日本一面白い社長・高山洋平氏の謎めいた素顔

日刊SPA!

2020/6/26 15:45

 サングラスに伸びた髭とパーマヘア、そして謎の企業ロゴだらけのコーディネート……海の物とも山の物ともつかぬその風体に面を食らうが、実はこの男、れっきとした“社長”だ。高山洋平、42歳。営業から制作まで一貫して行うPR会社「おくりバント」の代表を務めている。そして、見た目以上に中身もキャラが濃い。

「年間360日飲み歩いている」「中国語はできないけど香港映画と三国志が好きだから中国支社営業本部長になった」などの豪快な逸話を持ち、SNSでは彼を「日本一面白い社長」と呼ぶ声も。そんな破天荒な男に仕事と人生の哲学を聞いた。

◆キャラが濃すぎて実態が摑めない“異能の男”

――まず、なんかすごい格好ですね。

高山:はい、最近、“企業ロゴ・コーデ”に凝っていまして。群馬県の古着業者まで買いつけに行くんです。

――そうですか……。高山さんは周囲から「何者なんですか?」と聞かれたら、どう答えているんですか。

高山:広告会社、もしくはPR会社を経営していますって答えたり、クズ界の紳士ですって答えたり、その時々によって使い分けていますね。

――「プロ飲み師」っていう肩書も持っているそうですが。

高山:まあ、「プロ〇〇」なんて「元祖たいやき屋」の「元祖」くらいの曖昧なもので、名乗った者勝ちです。小さい頃、ドラマや映画で酒を飲むシーンを見るたび「かっこいいなあ」と思っていて、大学からずっと飲み屋に通い続けているだけです。

◆新人時代はトイレに行くのも許可のいる会社で働きました

――大学卒業後は最初、不動産投資会社に入社したそうですね。

高山:地方のFラン出身にもかかわらず卒業見込みすら出てなくて。となると、不動産投資や先物取引といった、いわゆるブラックな業界に行くか、当時から付き合っていた嫁の実家が経営している養豚場に行くしか選択肢がなかった。それで一度は社会を知っておこうと、サラリーマンになって営業の道を選んだんです。

――新人時代はどんな働き方をしていたんですか。

高山:朝から晩まで電話営業で、昼メシ行くにも受話器を抱えたまんまスパゲッティを食わされたり、トイレに行くのも許可制でしたね。営業リストの名簿を見てたら、元総理の名前もあって、「ここに何回も電話をかければ国が動いて(ブラック労働を)是正してくれるんじゃないか」と、本気で考えましたよ。

――そんななかでも高山さんは5年近く在籍していたわけですよね。

高山:もちろん実績を出してたからっていうのもあるけど、こういう会社に5年もいれば、転職のときに話すネタができて有利だと思ったんですよね。面接官も「トイレに行くのに許可がいる会社でこいつは5年間も耐えたのか……タダモノではない」と思うじゃないですか。

※6/23発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです

【高山洋平】

おくりバント社長。不動産投資会社を経てIT業界大手のアドウェイズに入社。中国支社の営業統括本部長を務めて現職に。「営業のプロ」「プロの飲み師」という肩書を持ち、ラーメン二郎とルノアールをこよなく愛する。ツイッターは@takayamayohei1

取材・文/東田俊介 撮影/菊竹 規

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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