日本と海外で違う?ワイングラスの正しい持ち方とマナーを身につけよう

E・レシピ

2020/7/30 11:00

友人や家族と話しながら、お料理と一緒に楽しむ「ワイン」。至高のひとときですよね。いつもはビールを飲むのが好きだけれど、ちょっと雰囲気があるレストランに行ったときにはワインを選ぶという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし意外と知られていないのが、正しいワイングラスの持ち方やワインを飲むときのマナー。高級なレストランやパーティーに行ったときには、「このマナー間違っていたらどうしよう」という不安なくワインの味を楽しみたいですよね。
今回は、ワイングラスの部位の名称や、さまざまなマナーをご紹介していきたいと思います。

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■ワイングラスの部位の名称


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まずは、ワインを飲むのに必ず使う「ワイングラス」の基本知識から。普段お店でワインを飲むとき、レストランによって、または注文するワインの種類によって使われるワイングラスの形が異なることってありませんか? これは、ワインとグラスにも相性があるためです。

意外と知られていないワイングラスの部位の名称について解説していきます。覚えておくと、ワインを飲むときにちょっと楽しくなりますし、飲み会のときの話のネタにも活用できるかもしれません。

・リム


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まずは「リム」。この聞きなれない言葉は、ワイングラスの縁、口をつける部分のことを指します。リム部分は、ワイングラスの見た目の印象を与えるだけではなく、ワインの味・香りにも影響を与えているそう。

たとえばリム部分のガラスが薄いと、唇に触れるガラスの感覚が少ないため、ワインの口当たりが優しくなり、味をより強く楽しむことができます。そのため一般的に、ワインの味を存分に楽しむことができるリムの厚みが薄いワイングラスが好まれます。
また、リムの直径が広いと香りが立ちやすく、狭いと香りを閉じ込めやすくなるという特徴があります。

・ボウル・カップ


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次にご紹介する名称は、ワインを注ぐ部分。この部分は、「ボウル」または「カップ」と呼ばれています。ボウル・カップは、いろいろな形状のものがあり、その高さやカーブの具合によってワインの香りが変わるといわれています。内側がカーブしていて丸みが強いものだと、注いだワインの香りがなかにこもりやすく、飲んだときにワインの香りをよく堪能することができます。

ボルドーワインを飲む場合には少し縦長のもの、ブルゴーニュワインを飲むときには丸型を使用するなど、ワインの種類によっておすすめのワイングラスの形状があります。

・ステム

ボトル・カップを支えるグラスの脚の部分は、「ステム」と呼ばれています。この部分の長さはワイングラスによって異なりますが、ステム部分が長いほうがワインの色をよく見ることができるため、良いグラスであると考えられています。

・フット・プレート

ワイングラスを支える土台の部分は「フット」もしくは「プレート」と呼ばれます。一般的には、ワイングラスが安定して立つことができるようカップの直径と同じくらいのサイズです。

■ワイングラスの正しい持ち方


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ワイングラスの部位の名称をご紹介した後は、ワイングラスの正しい持ち方をご紹介します。実はこの持ち方、海外と日本では異なる方法が浸透しています。その違いの理由も合わせて解説します。

・日本でのワイングラスの持ち方『ステムを持つ』


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まず、日本で正しいマナーとされているワイングラスの持ち方は、ボウルを支える脚の部分である「ステム」を持つ持ち方です。
ボウルの部分を持つと、注いだワインに手の温度が伝わって、ワインの温度に影響を与えてしまいます。これが原因で、ワインの風味が変わってしまうこともあるそう。それを防ぐためステムを持つことが良いとされています。

また、ボウルをがっしりと持つよりも、ステムを持ったほうが、ちょっとおしゃれで上品な印象になりませんか? このような理由から日本では、立食パーティーなどフォーマルな場でワイングラスを手に持つときには、ステム部分を指で持つのが正しいマナーであるとされています。
でも、実はこの持ち方は日本独自のマナーなんだそう。そこで次は、国際的に普及しているワイングラスの持ち方をご紹介します。

・国際的なワイングラスの持ち方『ボウルを持つ』


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世界で広く普及している国際的な正しいワイングラスの持ち方は、ワイングラスのボウル部分を手で包むように持つこと。理由は諸説ありますが、細いステムを持つよりも、ボウルを持つほうがグラスを安定して持つことができるため、ワインをこぼす危険性が低いことから、この方法がワイングラスの正しい持ち方になったという説が挙げられます。

そのほかの説もあります。中世のヨーロッパでは、ステム部分に美しい装飾が施されたワイングラスが流通しており、この部分を手で隠さない、もしくは繊細な装飾を壊さないようにボウル部分を持ったという話しも伝わっています。

このような理由から、国際的に正しいとされるワイングラスの持ち方は、「ボウル」部分を手で包むように持つ方法なんです。もし海外などでパーティーに行く、会食に呼ばれているなどの場合には、ワイングラスのボウル部分を持つようにするといいでしょう。

・日本と海外で持ち方が違うのはなぜ?

それでは、どうして日本と海外でワイングラスの持ち方が異なるのでしょうか? そもそもワイングラスの「ステム」を持つ持ち方は、ワインソムリエなどワインのプロフェッショナルが、味や香りを吟味するテイスティングのときに使用している持ち方です。これは、ステムを持つと、ワインの色や粘り具体などをよく観察できるためです。

日本でワインがブームになったとき、テレビや雑誌などでワインソムリエたちがワインをテイスティングをしているところを見て、このステムを持つという持ち方が日本には広まってしまったそうです。また、ステムを持つ方が、グラスを持っている姿が美しく上品に見えることから、日本ではこの持ち方が好まれるようになりました。

海外において、ワイングラスのステムを指で持つ持ち方をするのは、ワインソムリエなどワインのプロだけですので、やはり会食などのときには、グラスのボウルを持ってワインを楽しむと良いでしょう。

■知っておきたいワインのマナー



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お次は、ワインをより楽しく味わうために知っておきたい、海外で広く浸透しているワインのマナーをご紹介します。日本ではやってしまいがちな習慣や所作が、意外にNGマナーであることがあります。そこで今回は、知っておきたいワインのマナーを5つ解説します。

・乾杯でグラスを合わせるのはNG


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日本では、乾杯するときに、近くの方とワイングラスをカチンと合わせますよね。しかしこの慣習、海外ではNGマナーといわれています。

記事の最初にご紹介した通り、ワイングラスのボールやリム部分は、ワインの味・香りを楽しむためにも一般的に薄いガラスで作られています。その薄いガラスでできたワイングラスをぶつけてしまうと、ガラスにヒビが入ってしまう危険性があるんです。ワイングラスは高価なものが多いため、カチンと合わせることは避けられています。

ではワイングラスを持って乾杯するときには、どのようにするのが正しいマナーなのでしょうか? 乾杯するときは、ワイングラスを目の高さくらいまで持ち上げ軽く会釈をするのが正しいマナー。このとき、しっかりとアイコンタクトをとってにっこりと微笑むとなお良いです。
外国の方とお食事をするときには、このような習慣の違いを意識し、グラスを無理に合わせようとしないことをおすすめします。

・注いでもらうときにグラスを持つのはNG


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ワインを注いでもらうとき、ついグラスを持ち上げてしまうことってありませんか? 実はこれもNGマナーのひとつ。
日本だと、目上の方に注いでもらうときなどは、なるべくグラスをお酒に近づけて相手の負担を減らそうという心遣いから、グラスを持ち上げることがありますが、どうしてこれがNGマナーなのでしょうか。

理由は、グラスを動かしてしまうと、注いでいるワインをこぼしてしまう可能性があるためです。またグラスが動いてしまうと、ワインを注ぐスタッフやソムリエが、ワインを注ぎにくくなってしまうため、その方々への配慮の気持ちも理由のひとつ。ワインを注いでもらっているときには、ワイングラスを持ち上げたりせずに、注ぐのが終わったら「ありがとうございます」と感謝の気持ちを表せばOKです。

・女性がワインを注ぐのはNG


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次のNGルールは「女性がワインを注ぐこと」。一緒に食事をしている相手の方のグラスが空になったら、女性の方はついワインを注ぎたくなってしまう方もいらっしゃるかと思います。

相手を気遣っての行動ですが、欧米などでは一般的に、女性がお酒を注ぐのはNGなんです。この理由は、レディーファーストの文化が浸透していること、レストランに行くような綺麗な服装がワインで汚れることがないように配慮するという気持ちが背景にあるそうです。

特にフォーマルなレストランでは、女性の方は、自ら率先してワインを注ぐのは控えるようにしましょう。しっかりとしたお店では、スタッフの方がグラスの減り方に気を配ってくれているものですので、不安にならずにどんと構えて食事の時間を楽しみましょう。グラスが空になってもワインをなかなか注いでくれない場合には、スタッフの方にお願いしてもOKです。

・強い香りの香水をつけるのはNG


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こちらはご存知の方も多いかもしれませんが、ワインの香りを楽しむような食事をするときに、強い香りの香水をつけるのはNGです。
理由は、せっかくの繊細なワインの香りが楽しめなくなってしまうからです。自分が楽しめないのはもちろん、香りが強いと周囲の方もワインの味を楽しめなくなってしまうので、周りの方への配慮の気持ちも込めて気をつけたいですね。

・ワイングラスを回しすぎてしまうのはNG

ワインを飲むとき、ワイングラスをくるくると回すのは「スワリング」と呼ばれ、ワインの香りを立たせるという効果があります。しかし、過剰にグラスをくるくると回しすぎるのはNGマナー。

回しすぎてしまうと逆に香りが飛びすぎてしまったり、ワインの中身をこぼしてしまう可能性もあります。会食の席では、周囲の方にワインをかけて服を汚してしまう危険性もありますので、もしグラスを回すとしても数回程度にとどめましょう。

■正しいマナーでワインを楽しもう


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いかがでしたか?ワイングラスの部位の名称、ワイングラスの正しい持ち方、そしてワインを飲むときに気をつけたいマナーについてご紹介しました。

食事の時間を大切な方々と一緒に楽しむこと、よく味わうことが大切ではありますが、フォーマルな場ではマナーを知っていることでより一層楽しむことができますので、ぜひ参考にしてみてください。
(AYA)

当記事はE・レシピの提供記事です。

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