母犬に襲われ顔が変形した犬、運命の飼い主と巡り会う 「完璧じゃなくてもいい」(カナダ)

生後13日で母犬に襲われ顔が変形してしまった子犬が、生後8か月で運命の飼い主と巡り会った。1歳半になったその犬は現在、カナダのアルバータ州で障がいを持つ人をサポートするセラピー犬としての訓練を始めているという。『Bored Panda』『Metro』などが伝えた。

ジャーマンシェパードとボーダー・コリーのミックス犬“ブロディ(Brodie)”は、生後13日の時に母犬に襲われて頭部を噛まれ、顔と頭蓋がゆがんでしまった。この事故により、ブロディは成長するにしたがって顎がくっつき、顔の左側の成長が止まり、片目の視力が低下した。

それでも小さかったブロディを「是非引き取りたい」という飼い主が現れ、新しい家族のもとで過ごした。しかし約5か月後、ブロディは「元気が良すぎて手に負えない」とアルバータ州にあるアニマルシェルター「オールド・マクドナルド・ケネルズ(Old MacDonald Kennels)」に戻されてしまったのだ。

そこで同シェルターはネット上にブロディの写真を投稿し、新しい飼い主の募集を始めた。すると数百人もの応募があり、慎重にマッチングを行った結果、選ばれたのがアマンダ・リッチャーさん(Amanda Richter、30)とボーイフレンドのブラッド・アメスさん(Brad Ames、23)だった。

「ネットで見て一目惚れだった」と語る2人がブロディと初めて出会ったのは昨年9月、ブロディが生後8か月のことだった。

アマンダさんは「ネットで公開されたブロディの写真を毎日見ていたわ。そうしたら涙が出てきて。なぜだかわからないけど、運命を感じたの。強く惹きつけられたのよ」と語り、初めて対面した日のことを次のように明かした。

「ブロディに会いにシェルターまで車を走らせ、散歩に連れ出したの。そして一緒に2、3時間を過ごし、その日のうちに自宅に連れ帰ったわ。シェルターの職員も『ブロディはあなたたちにピッタリだ』って背中を押してくれたの。」

こうしてアマンダさんとブラッドさんに引き取られたブロディは、1月に1歳の誕生日を迎え、現在は障がいを持つ人々のセラピー犬を目指して訓練中だ。

アマンダさんは「前の飼い主は、『ブロディが興奮しすぎる』と言っていたようだけど、必要なのは忍耐強く躾をすることだと思う。ブロディは確かに暴走することがあるけど、頭はいいのよ。トリック(芸)は10分以内に覚えちゃうし、毎週少しずつ良くなっているのよ」と話しており、ブロディの小さな進歩を喜んでいるようだ。

ちなみにブロディはInstagramのアカウントを持っており、フォロワーは16万2千人を超えている。Instagramには美しい自然の中でのびのびと遊ぶブロディの写真や動画が多数投稿されており、アマンダさんはブロディについてこんな分析をしている。

「犬っていうのは逞しいものよ。だってどんなにつらいことがあっても、立ち直る回復力を持っているもの。ブロディは見かけは他の犬と違うけど、そのことを認識していない。私は少しぐらい不格好でも、それはユニークな個性だと思っているわ。」

「それにドッグパークに行くと、ブロディが“最高にハッピーな犬”だということがすぐ分かるの。みんながブロディに気付いてくれるのよ。だってブロディは全力で遊んで、走って、他の犬と同様にめいいっぱい楽しんでいるんだから。楽しく過ごすために、完璧である必要なんてないのよ。」

画像は『Brodie 2019年10月4日付Instagram「Hey everyone!」、2020年6月25日付Instagram「Another baby Brodie pic!」、2020年7月24日付Instagram「The best boy enjoying his bone in the mountains」、2020年7月16日付Instagram「Is it Friday yet」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 A.C.)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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