セラミック包丁を正しく研ぐには?特徴を知って切れ味を長持ちさせよう

E・レシピ

2020/7/29 11:00

コロナ禍の中で、自宅にいる時間が増え、自分の家で料理することが多くなっています。そんな人々の間で、料理をする時に使うセラミック包丁が話題になっています。セラミック包丁は軽くて、切れ味が鋭く、錆びずに使えます。そんなセラミック包丁の特徴を知り、研ぎ方をマスターして、マイ包丁として長い間使いましょう。

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■正しく研ぐ為にセラミック包丁の特徴を知る
包丁といえば、ステンレス製やチタン製の金属の包丁を思い出しますが、セラミックの包丁も30年以上前から使われています。セラミック包丁は切れ味も良く、軽くて、見た目もおしゃれです。そんなセラミック包丁も研ぐことができるのです。ただし、金属の包丁とは異なる研ぎ方になります。それでは、セラミック包丁の研ぎ方を分かりやすく紹介します。


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日本が誇る「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されましたね。日本料理のおいしさは、包丁にあるともいわれています。包丁の入れ方一つで食材が100%以上活かされます。日本料理の料理人は、とことん包丁にこだわります。商売道具のマイ包丁を毎日研ぎます。それだけ、よく切れる包丁でさばくとおいしい料理になるそうです。

セラミック包丁も同じです。セラミック包丁でおいしい料理を作るために、セラミック包丁の正し研ぎ方を覚えましょう。その前に、まず、セラミック包丁の特徴を知りましょう。

・そもそもセラミックとは?


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最近「セラミック〇〇」などと、「セラミック」はよく耳にする言葉です。ところが、セラミックはどのようなものか、わかっているようで、説明するとなると少し困ります。セラミック本来の意味は陶磁器になります。また、窯業製品すべての総称としても「セラミック」が使われることもあります。

セラミック包丁のセラミックについていえば、40番目の元素、ジルコニアにバインダー(結合剤)を配合してプレス成型されてできあがります。高い靱性があり、硬度も優れています。ダイヤモンドの硬度は10ですが、セラミックの硬度は9以上で、極めて硬い素材になります。

・セラミック包丁の長所


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セラミック包丁は切れ味が鋭く、その切れ味のよさは長く続きます。軽量ですから長時間使い続けることができます。さらに錆びずに、金属臭さがありません。酸にもアルカリにも強い材質です。

・セラミック包丁の欠点


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セラミック包丁にも欠点というか、弱点はあります。硬い素材ですので弾性は乏しくなります。刃も欠けやすい傾向があります。メリットでもある軽さは、逆に使いにくいという方もいます。

セラミックは弾性に乏しい面があり、カボチャやトウモロコシなどの硬い材料を切るときは苦戦します。また、長さも20センチくらいで、スイカのような大きいな物は切りにくくなります。

・セラミック包丁の寿命


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セラミック包丁の寿命については、使用する環境が大きく影響してきます。使用する頻度やカットする食材などで違ってきます。

切れ味は長続きするのですが、刃こぼれをすることがあり、刃こぼれしたままでは使いにくくなります。たとえ、刃こぼれしたとしても研いで修復すれば元のように使えます。このように、セラミックの寿命については決定的な期間はないようです。使い方と研ぎ方が決め手になりそうです。

■セラミック包丁の切れ味を長持ちさせるポイントと研ぎ方①


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セラミック包丁の研ぎ方を覚えると、セラミック包丁を長く使用することができます。そもそも、セラミック包丁が研げることを知らない方も多いようですが、セラミック包丁は比較的簡単に研ぐことができます。

ある調査によると、セラミック包丁に限らず、ステンレスなどの金属包丁を含めて、包丁を研ぐ人は16.1%しかいないそうです。包丁は研ぐことで確実に長く使うことができます。

セラミック包丁の研ぎについては、金属の包丁を研ぐのと少し異なりますので、注意がいります。一時期、硬度が高いセラミック包丁は研がなくて良い包丁と思われていたこともありました。しかし、実際にはセラミック包丁も半年に1回程度研ぐことで包丁の寿命は延びます。

・注意が必要セラミック包丁の研ぎ方


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セラミック包丁は研ぎすぎを注意する必要があります。研ぎすぎるとセラミック包丁の刃先が薄くなります。薄くなると刃こぼれし易くなります。

また、セラミック包丁の研ぎ方は、金属用の刃物を研ぐときに使う砥石で研ぐことはおすすめできません。セラミック包丁を研ぐときは「ダイヤモンドシャープナー」を使用することが必要です。家庭で使えるダイヤモンドシャープナーも市販されています。うまく使ってセラミック包丁を長く使いましょう。

・セラミック包丁のメーカーは研ぎ直しを受付


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セラミック包丁の代表メーカー、京セラもセラミック包丁の研ぎ直しを受け付けています。アフターサービス的な面もあって、1,000円ほどの料金が設定されています。メーカーの研ぎのプロが研ぐので、少々の刃こぼれも完全に修復されるそうです。

・一家に包丁は4本:使い分けて包丁の寿命を延ばす!


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確かに、セラミック包丁は便利な包丁です。しかし、硬いものを切るときはあまり使用できません。そんな面もあってか、一般的に包丁は平均すると、一家に4本ほどあるようです。セラミック包丁、ステンレス包丁、パン切包丁に果物用の包丁(ナイフ)などです。

このように、セラミック包丁をメインに使用して、ほかの包丁も適宜使い分けることで、セラミック包丁の寿命が延びるようです。

■セラミック包丁の切れ味を長持ちさせるポイントと研ぎ方②


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セラミック包丁は切れ味が良いのですが、繊細でデリケートにできています。金属の包丁よりも扱い方が細かくなります。セラミック包丁の切れ味を保ち、長く使用するためのポイントを紹介します。

・硬いものを切らない


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セラミック包丁のデメリットでも説明しましたが、脆い面があります。そのために、カボチャやトウモロコシなど、硬いものを切るのは不向きです。セラミック包丁の刃が欠けることもあります。

・お手入れを怠らない


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セラミック包丁は錆びたりはしませんが、お手入れは怠らないことです。キレイな公園がいつも清潔なように、常にキレイな状態でセラミック包丁を使用すれば、最良な状態が保てます。そのように、大切に使用することが長持ちする秘訣になります。

・目の粗すぎる砥石で研がない


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砥石には番手と呼ばれる目の粗さを示す基準があります。荒砥石は120~600番前後、中砥石は800~2,000番前後、仕上げ砥石は3,000~5,000番以後になります。

一般的には3,000番から仕上げ用の砥石になります。番手が上がるほど、鋭い切れ味に研ぎあがります。セラミック包丁の研ぎ石は1,200以上で、ダイヤモンド砥石を使うようにしましょう。それよりも目が粗い場合(数字が小さい場合)は、セラミック包丁の刃を傷めることがあります。

■セラミック包丁の切れ味を復活させる研ぎ方


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セラミック包丁は一定の期間ごとに研ぐことをおすすめしました。確実に研ぎ方一つでセラミック包丁の切れ味が復活します。最近は、家庭で簡単に使える研ぎ器やシャープナーがあり、コツもなく的確にセラミック包丁が研げます。

・セラミック包丁専用のシャープナーや砥石を選ぶ


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最近は、セラミック包丁用のシャープナーが1,000円以下の値段であります。そのようなシャープナーを上手に使いこなせば、プロの研師に負けない研ぎあがりになります。ただし、くれぐれもセラミック包丁を研ぐことができるシャープナーを選んでください。

・どんな包丁も研げる『ダイヤモンドシャープナー』を選ぶ


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セラミック包丁はダイヤモンド砥石で研ぐことを説明しましたが、砥石のメーカーからは、ダイヤモンド砥石を備えたダイヤモンドシャープナーが販売されています。ダイヤモンド粒子の力で極めて硬度が高いセラミック包丁も、包丁をセットして前後するだけで簡単に研ぐことができます。

・1cmの刃の欠けにも対応!プロに任せる


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セラミック包丁の製造メーカーは、多少大きな刃こぼれがあっても、自社の研磨技術で、キレイに磨き上げて、購入当時の切れ味に復活させてくれます。

セラミック包丁の代表メーカー、京セラもセラミック包丁の研ぎ直しを受け付けています。比較的安い価格(1,000円程度)で、郵送でも受け付けしてくれます。期間は2週間程度かかります。計画的に予定を立てて研ぎ直しをしてもらいましょう。

■自分でセラミック包丁を研ぐならこれ!おすすめの研ぎ器


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セラミック包丁は自分で研ぐことができますが、金属の包丁を研ぐのとは少し異なります。硬度に優れた包丁ですから、包丁を研ぐ砥石の選択や、研ぐ時期などを知っておかなければ、大切なセラミック包丁に大きなダメージを与える場合もあります。最近は、セラミック包丁用のシャープナー(研ぎ器)も販売されています。そんな、便利なシャープナーを紹介します。

・1番人気の『置き型シャープナー』


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置き型シャープナーは、横に長いシャープナーやタテに長い形状のシャープナーがあります。基本、シャープナーをテーブルや台にセットして、片手でシャープナーを持って、シャープナーにある1ヶ所から3ヶ所の研ぎ溝にセラミック包丁をセットして前後に動かして研ぎます。

・力要らず!『電動シャープナー』


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電動のシャープナーは、テーブルや台に電動シャープナーをセットして、溝に包丁を差し込むと、シャープナー内の円形の砥石が回転します。回転することで包丁を研ぎます。

差し込んだ包丁をゆっくりと10秒ほど通すだけで研磨できます。差し込溝が複数ある場合は、設定されている砥石が異なり、包丁の素材や、研ぎの工程で選びます。

・ハサミも研げる『スティック型シャープナー』


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スティック型シャープナーは、棒ヤスリと同じ形状です。ただし、セラミック包丁にはヤスリにあたる部分の砥石が、ダイヤモンド砥石のタイプを選びましょう。使用するときは、利き手でシャープナーを持ち、セラミック包丁の刃を研磨する方法です。ナイフもハサミも研ぐことができます。

■セラニック包丁を上手に使っておいしい料理を作ろう!


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日本料理の伝統に見た目の美しさがあります。本物の花のような飾り切りや、豪華な船盛りや、見事な活き造りの美しさは、世界が認めています。そんな、職人技は切れ味抜群の包丁があるから可能となります。

よく切れるセラミック包丁を定期的に研いで、自分の包丁に愛着を持って、料理に励めばみんなが喜ぶおいしい料理ができます。
(AYA)

当記事はE・レシピの提供記事です。

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