島田紳助が漫才をやめたのはダウンタウンを見たから

日刊SPA!

2020/7/30 06:50

―[魂が燃えるメモ/佐々木]―

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第202回

元タレントの島田紳助は漫才コンビ『紳助竜介』を結成して8年目に解散しました。彼は解散の記者会見で、解散理由として当時まだほとんど無名だった『ダウンタウン』を挙げて、「俺らの時代は終わった」と語りました。

決断には常に人物の影響があります。「あの時、あの人が、ああ言ったから」あるいは「あの時、あの人が、ああしたから」ということがあって、人は何かを決断します。彼の「解散」という決断に影響を与えたのは、ダウンタウンです。

島田紳助はもともと「自分たちの漫才は10年しか続けられない」と考えていました。実際はその想像よりも早く、コンビ結成5年目でフジテレビの番組『ザマンザイ』に出演した時に、「終わった」と自分で思ったそうです。その時のことについて、観客はウケているものの、『終わった』という思いがこみ上げてきて、涙がボロボロ流れたと、DVD『紳竜の研究』(よしもとミュージックエンタテインメント)で語っています。

彼はその「終わった」と感じた5年目から、実際に解散する8年目の3年間について、「惰性やった」とも語っています。自分で「終わった」と思っていても、『ダウンタウン』の漫才を目の当たりにして、彼らの影響を受けなければ、実際に解散には踏み切れない。彼の体験談は「決断には常に人物の影響があること」を物語っています。

◆行動は人の影響を受ける

島田紳助がダウンタウンから受けた影響は「宣告」です。自分で「そうなんじゃないか」と感じていても、誰かに指摘されなければ前に踏み出せないことは珍しくありません。だからこそ何かに悩んだ時は、いろんな人と接すると、自分なりの答えを出しやすくなります。

「自分で決める」というフレーズには、「誰にも相談せず、部屋にこもって一人きりで考える」というニュアンスを抱きがちです。しかし、そうすると理屈ばかりこねくり回すようになって、ますます悶々としてしまいます。悩みの種類によっては相談するのが難しい場合もありますが、テレビや雑誌で偶然見かけたやりとりがヒントになることも珍しくありません。

紳助竜介が解散した理由がダウンタウンだったのに対して、ダウンタウンが漫才を始めたきっかけは紳助竜介でした。松本人志は島田紳助について、「俺はあの人がいないといないから。高校生の時に漫才ブームに出会って、紳助・竜介さんの漫才をテレビからカセットテープに録音して勉強した」と、浜田雅功も「何回も聞いた」と『ダウンタウンなうSP(フジテレビ系)』で振り返っています。

このように人間は人物の影響によって、何かを始めたり、何かを辞めたりする決断をしています。これは彼らのような有名人の漫才だけでなく、一般人の就職や転職、結婚や離婚にも当てはまります。何かに悩んだ時は理屈で考えるだけでなく、誰かをヒントにしてみてください。自分なりの答えが出せるはずです。

―[魂が燃えるメモ/佐々木]―

【佐々木】

コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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