亡夫の臓器で助かった男性に再びの危機 「今度は私が救う」と未亡人も臓器提供

しらべぇ

2020/6/28 17:40

(Ben-Schonewille/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)
夫が臓器提供者となり救った男性に、再び危機が訪れた。それを知った女性は、今度は自身の臓器を提供しようと決意。ためらうことなく健康な腎臓を提供した女性が、胸中を明かした。

■16年前の臓器提供


米国・フロリダ州で働いていたブライアン・ヘリントンさんは、仕事中の事故が原因で死亡。その後すぐに腎臓と膵臓(すいぞう)をジェフ・グレインジャーさんという名の患者に提供し、さらに心臓、両肺、肝臓も他の複数の患者に提供して命を救った。

ジェフさんはへリントンさんの妻テリーさんと連絡を取り合うようになり、ふたりの間には強い友情が芽生えた。


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■再びの体調悪化


ブライアンさんのため、そしてブライアンさんの遺族のためにも、提供してもらった臓器をずっと大事にしたい。そう考えていたジェフさんだが、2019年1月には「腎臓の機能がひどく低下している」と医師に聞かされ、大きなショックを受けた。

さっそくテリーさんに電話をかけ事情を伝えたジェフさんは、「いただいた腎臓がダメになってしまった、本当に申し訳ない」と謝罪したという。

■未亡人の申し出


テリーさんは、「再び窮地に陥ったジェフを今度は自分が救おう」と決意。迷うことなく「私の腎臓があるわよ」と提供を申し出たが、ジェフさんはこれをジョークだと思い聞き流した。

それでも「少しでも早く提供者を見つけなければ」と考えたジェフさんは、SNSを更新。新しい腎臓が必要になったこと、またそのためには臓器提供者を探さなくてはならないことを知人・友人らに伝えたが、その投稿を見た中でもテリーさんは「私の腎臓をあげる」と譲らなかった。

そこでジェフさんはテリーさん、そして自身の妻パムさんにも検査を受けてもらい、「双方とも移植可能」という驚きの結果を得た。

■臓器提供に託す思い


悩んだジェフさんは、「妻には術後に世話をしてもらう必要がある」と考え、テリーさんの腎臓を提供してもらうことに。テリーさんは手術を受け、亡き夫が救ったジェフさんを再び助けることができた。

テリーさんは臓器提供について「病気で苦しむ人だけでなく、その人の家族をも救う行為です」とコメント。提供した腎臓は、これから10年~14年はジェフさんの体内でしっかりと働き続けることができる状態だといい、関係者全員が喜んでいるという。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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