原作ファンも納得! 高い評価を得た“実写化成功”映画5選

grape

2020/7/28 17:54

※写真はイメージ
2010年代以降、邦画界は次々と漫画の実写化作品を生み出しました。

しかし、原作の大きなスケール感を表現し切れなかったり、実写化の際にうまく原作のよさを出せなかったりと、批評的にかんばしくない作品が多いのも事実…。

しかし、漫画実写化邦画すべてがそうではありません。そんな、原作ファンも納得の高評価を獲得した作品を5つ紹介します。

おふざけなし! マジで実写化に挑んだ傑作映画たち

傑作実写化映画① 寄生獣

まず紹介したいのは、2014年公開の、岩明均さん原作の大人気漫画を実写化した作品『寄生獣』です。

主演の泉新一役に染谷将太さん、新一の右手に取り付く寄生生物・ミギー役に阿部サダヲさん、ヒロインの村野里美役に橋本愛さんを迎えた本作。

監督は、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどで知られるヒットメーカー、山崎貴さんです。


ある日、人間を内側から変え、ほかの人間を食い殺す怪物に変える謎の寄生生物が日本に現れます。

高校生の新一も襲われますが、奇跡的に右手に封じ込めることに成功。

『ミギー』と名乗りだした左手と奇妙な友情を築きながら、新一はパラサイトたちの侵略に立ち向かっていく…というのがあらすじです。

ダークな展開のなかで、人間の残酷さと尊さを描き出した原作。

その魅力を表現するために、本作はPG12という年齢制限を設け、殺伐とした演出に逃げずに挑んでいます。

完結編である続編とともに、興行・批評の両面で高い評価を得ました。

傑作実写化映画② アイアムアヒーロー

次は2016年公開の映画『アイアムアヒーロー』。本作は、花沢健吾さんの大ヒット漫画を、驚きのスケールと演出で実写化したパニックホラー映画です。

不満を抱えた漫画家の自己実現と、世界中が謎のウイルスによって凶暴化してしまった世界でのサバイバルを描いた本作。

監督を務めたのは、同じく漫画原作の映画『GANTZ』2部作でメガホンを取った佐藤信介さんです。

主演には人気俳優の大泉洋さん、共演も有村架純さんや長澤まさみさんと、ビッグネームがそろっています。

ある日、世界中でZQN(ゾキュン)と呼ばれる、まるでゾンビのような凶暴なウイルス感染者が発生。

売れない漫画家の鈴木英雄は、趣味で猟銃を持っていたこともあり、逃亡中に出会った女子高生の比呂美と、元看護師の薮とともに決死のサバイバルに挑む…というのがあらすじです。


ゾンビものという設定故に、ハードな描写も重要だった本作。R15+という年齢制限で挑んだり、タクシーが横転するド派手なアクションシーンを韓国で撮影したりなど、海外映画に見劣りしない仕上がりで評判を呼びました。

傑作実写化映画③ ちはやふる –上の句-

次も同じく2016年に公開になった、大ヒット青春映画3部作の1作目『ちはやふる –上の句-』です。

原作は、2020年7月現在も連載中で、単行本は40巻を超えるボリュームを持つ、末次由紀さんによる『ちはやふる』。

主演に広瀬すずさん、共演に野村周平さんや上白石萌音さんら実力派の若手俳優を配して実写化しました。

監督は『タイヨウのうた』などの小泉徳宏さんが務めています。

幼馴染の綾瀬千早、真島太一、綿谷新の3人は、いつも競技かるたで遊んでいましたが、新が家庭の事情で引っ越してしまうことに。

高校生になった千早は、親友の新に会うために『競技かるた部』を作り、仲間とともに全力で全国大会に挑んでいく…というのがあらすじ。


ボリューム満点な原作の名場面をうまく抽出し話を組み立て、あえて登場人物も漫画そのままのビジュアルにしないなど、『実写映画にする』ということに真摯に挑んだ本作。

青春の情熱を見事に描き切ったと、原作・映画ファンの両方から高い評価を獲得しました。

傑作実写化映画④ いぬやしき

次は、アニメ化もされた大ヒットアクション漫画を映画化した2018年公開の映画、『いぬやしき』です。

『GANTZ』などで知られるSFハードアクション漫画の人気作家・奥浩哉さんの原作を、お笑いコンビ『とんねるず』の木梨憲武さん、人気俳優の佐藤健さんを主演に迎えて映画化した本作。

監督は先の『アイアムアヒーロー』と同じく佐藤信介さんが務めています。

日陰者の扱いを受けている心やさしき初老の男・犬屋敷壱郎。そして、思春期の孤独を抱える不安定な高校生・獅子神皓。2人は期せずして人知を超えた機械の体を手に入れます。

人を救っている時に生きている実感を得る犬屋敷と、殺している時に実感を得る獅子神…。2人の超人が今、相見える…というのがあらすじです。


新宿を破壊し尽くす大スケールのクライマックスを、最新のCGを駆使して描き切り、ハリウッド映画と並べても遜色なく楽しめるレベルに持っていった本作。

予算の使い所や、主演の木梨さんがお笑いを封印して挑んだ胸にくる熱演など、フィクションに真剣に挑んだ気合が伝わる一作です!

傑作実写化映画④ ミスミソウ

最後は、2018年公開の映画『ミスミソウ』です。

壮絶な青春の復讐劇を描いた本作は、原作者に「嫉妬するほどいい」といわしめた作品です。

原作はアニメ化もされた『ハイスコアガール』などで知られる押切蓮介さんの同名漫画。

主演に若手俳優の山田杏奈さん、共演に清水尋也さんや本作が演技初挑戦となったモデルの大谷凜香さんなど、フレッシュな役者をそろえ、監督は『ライチ☆光クラブ』でメガホンをとった内藤瑛亮さんが務めています。

真っ白な雪が降り積もる田舎町に引っ越してきた中学生の野咲春花。陰惨ないじめを受ける中で、とある壮絶な悲劇に見舞われた彼女は、いじめっ子たちへの壮絶な復讐を決意する…というのがあらすじです。

美しい映像と役者たちのむき出しの若さ、原作譲りのバイオレンス描写が魅力の本作。

残酷さの中の尊さが光る映画オリジナルの最後は、タテタカコさんが歌う主題歌が合わさり、思わず涙がこぼれてしまうはずです。

なんと本作、制作期間がかなり短かった故に、いろいろな注文が入らず自由に作ることができたそうで、ある意味『奇跡の実写映画化作品』といえるかもしれませんね。

『原作ブレイカー』など揶揄されがちな邦画の漫画実写化映画ですが、中には見事な出来の作品も多いもの。

食わず嫌いせずに、ぜひとも見てほしい限りです!


[文・構成/grape編集部]

出典 寄生獣(プレビュー)@iamaheromovieアイアムアヒーロー(プレビュー)@chihaya_koshiki「ちはやふる -上の句・下の句-」予告@inuyashiki_m映画『いぬやしき』【予告】4月20日(金)公開misumisou_movie@misumisou_movie

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