コロナ禍で経営難、病床の減少、感染対策での支出増大…問題が山積みの医療現場の現実

TOKYO FM+

2020/6/30 06:40

住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「Blue Ocean」では、毎週火曜に、新型コロナウイルスと最前線で戦う医療現場の「リアルな現状や課題」を情報発信するべく、在京民放ラジオ放送局5社連携でスタートした共同プロジェクト「#医療現場を応援」と連動したコーナーをお届けしています。

6月23日(火)の放送では、医療従事者から寄せられたメッセージを紹介しました。



※写真はイメージです

◆院内の清掃を拒否する業者も…
前回は、新型コロナウイルスの感染症患者を受け入れた病院が、軒並み赤字経営になっている現状について取り上げました。

ちなみに、日本医師会のアンケート結果では、新型コロナウイルス感染症患者の対応をしている病院でなくとも、診療所の小児科の保険収入も去年と比べて4割近くも減っているそうです。患者の減少、病床の減少、感染対策での支出の増大など、いまなお医療現場の困難は続いています。

さらに医療現場では、治療だけではなくこんな問題も。新型コロナウイルスの感染が拡大した3~5月にかけ、感染症患者を受け入れた医療機関で、シーツなどのクリーニングや院内の清掃を、委託先の業者に拒否される事例が相次いでいたことがわかっています。

シーツの使い捨てには大きなコストが伴い、このような状況が続くと病院経営はますます圧迫されてしまいます。第2波、第3波が予想されているだけに、今後、医療体制を維持するためにも支援が必要になっています。

◆医療従事者からリアルな声が続々…
そんな状況下、この日は医療従事者の方々に募っていたメッセージ、リアルな声を紹介。

<医療従事者からのメッセージ>
「私は、看護師として医療機関や福祉事業所で勤務しております。“誰も病気になりたくてなる人はいない”と、いつもそう思いながら患者さんに向き合い、仕事に従事しています。どうかコロナウイルスにかかった方も、そのご家族や同僚の方も、これからかかるかもしれない方々も、どうか自分を責めないで、いまできること、感染対策をできる範囲でやっていきましょう」(栃木県・40代女性)

住吉:そうですね。私もコロナにかかったから、“そうだな”とすごく思うんですけど、やっぱりコロナに感染すると、まず“申し訳ない”。そして、“周りにうつしてはいないか”とか、うつしていなくても“ものすごく不安な気持ちにさせていたんじゃないか”“あのとき、ああしなきゃよかった……”とかね、いろいろな思いがめぐってくるんですよね。

ただでさえ、体調を整えなくてはいけないのに、そのことに苛まれることもあると思うんですけど、この方はさすがですね。看護師さんは、本当に患者の気持ちに寄り添うのが、プロとして“素晴らしいな!”と私も感じましたけれど、この方も、そう思いながら日々お仕事をしてくださっていると……本当にありがとうございます!

<医療従事者からのメッセージ>
「私は、看護師をしています。もちろんリモートワークはありません。私の働く病院では、新型コロナウイルスの患者さんの受け入れをしていないので、逆に感染予防の日々です。家族の面会、洗濯物のケア、荷物の引き渡しまでの日時調整など、日常業務以外の仕事も増えています。みなさん、今後も引き続き、感染予防を忘れずにいきましょう! それを願うばかりです」(群馬県・50代女性)

住吉:特に、多くの方を受け入れている場所では、感染予防への気遣い、さまざまな雑務、緊張感など、いろいろとあると思います。いつも本当にありがとうございます。この方の言葉を聞くと、(緊急事態宣言が)解除になっても、感染予防のことはわすれてはいけないなと思います。

<医療従事者からのメッセージ>
「私は、高齢の方々を対象とした医療職なので、緊急事態宣言が解除されても、なかなか外へ遊びに行くことができません。そんななか、手塚治虫さんの『ブッダ』を15年ぶりに読むことができました。次は『火の鳥』を読んで“手塚治虫ワールド”を極めたいと思っています」(千葉県・40代男性)

住吉:自分が(新型コロナに)かかる以上に、“人にうつしてはいけない”という責任感をすごくお持ちで毎日を過ごしていらっしゃるんですね。本当にお疲れ様です。でも、ゆっくりと楽しむ時間が持てますように。

<医療従事者からのメッセージ>
「私は医療職ですが、病院ではなく福祉施設で働いています。『福祉施設で働いている』と言うと、多くの方は“高齢者介護の施設”と想像するかと思いますが、私は障がいのある方々が通っている施設で働いています。新型コロナの影響で、医療現場は忙しいと思いますが、私たちの施設も休日以外は1日も休むことなく稼働しています。

現場は、消毒薬やマスクの予備も少なく、ソーシャルディスタンスも取れないので、“いつ感染するか……”と心が休まる日がない毎日です。世間のみなさまはあまりご存知ないかもしれないと思いますが、このような場所でも“医療職は働いています”ということを知っていただきたくて投稿しました」(東京都 女性)

住吉:高齢者施設や福祉施設での介護や医療職のみなさんには、本当にいつも“お疲れ様です!”と思っています。街を歩いていても、施設からの送迎の車とかを見かけることがあります。もちろん、みなさんマスクをされていますけど、やはり手を取って車に乗せる場面も多いですし、それ以外にもソーシャルディスタンスなんて言っていられませんものね。

この方も、心労と言いますか、責任感からくる正義感とか、いろいろな気持ちからくる緊張感など大変かと思いますが、ご自身も、疲れから体調を崩されないように。気温差も激しくなってきていますので、お体に気をつけてお過ごしくださいね。

*    *    *

なお、「#医療現場を応援」と連動したコーナーは、TOKYO FMでは毎週火曜の「Blue Ocean」のほか、「Skyrocket Company」でも毎週木曜18:40ごろからお届けしていますので、ぜひ現場の声に耳を傾けてみてください。

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聴取期限 2020年7月1日(水) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00(※コーナーは毎週火曜9:12ごろ~)
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/bo/

当記事はTOKYO FM+の提供記事です。

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