コロナの夏、寝室のエアコンは何度がオススメ?

日刊SPA!

2020/7/1 08:52

 猛暑が予想される今年、我々は「未曽有の夏」を迎えることになる。高温多湿に加えて、マスク着用、ソーシャルディスタンス、ステイホーム……。熱中症への対策を講じつつコロナ第2波の到来への備えも必要だ。未曽有の夏に屈しないライフスタイルをつくる秘策はあるのか?

◆部屋の温度と通気性の高いアイテムで、免疫力を下げない睡眠環境の整備を

猛暑の予想に加えてコロナ感染の恐れも重なって、今夏は例年以上に過酷になるにちがいない。睡眠に詳しい安達直美氏にコロナサマーを乗り切る秘訣を聞いた。

「真夏はもっとも睡眠の質が下がる季節。近年は、深夜になっても外気温が25℃以下にならない熱帯夜が続く傾向があります。寝苦しさによって睡眠の質が下がると免疫力にも悪影響を及ぼしますから、新型コロナに限らずさまざまな病気を招きかねません」

熱帯夜において、快眠に欠かせないのが室内の温度管理だ。

「人間は、入眠時に脳や体の熱を外に出して体温を下げ、休息モードに入ります。外気温が高いと体の熱を外に放出できず、眠りが浅くなるため、夏場は一晩中冷房をつけたままで寝るのがベスト。冷房は26℃前後に温度設定すると、体の熱を外に出しやすくなります」

26℃で寒さを感じる場合は、設定温度を上げるのではなく、掛け布団で微調整するのが正解。そのため冷房だけでなく、寝具の素材にもこだわる必要がある。

「パジャマやシーツなどの寝具は、汗を吸ってもすぐに乾く吸水速乾の素材がおすすめ。天然素材などの繊維で編まれた綿やガーゼは、目が粗く、通気性が抜群。最近は、化学繊維でも吸水速乾を謳うものが登場しているので、自分に合う素材を探しましょう」

◆睡眠中に直接冷風が当たることを避ける

そのほか、室内の空気を巡らせる「サーキュレーター」も快眠アイテムとして外せない。

「睡眠中に冷房の風が体に直接当たると、体温が奪われすぎてしまう。その結果、朝になると体がだるく感じるのですが、防ぐコツは、サーキュレーターを上向きにして冷房の風と戦わせるように設置すること。これで冷風が室内を優しく循環してくれます」

さまざまなアイテムを複合的に使い、寝室を整えるのが、夏のコロナ生活で快眠を得るコツなのだ。

◆日中の活動も重要

ただ、快眠は夜の努力だけでは成立しない。寝室の環境とともに、日中の活動にも気を配る必要があると安達氏は言う。

「日光を浴びるとメラトニンというホルモンが生成されます。メラトニンには眠気を誘い睡眠を安定させる作用があり、夜になると分泌される、まさに睡眠ホルモンです。つまり、日光を浴びる時間が減ってしまうと、睡眠の質も下がってしまいます」

外出自粛が叫ばれていた頃、日光不足に運動不足も重なって不眠を感じる人が増えたという。

「朝はベランダで日光を浴び、昼は近所を散歩して最低でも30分から1時間は日光を浴びましょう。ただし、紫外線については忘れずに対策をしてください」

また、就寝前に、ストレッチなどの軽い運動をすると睡眠の質がアップするという。

「日中は元気に太陽の光を浴びて、夜にはぐっすり眠る。帰宅したら入浴、消毒などをしてウイルスを持ち込まないことが、コロナ対策に繋がるのです」

快適な寝室と日光で、コロナに負けない良質な睡眠をゲットだ。

<寝苦しい夏に推奨の快眠アイテム>

▼ストロー素材の枕……中が空洞のプラ素材を使うことで通気性がよく熱がこもりにくい

▼抱きまくら……肩を下に、覆いかぶさるように眠れば、背中は涼しく、お腹は冷えずに安心だ

▼ダウンの掛け布団……室温は低めに保ちつつ、通気性抜群。できれば夏用羽毛ダウンケットを用意し、自分のベストな温度を探れ

▼楊柳(ようりゅう)生地のパジャマ……表面が凸凹に織られているため、肌の接触面が少なく通気性が抜群。見た目も美しい

▼保冷剤……枕カバーの下に小型の保冷剤(ケーキなどについてくるもので十分)を忍ばせると、後頭部を効率的に冷やせる

【上級睡眠改善インストラクター・安達直美氏】

国内大手航空会社にて国際線CAとして勤務後、寝装品メーカーの研究員に。現在はメディアや睡眠健康教室などの講師として活躍

<取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/花小金井正幸>

※週刊SPA!6月30日発売号の特集「夏の[コロナ生活]マル秘対策」より

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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