8時間で作った名曲『剣の舞』 ハチャトゥリアンの苦労と想いが垣間見える初演奏シーン解禁

クランクイン!

2020/7/29 19:00

 クラシックの名曲「剣の舞」の誕生秘話を描くロシア・アルメニア映画『剣の舞 我が心の旋律』より、作曲家ハチャトゥリアンの苦労と想いが垣間見える初演奏シーン映像が解禁された。

本作は、クラシック界の巨匠アラム・ハチャトゥリアンが、若き日にたった一晩で書き上げた20世紀の名曲「剣の舞」に込めた民族の悲しみと世界平和への祈り、その知られざる真実を描く。ハチャトリアンを演じるのは、ロシアの舞台やテレビで活躍するアンバルツム・カバニャン。彼の宿敵プシュコフには、米テレビドラマ『24』にも出演したアレクサンドル・クズネツォフが扮する。監督・脚本を務めたユスプ・ラジコフは「剣の舞」完成前後の2週間に着目し、5年かけて脚本を執筆した。

第2次世界大戦中、ソ連のレニングラード国立オペラ・バレエ劇場はモトロフ市に疎開していた。劇団員たちは軍部の監視、物資の乏しさ、延々と繰り返されるリハーサルなど、さまざまな困難に耐えながら、バレエ『ガイーヌ』のプレミア上演に向け準備をしていたのだった。

劇団の音楽を担当する作曲家アラム・ハチャトゥリアンは、振付家のニーナから連日のように変更が伝えられ、修正に追われる日々。重圧に苦しみ入院騒ぎを起こしてしまうが、親友の作曲家ショスタコーヴィチらとの音楽談義に癒され、作曲家としての矜持を強くする。

初演が迫ったある日、文化省の役人プシュコフは完成した『ガイーヌ』の結末を変更した上に、最終幕に士気高揚する踊りを追加せよと命じる。団員の誰もが不可能と訴えるが、アラムは作曲家人生を懸けて理不尽な挑発に立ち向かう…。

今回解禁された本編映像は、世界屈指の演奏回数を誇る名曲「剣の舞」が初めて演奏されるシーン。華麗な踊りと共に行われる演奏の合間に、ハチャトリアンの故郷アルメニアの風景、自殺に追い込まれた仲間、劇場仲間たちの姿、そしてトラブルに見舞われるハチャトリアンの姿などが挟み込まれていく。

映像にはそのほか、これまで権力を利用してハチャトゥリアンに無理難題を突き付けてきた役人プシュコフが、8時間で完成させたという曲を前に言葉を失い聞き入っている姿も。名曲誕生の裏側と、ハチャトゥリアンが「剣の舞」に込めた切実な想いを垣間見ることができる印象的なシーンとなっている。

映画『剣の舞 我が心の旋律』は7月31日より全国順次公開。

当記事はクランクイン!の提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ