『わたナギ』「いまの生活を一ミリも変えたくない」多部未華子(メイ)の結婚観に共感の嵐

dwango.jp news

2020/7/29 17:00


『家政夫のナギサさん』 第3話は、メイ(多部未華子)が、自宅から出たところで田所(瀬戸康史)と遭遇してしまうというラストだった。二人の間の関係性に進展があるのかと思われたが、果たして――。

本作は、電子書籍サイト「コミックシーモア」で連載中の四ツ原フリコの「家政夫のナギサさん」を実写ドラマ化。製薬会社で働く28歳の独身キャリアウーマンの相原メイ(多部未華子)は、仕事は誰よりもできるが、家事はからきし苦手で家は散かり放題という女性。そんな彼女の家にある日、家事全般をパーフェクトにこなすスーパー家政夫・鴫野ナギサ(大森南朋)がやってくるという話だ(以下第4話ネタバレあり)。

ナギサさんによって“やればできる!”の呪いを解かれたメイ。第4話では、恋愛、結婚というキーワードで話が展開していく。

お隣同士であることを田所に知られてしまったメイ。以前、母親がやってきたとき、ナギサさんの靴を外に放り出してしまったのを見ていた田所は「男の人と住んでいるのですか?」とメイに問う。慌てたメイはとっさに「父です」と嘘をつき、家政夫を頼んでいることを隠してしまう。



以前もメイは母親に家政夫の存在を隠そうとしていたが、20代の女性が、家政夫を頼んでいることに“負い目”を感じているというテーマが内在しているシーンであり、田所と遭遇してしまったことをナギサさんに話す場面でも「嫁入り前の私が家政夫さんに来てもらっているのは、世間体が悪いというか……なのでもしマンションで遭遇してしまったら、私の父ということにしてもらえませんか?」とメイは発言する。本作の大きなテーマであり、この問題も今後どこかでナギサさんが、メイの進む道に大きな光を照らしてくれると期待したい。

それはさておき、第4話では、天保山製薬の同僚・馬場(水澤紳吾)の結婚をきっかけに、メイの恋愛観や結婚観が語られるシーンがあった。馬場は15歳も年下の女性との電撃結婚について「最初に会った瞬間に『お互い会えたね』と思った」と語ると、メイは「理想の結婚相手は?」という質問について「ちゃんと考えたことはなかったけれど、いまの自分の生活を一ミリも変えなくていい人」と回答する。男性社員たちは総ツッコミを入れるが、SNS上では「分かるー」「メイちゃんの考え方にめっちゃ共感する」と賛同の意見が多く見られた。



そんなメイに、肥後すこやかクリニックの医師である肥後(宮尾俊太郎)は、結婚を前提にした交際を求める。同時にメイの同僚である薫(高橋メアリージュン)も、田所に「結婚を前提に付き合ってほしい」と告白する。

共に結婚を前提とした告白を受けたメイと田所は、偶然コンビニで遭遇する。買い物かごに入った食べ物を見て「食の趣味が似ている」と意気投合。そのまま公園で酒盛りをすることに。そこでもメイは「このまま仕事を続けたいし、休みの日は寝たい。結婚したらいまの生活がどうなるのだろうと想像つかない」と胸の内を明かす。そんなメイの思いに「僕も同じです」と答える田所。

公園のシーンでは、田所がメイに顎クイし、唇のマヨネーズをとってあげるシーンも登場。SNS上では「この二人の絵柄最強!」「田所さん、心臓に悪いよ!」という胸キュン意見から「そこは指じゃなくてティッシュ渡すでしょ、いまの二人の関係なら」と冷静なツッコミまで、大いに盛り上がっていた。

真面目に仕事に取り組み、しっかりと成果も出し、充実した社会人生活を送るメイ。しかも苦手にしていた家事は、ナギサさんによってフォローしてもらえ、心身ともに安定した生活が送れるようになった。そこで結婚は意識しつつも、「いまの生活を一ミリも変えたくない」と思うのは、大いに共感できる。まだメイは“苦手な家事を家政夫に頼む”という合理的な方法について、負い目に感じてしまっているところもあるが、その気持ちをクリアできれば、ある意味で現状は理想的とも言える。

そんな「いまの生活を一ミリも変えたくない」というメイの思いに一番必要なのはナギサさんの存在。田所はメイの考えに「同じです」と答えた。言葉通りに捉えれば、田所も「自分のいまの生活を変えたくない」ということ。ここまでのメイへの態度を見ていると、田所はメイに対して好意を抱いている感じがあるが、相性という部分では不安定さをはらんでおり、今後二人がどんな関係性になっていくのか非常に興味深い。

また、もう一つ第4話で面白かったのが、メイの父親役として登場した光石研。近年は現在放送中の連続テレビ小説『エール』で二階堂ふみ扮する音の父親役など、実直な良き父を演じることも多いが、もともとキレキレの役でスクリーンをざわつかせる個性派俳優だ。

ナギサさん役の大森も似たようなタイプの役者であり、そんな二人がメイを囲んで、にこやかに談笑する姿は、「もしかしたらいきなりバトルになるかも」とハラハラさせられる、なんとも言えない絵面だった。

今週のヒートポイント

★メイに“無”にされる瀬川

★メイの“ジャンクかつヘルシー”という料理のムチャぶりに嬉しそうな表情のナギサさんのMっぽさ

文:磯部正和




『私の家政夫ナギサさん』

第5話 8月4日(火)よる10時~

出演者:多部未華子 瀬戸康史 眞栄田郷敦 高橋メアリージュン 宮尾俊太郎 平山祐介 水澤紳吾 岡部大(ハナコ) 若月佑美 飯尾和樹(ずん) 夏子 〇 富田靖子 〇 草刈民代 趣里 〇 大森南朋

(C)TBS

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