カーテン、ブラインド、ロールスクリーン、障子を比較。長所と短所は?

日刊Sumai

2020/6/27 20:34

部屋の明るさ、室温、プライバシー…。窓まわりの装飾は、住宅の居心地を左右する重要な要素です。
その選択肢には、カーテン、ブラインド、ロールスクリーンや障子といろいろありますが、それぞれの長所と短所は?賃貸マンションの大家・アサクラさんが、経験をもとに語ってくれました。
カーテン:デザイン性と実用性を兼ね備えた代表選手
ウィンドウトリートメントとして取り入れることが一番多いのはカーテン。窓は物件によってサイズが異なりますから、引っ越しや模様替えに際しては「どんなカーテンをかけるか」で悩むこともよくあります。
カウニステのカーテン
筆者が管理する山小屋(マンション入居者用のウィークエンドハウス)ではフィンランドのブランド・カウニステ(kauniste)のカーテンを採用していますが、優しい色合いと楽しいデザインがインテリアのアクセントになっています。
カウニステのカーテン
カーテンの種類はそれこそ無数にありますから、色や柄選びにこだわりたい人には最適です。じっくり探せば必ず自分好みのものが見つかるはず。
機能面から見てもカーテンは優等生。窓をしっかりと覆うようにかければ視線も熱も効率よく防ぐことができます。
無印良品のカーテンの裏地
我が家では無印のカーテンをかけていますが、裏地がしっかりとしたものを選んだので、冬の寒さもしっかりとシャットアウトしてくれます。
窓に合わせて必要な幅だけカーテンを開けて換気
窓に合わせて必要な幅だけ開ければ換気もしやすいです。レースカーテンと組み合わせれば、遮熱や遮光といった機能性をより高めることも可能。やはりウィンドウトリートメントの代表選手と言えるでしょう。
デメリットとしては、窓全体を覆うために圧迫感があり、布製なので汚れがつきやすいことなどが挙げられます。それが理由で、最近、我が家ではカーテンのひとつをウッドブラインドに替えました。
ウッドブラインド:光と風を調節できて便利だが価格が高め
交換前のカーテン
今の部屋に暮らし始めて7年が経ちましたが、年月を経るにつれて家具の配置も変わり、カーテンがこんな状態になってしまいました。
窓の下に棚をならべるようになってから、カーテンの裾が棚の上に乗っかるかたちになってしまい、ホコリや汚れがたまりやすいうえに見た目もよろしくありません。
棚の上にのっているカーテン
そこで、以前から気になっていたウッドブラインドに取り替えました。
アサクラさん宅のウッドブラインド
ごらんのとおり、見た目のスッキリ感は一目瞭然。ウッドブラインドは窓枠の内側に設置することができるので、カーテンとくらべて圧迫感がなくきれいに収まります。
ウッドブラインド
木製なのでの木の質感が感じられ、木材を基調にしたインテリアになじみます。ブラインドならではの機能性も魅力です。
ブラインドの羽根の向きで光を調整
スラット(羽根)の向きを調整すれば射し込む日光を調節することもできます。
ブラインドを下ろしたままで換気ができる
おろしたまま風を通して換気することもできます。我が家は角部屋なので、光と風がコントロールできる点は重宝しています。
カーテンとくらべると、窓とのあいだにスキマが多いため、熱が逃げやすいのは弱点といえるでしょう。また木製のブラインドはなかなかお高く、費用面もハードルになりそうです。木の質感にこだわるほど価格が高くなる傾向にあります。
ロールスクリーン:シンプル&コンパクトが魅力だが換気に難あり
山小屋の大きな窓
ロールスクリーンという選択肢もあります。
筆者が運営する山小屋(マンション入居者用のウィークエンドハウス)には竹林を臨める大きなはめ殺しの窓があります。竹林にはほとんどだれも出入りしないのですが、それでも外が丸見えだとリラックスできないという意見があり、目かくしの目的でロールスクリーンを設置しました。
ロールスクリーンをおろしたところ
まず、このフラットでシンプルな見た目の潔さがポイントです。
収納時のロールスクリーン
収納時がとにかくコンパクトなのもうれしいですね。ごらんのとおり、柱の後ろに隠せば設置してあるのも気づかないくらいです。
デメリットは、本体が軽いので強風の日に窓を開けると簡単に風にあおられてしまうこと。上下の上げ下ろしの構造は横開きの窓と組み合わせると換気しづらいのは難点です。
はめ殺しの窓ならば問題ないですが、よく開け閉めする窓に設置する場合にはこの点を覚悟する必要がありそうです。
山小屋に設置したは遮熱性能のあるロールスクリーンですが、構造上窓との間にスキマがあるためか、個人的な体感としてはカーテンには劣ると感じました。
障子:遮光性に難があるものの意外に暖かい
障子を残して和風にリノベーションした部屋
最後は、日本の窓辺といえばこれ、障子です。うちのマンションには障子を残して和風にリノベーションした部屋があります。せっかくの機会なので入居者さんに使い心地を聞いてみました。
障子を残して和風にリノベーションした部屋
心配なのは「冬の寒さ」や「朝のまぶしさ」ですが、これが意外に気にならないとのことでした。
よくよく考えるとブラインドやロールスクリーンとくらべて窓をすきまなく覆ってくれますし、窓ガラスと障子の間に空気の層ができるので断熱効果が見込めるのでしょう。
眩しさについては設計当時から気になっていたので、カーテンにもチェンジできるようにカーテンボックスを設置しました。
障子とカーテンボックスの組み合わせ
でも、こちらの入居者さんはカーテンなしで生活しているとのこと。さすがに夏の朝などは眩しく感じることもあるそうですが「布団をかぶってしのいでます」とのこと。
逆に言えば、その程度で済むとも言えるので、障子越しに陽光が軽減されているのでしょう。個人的には、障子ならではの独特のたたずまいが気に入っています。
障子
古い物件の障子は真っ先に取り換えの対象になってしまいがちですが、きれいにリフォームすれば十分に現代でも通用すると感じました。
マンションの窓
ウィンドウトリートメントはどうしてもカーテン一択になりがちですが、自分なりに重視する条件を整理して考え直してみるといいかもしれません。

当記事は日刊Sumaiの提供記事です。

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