金沢のアート界に、「スイミングプール」に続く新たなシンボルが誕生

IGNITE

2020/7/30 08:00


武家屋敷が並ぶ江戸時代の情緒と現代アートが共存する、独特の文化が熟成されている都市・金沢。新たに誕生した美術館に、レアンドロ・エルリッヒの最新作が登場した。

KAMU kanazawaコレクション 《INFINITE STAIRCASE》(C)️Leandro Erlich

■「スイミングプール」に続き、金沢で新作を公開

アルゼンチン出身の現代アーティスト、レアンドロ・エルリッヒ。金沢21世紀美術館に恒久設置されている「スイミングプール」で、その名を知っている人も多いだろう。

その金沢21世紀美術館から徒歩3分の地に6月21日開館したのが、私設現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」だ。レアンドロ・エルリッヒの代表作に新たな表現方法を加えバージョンアップした最新作「INFINITE STAIRCASE」が、7月23日に公開された。

レアンドロ・エルリッヒ (C)️Leandro Erlich

■重力の法則を壊し、現実と錯覚の世界を繋ぐ

「KAMU kanazawa」開館後のレアンドロ・エルリッヒのスペースでは、実寸台の作品図面の展示、公開制作といったプログラムを行い、そして世界で一番新しい最新作が公開となったのだ。

「INFINITE STAIRCASE」は螺旋階段を横倒しにしたような造形で、鑑賞者が作品の中に入って楽しむ体験型のインスタレーション作品となっている。幅約3.5m×奥行き約7m×高さ約3mの作品の中に入ると、螺旋階段の吹き抜けを上から覗き込んでいるような錯覚と空間が拡張される仕掛けに驚きを感じずにはいられない。

KAMU kanazawaコレクション 《INFINITE STAIRCASE》(C)️Leandro Erlich

エルリッヒが得意とする、重力の法則を壊し、現実と錯覚の世界を違和感なく繋げ成立させる表現が効果的に使われている作品となった。

「INFINITE STAIRCASE」は「KAMU kanazawa」のパーマネントコレクションとして常設展示されていく。

KAMU kanazawaコレクション 《INFINITE STAIRCASE》(C)️Leandro Erlich

金沢21世紀美術館の「スイミングプール」と、KAMU kanazawaの「INFINITE STAIRCASE」。金沢を訪ねるときは、2つの作品を見ることが必須になりそうだ。

KAMU kanazawa

住所:石川県金沢市広坂1-1-52
休館日:月曜日
公式サイト:https://ka-mu.com/

(冨田格)

当記事はIGNITEの提供記事です。

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