ダウン症の4歳娘を餓死させた父親らを起訴 遺体の一部はネズミが損壊

しらべぇ

2020/6/29 11:30

(Aycan/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)
障害を持って生まれた子供たちは、幼いうちは特に両親ほか家族の愛情だけを頼りに生きている。親には扶養と養育の義務・責任があり、寛大さと辛抱強さ、そして我が子にとっての幸せな人生を考えてあげる姿勢が常に求められている。ところが…。

■やせ細った遺体には損傷も


オーストラリア・ブリスベンのキャノンヒルという町で先月25日、ウィロー・ダンちゃんというダウン症の4歳女児の腐乱死体が自宅のベビーベッドで発見された。

やせ細っていた遺体は頭部や胴体の一部にひどい損傷があり、地元紙『クーリア・メイル』は、ウィローちゃんの死因は極度の栄養失調による衰弱死で、身体への継続的な虐待も疑われるほか、死亡後に多数のネズミが遺体を食い荒らしたことが考えられると報じている。


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■継母は容疑を認めるも父親は…


この事件でブリスベン警察は今月上旬、ウィローちゃんの実の父親であるマーク・ジェームズ・ダン(43)と継母のシャノン・ホワイト(43)の2人を殺人、幼児虐待、育児放棄ほかの容疑で逮捕した。

ホワイト容疑者は罪を認めたものの、父親のマークはブリスベン治安判事裁判所への出廷を拒否。ただし身柄は拘置所にあるため、7月下旬の再出廷の命令には従うとみられ、その答弁に注目が集まっている。

■娘の存在を隠していた父親


ウイローちゃんには兄がいるが、実の母親は出産時のトラブルで他界していた。ダン容疑者はその後この娘の存在を隠し続けており、1年前から暮らし始めたキャノンヒルでも、近隣住民は「幼い女の子がいたことに気づかなかった」と話している。

ダウン症児は成長に伴って専門的な指導を受けられる地域の療育センターに通うよう促されるが、ダン容疑者はそれも怠っていた。

■障害児を育てる親たちも激怒


全豪各地に広がる「ダウン症児を育てる親の会」のコミュニティ。そのツイッターからは#HerNameIsWillow(彼女の名前はウイローです)というハッシュタグが生まれ、ダウン症のみならず、さまざまな障害を持つ子供を育てている大勢の親たちがフォローしている。

知的障害を持った非力な娘を守ることなく、その命を粗末に扱ったダン容疑者と継母への激しい怒り、そして悲しみと痛みに満ちた人生を強いられ、わずか4年で逝ったウイローちゃんの魂を慰める言葉が続々と寄せられているという。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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