末期がんの警察犬 安楽死直前に涙の見送り(米)<動画あり>

警察犬“K9”はハンドラーと一緒に厳しい訓練に耐え、時には危険な任務をこなして成長していく。このたび米ミズーリ州で、末期がんで安楽死が決まったK9に最期の別れを告げる“見送りの儀式”が行われ、人々の涙を誘っている。『OzarksFirst.com』『WFTV Channel 9』などが伝えた。

米ミズーリ州ブランソンで6月22日、9年の人生のほとんどを同州ハイウェイ・パトロールのK9として捧げた“キューバ(Cuba、9)”に、最期の別れを告げる儀式が行われた。

キューバがハンドラーのライアン・ゼラーさん(Ryan Zeller)と一緒に働き始めたのは2012年9月のことで、それ以来海洋パトロールを専門とする隊員として最前線で活躍してきた。しかし今年の初めにミズーリ大学で行われたヘルニアの手術中にがんが見つかり、その後体調が急速に悪化した。がんは末期で手の施しようがなく、家族は「キューバの苦痛を少しでも和らげることができれば」と安楽死を決断したのだった。

この日集まったのは、州内のハイウェイ・パトロールのメンバーだけでなく消防隊員、ライアンさんの家族や友人たちで、動物病院「アニマル・ケア・クリニック」の入り口前でキューバに最期の別れを告げた。ライアンさんはキューバのすぐそばに片膝を立てて座り、訪れた人々に気丈に挨拶を交わしていたが、その様子を見守る家族や友人の中にはむせび泣く者もおり涙を誘った。

ハイウェイ・パトロールの広報担当であるサム・カーペンターさん(Sam Carpenter)は、キューバについて声を震わせながら次のように語った。

「キューバは我々の仲間です。K9の仕事は評価されることはありませんが、仕事は私たちと何ら変わりません。K9は私たちのきょうだいであり、ハンドラーはまだ犬たちが小さいうちから育て、一緒に訓練して成長していくのです。別れはつらく、特にかけがえのないパートナーを失うライアンやその家族の気持ちを思うとやりきれません。」

「今日は片道4時間半をかけて駆けつけてくれた仲間もいます。キューバとその家族に敬意とサポートを示すためです。キューバは薬物を探知したり殺人犯の逮捕に貢献するなど、警察犬としてのキャリアは目を見張るものがありました。このようなことになり、本当に残念です。」

多くの人に見送られたキューバはその後、ライアンさんと一緒に病院の中へと姿を消し、午後4時30分に永遠の眠りについた。



画像は『OzarksFirst.com 2020年6月22日付「Local K-9 Trooper laid to rest after cancer discovery」』『Madison Hever 2020年6月22日付Facebook「END OF WATCH: MSHP Trooper K9 Cuba」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 A.C.)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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