“時代を行き来する”傑作アニメーション10選

Oh!My!アニメ

2020/6/30 12:00

 

先日、日本テレビ系列『金曜ロードSHOW!』にて放送された「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ。放送開始直後からTwitterのトレンドに上がったり、高視聴率を獲得したりと、いまだ根強い人気を誇ります。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』といえばタイムトラベルをする映画の代名詞ともいえますが、アニメーション作品のなかにも、時間を行き来する名作が多数存在します。

今回は、そんな“時をかける”アニメーション作品を10作品集めてみました。

 

 

涼宮ハルヒの憂鬱

 

 

アニメーション制作会社・京都アニメーションの名を世に知らしめることとなったTVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』。

自分の都合のいいように周囲の環境を変化させてしまうパワーを持った高校生・涼宮ハルヒに気に入られた同級生のキョンをはじめ、周りの仲間たちが翻弄される物語です。

作中にはいくつかのエピソードが存在するのですが、なかでも伝説的な内容となっているのが「エンドレスエイト」というシリーズ。何度も同じ夏休みを繰り返してしまい、抜け出せなくなるという内容なのですが、一部のセリフなどが異なる程度でほぼ同じストーリーを8話にわたり放送する、という異例の演出が話題となりました。

まさに作中のキャラクター同様、何度も繰り返す時間軸を体験することができるという強烈なアイディアでした。

 

■制作年:2006年
■ボイスキャスト:平野綾、杉田智和、茅原実里、後藤邑子、小野大輔 ほか
■監督:石原立也

 

 

STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)

 

 

同名のゲームソフトを原作に、2011年に2クールに渡って放送されたTVアニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』。

秋葉原にある小規模な発明サークル“未来ガジェット研究所”のリーダー・岡部倫太郎が、タイムマシンの開発に成功したところから物語は始まります。メールをきっかけに、過去を改変することができることが分かった岡部は、将来起こる惨劇を防ぐために、何度も過去を改変していくのですが、ある宿命を変えるのが非常に困難であることに気づいていきます。

単純なタイムスリップではなく、何度も世界を変えていこうと奮闘する姿が印象的な作品です。登場人物それぞれに秘密や変えたい過去があり、回を追っていくごとに深みが増していく物語は、次が気になってしょうがなくなります。

 

■制作年:2011年
■ボイスキャスト:宮野真守、花澤香菜、関智一、今井麻美 ほか
■監督:佐藤卓哉、浜崎博嗣

 

 

HELLO WORLD

 

 

『劇場版ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール-』が大ヒットを果たした伊藤智彦監督が、2019年に世に送り出した最新映画『HELLO WORLD』。

舞台は2027年。高校生・堅書直実は、10年後の2037年からやってきたという未来の自分自身に出会い、将来、落雷事故によって亡くなってしまうという恋人を救うことを託されます。直実はその後、同級生の一行瑠璃と仲良くなっていくのですが、事態は思わぬ展開へと発展していきます。

一見シンプルなストーリーかと思いきや、中盤から事態が一転・二転していくところが見もの。青春・恋愛・SFといった様々な要素が詰まった作品です。公開時の惹句「この物語(セカイ)は、ラスト1秒でひっくり帰るー」の通り、最後までその仕掛けに油断できない内容となっています。

 

■製作年:2019年
■ボイスキャスト:北村匠海、松坂桃李、浜辺美波 ほか
■監督:伊藤智彦

 

 

ニンジャバットマン

 

 

DCの世界的ヒーロー・バットマンや、ジョーカーをはじめとしたヴィランたちが、ゴリラ・グロッドの発明によって戦国時代に飛ばされてしまったとしたら……というエピソードを描いた、日本発のバットマンのアニメーション映画。

脚本には『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』や『プロメア』の中嶋かずきさんを迎え、熱いバットマンの物語が展開されます。

和装したヴィランたちのデザインや、日本アニメならではともいえるクライマックスの迫力のある対決は必見です! 世界よ、これが日本のバットマンだ!

 

■製作年:2018年
■ボイスキャスト:山寺宏一、高木渉、釘宮理恵、子安武人 ほか
■監督:水崎淳平

 

 

未来日記

 

 

月刊少年エースにて連載されていた同名漫画を原作に、2011年にTVアニメ化を果たしたのが『未来日記』です。

それぞれ性質が異なる不思議な日記『未来日記』を所有する12人が、その日記の能力を駆使して殺し合いを行うというサバイバルバトルが描かれる作品です。主人公の天野雪輝が手にしたのは、周囲の人間の未来を無差別に予知する“無差別日記”。ヒロインの我妻由乃は、雪輝の未来を10分おきに記録する“雪輝日記”を持っており、二人がバディを組み、戦いを繰り広げます。

予知こそすれど、「タイムスリップは関係ないのでは?」と思ったあなたは鋭い! 実は作品の終盤、ある驚きの事実が発覚するので、そこに注目です。

■制作年:2011年
■ボイスキャスト:富樫美鈴、村田知沙 ほか
■監督:細田直人

 

 

時をかける少女

 

 

『サマーウォーズ』や『バケモノの子』でお馴染みの細田守監督が、その名を広く知らしめるきっかけとなった映画『時をかける少女』。

筒井康隆さんの同名小説を原作として、現代に生きる主人公・紺野真琴が、自由に時間を行き来できる“タイムリープ”を使って、自分の欲望を満たしたり、自分に降りかかるアクシデントを回避していくという物語です。後々、タイムリープには回数制限があることが分かるのですが、それが大きな事件へと発展していきます。

作品の季節は夏となっており、まさにこれからの時期に鑑賞するのに最適。観終わった後に清々しい気持ちになれる気持ちの良い映画です。

■製作年:2006年
■ボイスキャスト:仲里依紗、石田卓也、板倉光隆 ほか
■監督:細田守

 

 

未来のミライ

 

 

そして『時をかける少女』の細田守監督が再び時間軸を行き来する物語を描いた映画が登場しました。それが『未来のミライ』です。

主人公はわずか4歳の男の子・くんちゃん。そんなくんちゃんは、家の中でなぜか“成長した姿”の妹・ミライちゃんに出会ったり、幼い頃の母親の時代に飛んでしまったり、さらには若い時代の曽祖父に出会ったりと、オムニバス形式で時代を行き来する冒険が描かれる作品。

4歳児が主人公というだけでも衝撃的なのですが、時に素朴に、そして時に壮大に描かれるくんちゃんの成長劇は、新鮮な体験が詰まっています。

 

■製作年:2018年
■ボイスキャスト:上白石萌音、黒木華、星野源、麻生久美子 ほか
■監督:細田守

 

 

クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁

 

 

映画「クレヨンしんちゃん」シリーズでは、『雲黒斎の野望』や『アッパレ!戦国大合戦』などでタイムスリップを何度かしているのですが、そのなかでもぜひチェックしてほしいのが、未来へとタイムスリップする『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』です。

未来都市ネオトキオの支配者である金有増蔵によって、石化してしまった未来のしんのすけ。そんな未来のしんのすけが最後に残した言葉をきっかけに、しんのすけの未来の婚約者を名乗る金有タミコが、未来のしんのすけを救うためにしんちゃんとカスカベ防衛隊のメンバーを連れて、未来へと飛んでいくという物語です。

カスカベ防衛隊メンバーをはじめ、野原一家の未来の姿などが観られるのが面白い一方で、思い描いていなかった自分の姿を目の当たりにしたり、久しぶりに幼いしんのすけに出会う家族たちの態度などが、どこかしんみりさせる作品になっています。

 

■製作年:2010年
■ボイスキャスト:矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ ほか
■監督:しぎのあきら

 

 

サクラダリセット

 

 

同名のライトノベルを原作に2017年に2クールにわたりTV放送された『サクラダリセット』。

見聞きしたことなら完全に思い出すことができる能力を持った浅井ケイと、世界を最大3日分巻き戻す能力を持った春崎美空が、かつて能力が原因で亡くなってしまった相麻菫を取り戻すために、時を駆け巡っていく青春・SFラブストーリーです。

主人公たちのほかにも、能力を打ち消したり、記憶を操作したりといった様々な能力者が登場し、物語の緻密さに感服するはず。ミステリー好きな人にもおすすめの作品です。

本作はライトノベルだけでなく、漫画化や実写映画化など多岐に渡るメディア展開も果たし、話題となりました。

 

■制作年:2017年
■ボイスキャスト:石川界人、花澤香菜、悠木碧 ほか
■監督:川面真也

 

 

犬夜叉

 

 

『うる星やつら』や『らんま1/2』などの名作を送り出してきた高橋留美子作品のファンタジーアクション漫画『犬夜叉』。2000年よりTVアニメの放送を開始し、4年間続く長期シリーズとして親しまれました。

女子中学生・かごめが、神社の古びた井戸から戦国時代へタイムスリップ。かごめの体内にあった四魂の玉をきっかけに、半妖である犬夜叉をはじめとした仲間たちと出会い、四魂の玉のかけらを探す旅に出るという物語です。

2000年のTVシリーズでは完結せず、のちに完結編として新たにTVアニメが制作されました。

 

■制作年:2000年
■ボイスキャスト:山口勝平、ゆきのさつき、辻谷耕史、桑島法子 ほか
■監督:池田成、青木康直

 

そんな『犬夜叉』はなんと、10年ぶりに新シリーズの放送が決定。その名も『半妖の夜叉姫』

犬夜叉や、そのライバルであった殺生丸の娘たちを主人公とした続編で、2020年秋放送予定です。

ある意味これもアニメならではのタイムスリップ体験。果たして、『犬夜叉』の次世代のキャラクターたちがどんな物語を迎えるのか注目です。

WRITER

  • ネジムラ89
  •        

  • 缶バッジ販売専門店「カンバーバッチ」のオーナー兼アニメ映画ライター。アニメ映画情報マガジン「読むと アニメ映画 知識が結構増えるラブレター」をnoteにて配信中。その他いろんなとこでアニメ映画話を執筆中。古今東西関係なくアニメ映画を中心とした有益な情報を多くの人に提供できるようにやっていきます。

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