iPhoneはこう変わる! WWDC2020で発表された「iOS14」の新機能9選


先日、WWDC 2020が開催されました。

つまり「Appleが大量のソフトについて発表した」ということです。

WWDC 2020のキーノートで、Appleは各プラットフォームの改善点について話しました。今回の記事では、最新のiOSである「iOS 14」に焦点を当てたいと思います。

最初に一番気になるのは、当日に公開されたiOS 14の開発者向けベータ版のことだと思います。普通の人は、来月公式なベータ版を入手することができますが、正式版のiOS 14は今秋リリースされる予定です。

ここ数年のAppleを知っている人なら、このような発表にはまったく驚かないと思います。

では、iOS 14の見どころについて話していきましょう。


1. インストールした大量のアプリの整理が簡単に

iOS14のホーム画面
Screenshot: David Murphy

iOS 14では、ホーム画面の最後のページに新たなエリアが追加され、大量のアプリを整理するのが簡単になりました。

この「App Library」では、アプリは自動的にカテゴリー分けされ、一番よく使うアプリが強調されますが、すべてを見るのに拡大することもできます。

また、ユーサーが使いそうだと端末が判断したおすすめのアプリや、一番最近使ったアプリのための特別なカテゴリーもあります。
App Libraryの画面
Screenshot: David Murphy

さらにうれしいことに、アプリを隠すこともできるので、iPhoneで絶対に表示させたいアプリを2ページくらいに絞り込むこともできます。

それ以外のアプリはすべて、新しいApp Libraryのページに放り込みましょう。それから、App Libraryには検索バーもあり、そこをタップするとアルファベット順にアプリが表示されます。


2. 大・中・小のウィジェットが新登場

iOS 14のウィジェットの画面
Screenshot: David Murphy

OSを開発する会社は、どこもウィジェットに手を出してきたような気がしますが、満を持してiOSにもウィジェットが登場しました。私が今回のウィジェットが気に入ったのは2つの理由からです。

ひとつは、一番気にかけている今日の情報など、データの量によってウィジェットのサイズを変えられるところです。
iOS 14のウィジェットの画面
Screenshot: David Murphy

さらに大事なのは、今日のウィジェットを直接ドラッグして、iPhoneのページに移動できるところです。

ですから、iPhoneのロックを解除した瞬間に、お気に入りの音楽プレイヤーを表示させるということもできます。

また、ニュースや天気などの情報が欲しい場合も、すぐに表示させられます。
iOS 14のウィジェットの画面
Screenshot: David Murphy

また、Appleは「スマートスタック」というユニバーサルなウィジェットも搭載しています。

その時間帯に、ユーザーに一番関連があると思われる情報を表示。他の情報が見たい場合は、ウィジェットを直接スワイプすることもできます。


3. 「ピクチャーインピクチャー」でマルチタスク

ピクチャーインピクチャーの画面
Screenshot: David Murphy

NetflixやHuluやQuibiなど、オンデマンドの動画配信サービスは中毒性があります。

iOS 14ではやめる必要がありません。動画配信サービスのアプリを、新しく搭載された「ピクチャーインピクチャー」のボックスに移せば、動画を見続けることができるのです。

ボックスをつまんでリサイズしたり、iPhone画面のどこでも好きなところに移動させることができます。他のアプリに切り替えている間は動画は止まっているので、好きな動画を見ながら友だちのチャットに返信したりする場合は完璧です。

一時的に他のアプリを全画面で開かなければならない時は、動画の画面をスワイプで消して、音声だけ聞き続けることもできます。


4. Siriが画面を占領しない

iOS14のSiriの画面
Screenshot: David Murphy

Siriはとても便利ですが、呼びかける度に、黒バックの全画面で「何かご用ですか?」と表示する必要はありません。

Appleもそう思ったようで、Siriに助けを求めると、iPhone画面の下半分に小さく表示されるようになります。

さらに、聞き取りを直接デバイスで処理するようになりました。おかげで、サーバかどこかに自分の発言が残るのではないかと心配している人にとっては、少しプライバシーが守られるようになっています。

この画面表示の“コンパクト化”は、Siriだけでなく通話にも適用されています! もう着信時に全画面表示されることはありません。画面の角からスリムな通知が出てくるだけです。
Siriの翻訳の画面
Screenshot: David Murphy

また、Siriには(現在のところ)11言語に対応した翻訳機能も搭載されます。オフラインでも機能するので、外国人と会話するときは、画面を横向きにして“会話モード”にすると翻訳機能が使えますよ。


5. メッセージの会話をずっと記録できる

iOS14のメッセージの画面
Screenshot: David Murphy

メッセージアプリのアップデートで、会話の中で一番大事なメッセージをピン留めすることができるようになります。友だちの多い人には便利でしょう。

会話の中で、誰かの発言にインラインで返信することもできます。グループチャットにいる人の名前を入力すると、“メンション”としてその人に返信ができるのです。チャット以外の会話をミュートすることもできるので、誰かが名指しで自分に対して何か発言をした時は保存しましょう。

つまり、メッセージアプリは基本的にデフォルトのSlackみたいになったということです。素晴らしいことですね。
iOS14のメッセージの画面
Screenshot: David Murphy

また、会話に個別に画像を割り当てることができ、管理も便利です。会話の参加者全員のアイコンも画面上部に一覧表示され、どれくらい最近発言したかによって、その人のアイコンのサイズが変わります。
新しいミー文字
Screenshot: David Murphy

それから、「ミー文字」の髪型、ヘッドセットのスタイル、今の時期大事なフェイスカバー、ニューエイジのオプションなどが増え、ハグをする、拳を突き合わせる、顔を赤らめるなど新しいアクションも追加されています。


6. マップはバイク乗りや電気自動車のドライバーに便利


Appleのマップアプリに、その時にいる場所(もしくは行きたい場所)でできることを表示してくれるガイドが、自動的に更新されるようになります。

はじめての場所に行く時に、最高の旅の計画を立てられるか心配になるような人いとっては、この機能が紹介する必須事項からやってみるといいでしょう。
iOS14のマップの画面
Screenshot: David Murphy

車ではなく自転車に乗るのが好きな人は、アップデート版のマップでは自転車用の経路が選択肢として選べるようになります。

どの経路が空いているかを見て選択することもできます。また、自転車を持ち運ばなければならないルートや、傾斜があまりにもキツい場合は、警告してくれます。経路の標高も表示してくれるので、ヘルメットを被って自転車にまたがる前に「サンフランシスコは私には向いてない」とやめることも可能です。

同じように、高級電気自動車に乗っている場合は、どこかに移動しようとすると、マップアプリが車の推定移動距離を考慮し、経路上でその人の車に互換性のある充電器のある充電スポットをおすすめしてくれます。いつどこで充電すればいいのかという心配とはおさらばです。


7. iPhoneで車の鍵を解除


キーノートの中で「CarPlay」のアップデート、車のデジタルキーについても触れていました。この機能に最初に対応するのが2021年製のBMW 5シリーズからになりそうです。NFC対応のiPhoneが範囲内にあれば、車の鍵の解除や始動ができます。
CarPlayの画面
Screenshot: David Murphy

また、この車のデジタルキーは、自分以外のiPhone所有者にも割り当てられるところが便利です。車のキーへのアクセスを制限することもできます。

iOS 13とiOS 14でデジタルキーに対応予定というのも素晴らしいですね!残念なのは、対応車種の少なさや、燃費の悪い昔の車では使えないところでしょうか。


8. 必要最小限で済む「App Clips」

App Clipsの画面
Screenshot: David Murphy

新しいアプリ「App Clips」も登場します。

容量が10MB以下のとても小さく、起動の速いアプリで、iPhoneにダウンロードしていないアプリでも、使いたい時にいつでも呼び出すことができます。

App Clipsの呼び出し方法は、NFCタグやQRコード、Webページのリンク、メッセージの中のリンク、マップからのリンクなど様々です。

アプリをダウンロードしなくていいのでホーム画面も片付きますし、(Apple Payを利用してるなら)すぐに購入したり、(「Sign in with Apple」を利用しているなら)アプリの必要な項目にすぐにログインできます。

アプリをダウンロードしなければならない場合でも、ほんの数タップで簡単にダウンロードできます。

基本的に、App Clipsはほとんどの基本タスクができます。

例えば、歩道に置きっぱなしのバイクシェアの自転車を借りる時も、App Storeでアプリをダウンロードをする必要もなければ、ログイン情報を覚えておく(もしくは新しく登録する)必要もありません。

このアプリのおかげで、これまでインストールしたアプリが8ページ分くらいあった人は、6ページ分くらいには減ると思います。


9. App Storeでプライバシーに関する情報を確認できる

App Storeのアプリのプライバシー情報
Screenshot: David Murphy

Apple StoreにあるアプリはAppleが厳しく審査していることを考えると、このことは驚きですが、Appleはすべてのアプリにデータ収集の方法について報告する義務を課しています。

アプリの開発者が収集しているデータの簡単な一覧だけでなく、そのデータを他の会社と共有するかも、各アプリの製品ページに直接表示されます(少しスクロールダウンすることになりますが)。

このことで、すべてのアプリ開発者が各ユーザーのデータを収集しなくなるわけではありませんが(この変更に気づかないユーザーもたくさんいるでしょうし)、データのプライバシーに関しては些細なことでも役に立ちます。

Appleがこの機能を発表した時に「栄養表示」という比喩的な表現を使いましたが、自分が食べる物の栄養と同じ用に、アプリがどんな情報を持っているのかも知るべきでしょう。

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Image: Apple

Source: Apple

David Murphy - Lifehacker US[原文

当記事はライフハッカー[日本版]の提供記事です。

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