年は200人中56人(28.0%)となっており、12.5%減少している。

また、予算が10万円を超える人も減少しており、去年は200人中29人(14.5%)だったが今年は200人中8人(4.0%)、昨対比で10.5%減少。200人中110人(55.0%)は「行く予定はない」と回答している。

○■「『行く予定はない』と回答した人のコメント」

・「コロナの影響で仕事がなく、金銭的な余裕が無いため」(20代男性/会社員)
・「コロナの影響で収入が減ってしまった事から、今年はどこも行かないことに決めた」(20代女性/会社員)
・「旅行に行くお金もないし、まだコロナが蔓延してるので今年は旅行に行きません」(30代男性/会社員)
・「コロナの影響で夫婦共に減給になり余裕がない為、予定を立てていません」(30代女性/会社員)

回答者のコメントを確認したところ、「コロナの影響で収入が減ったから行かない」といった回答が多く寄せられていた。旅行にかける予算が減ったのは、コロナの感染リスクだけでなく、収入減による金銭的な理由もあるようだ。

「今年の夏休み、どこへ旅行に行くのか?」については、今回のアンケート調査では「国内(県外)」が20.5%減り、「行く予定はない」が30.0%増えていた。昨対比の詳細を確認してみると、「国内(県外)」と回答した人は去年は101人だったのに対し、今年は60人となっていた。旅行先として「国内」と回答しているものの、県外への旅行は減っている。

「海外」と回答した人は0.5%となり、昨対比の詳細を確認してみると去年は25人だったのに対し今年は1人だった。

○■「『国内(県外)』と回答した人のコメント」

・「あまり関東方面には行かずに自分の住む地区の近隣の県に旅行したいと思うようになった」(20代男性/会社員)
・「今年はコロナの為、移動距離を減らすため県外でもできるだけ近隣の県くらいの場所にした」(20代女性/会社員)
・「海外は行くの怖いのでしばらくは控えようと思います。キャンプには行きたいと思う」(30代男性/会社員)
・「本当は海外に行きたかったのですが、この状況なので国内旅行に変更しました」(30代女性/自営業)

コメントを見る限り、県外と言っても出来るだけ近隣の県を選んでいる印象だ。また、30代の回答者からは海外旅行を諦めて国内(県外)旅行にした、といったコメントが寄せられていた。

「国内(県内)」と回答した人は去年より2.5%増加。昨対比の詳細を確認してみると、去年は24人だったのに対し今年は29人となっており、若干ではあるものの、旅行先の中で唯一増加していた。

○■「『国内(県内)』と回答した人のコメント」

・「できるだけコロナウイルスの感染拡大を防ぎたいので、旅行は県内にしようと思いました」(20代男性/会社員)
・「人の集まるところは避け、地元への帰省のみになりました(コロナが怖いからです)」(20代女性/会社員)
・「なるべく近場で旅行しようと考えています」(30代男性/会社員)
・「今年はコロナウイルスの影響のため県外への移動はやめ、県内へ車で行こうと思っています」(30代女性/会社員)

回答者のコメントから、コロナの感染拡大を懸念して、県内のなるべく近場への旅行を検討していることがわかる。

「今年の夏休み、誰と旅行に行くのか?」というアンケートでは、行くと答えた90人中46人(51.1%)が「家族」と回答。交通手段については、「自家用車」と回答した人が行くと答えた90人中57人(47.1%)という結果だった。なお交通手段は、併用する人もいるため複数回答で調査している。

○■「『家族』と回答した人のコメント」

・「毎年旅行やアクティブな遊びをしてましたが、今年は環境変化により家族以外の予定がなくなりました」(20代男性/会社員)
・「近場で何泊もせずに旅行しようと考えております。家族みんなで少し息抜きができたらいいなぁ程度の旅行で、カチカチに予定を立てずにゆったりと過ごすつもりです。あちこちには行かず、1箇所のみの旅行に今年はするつもりです」(20代女性/会社員)
・「東京とかではなく、県内で遊ぶことにしました。子供が小さく感染したら怖いため」(20代女性/会社員)
・「子どもも大きくなり、給付金やGoToキャンペーンなどからつい最近までは旅行を考えていたが、ここ数日、東京の感染者増から実家への帰省程度への旅行に変更となった」(30代男性/会社員)

上記のように、「家族みんなで少し息抜きしたい」といったコメントも寄せられており、自粛生活の疲れが溜まっていることがくみ取れる。家族で旅行に行くとしても、コロナの感染リスクを考慮して「連泊しない」「県内で遊ぶ」「実家への帰省程度」といった意識を持っているようだ。

○■「『自家用車』と回答した人のコメント」

・「移動に公共交通機関をなるべく使わないよう、自動車にした」(20代男性/会社員)
・「自家用車を持っている人は、なるべく車で動くようになると思う」(20代女性/会社員)
・「なるべく公共交通機関は使用しないような移動手段にし、人混みは避けるような旅行内容になります」(30代男性/会社員)
・「今年はコロナウイルスの影響のため県外への移動はやめ、県内へ車で行こうと思っています」(30代女性/会社員)

コロナの感染予防として、公共交通機関を避けるために自家用車を選んでいる。車移動による旅行が多くなると想定されるため、去年と比べて高速道路等の渋滞が悪化するかもしれない。

国が経済施策として打ち出した「GoToトラベルキャンペーン」についても同時調査したところ、200人中36人(18.0%)が「積極的に活用したい」、200人中76人(38.0%)が「可能であれば活用したい」と回答。合わせると、200人中112人(56.0%)が活用希望であることがわかる。

「GoToトラベルキャンペーンを活用したい」と考えている112人中53人(47.3%)は、去年より旅行にかける予算が減っていた。

今年の旅行にかける予算は、去年と比べて6万円以上と回答した人が減り、逆に5万円以下と回答した人が増えていた。また、GoToトラベルキャンペーンを活用したいと考えているものの、112人中39人(34.8%)は「行く予定はない」と回答している。新型コロナウイルスの感染が広がっているため、旅行の予定が先延ばしになっているのかもしれない。コロナ禍の今、GoToトラベルキャンペーンを活用したい人がいる一方、夏休みの旅行に関しては慎重な意見が見受けられた。

今回のアンケート調査を総括すると、今年の夏休み、去年と比べて旅行にかける費用は減ることがわかった。コロナの影響で旅行も自粛ムードにあり、行くとしても国内、家族で自家用車を使った移動となる傾向が見えた。GoToトラベルキャンペーンについては、200人中112人(56.0%)が「利用したい」と考える魅力的な施策ではあるものの、今年の夏休みは旅行に行くべきか判断に迷っているようだ。

当記事はマイナビニュースの提供記事です。

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