サザンオールスターズ、横浜アリーナから“感謝”と“笑顔”を日本中に届けた無観客配信ライブ公式レポート

SPICE

2020/6/26 00:17


2020年6月25日(木)に開催されたサザンオールスターズの初の無観客配信ライブ『サザンオールスターズ 特別ライブ 2020 「Keep Smilin' ~皆さん、ありがとうございます!!~」』のオフィシャルレポートが到着した。

2020年6月25日(木)にデビュー42周年を迎えたサザンオールスターズが、バンド史上初のWEBでの無観客リモートライブ『サザンオールスターズ 特別ライブ 2020 「Keep Smilin' ~皆さん、ありがとうございます!!~」』を横浜アリーナで開催した。サザンのライブとしては、昨年3月から6月にかけて、6大ドームを含む全国11箇所で約55万人を動員したツアーを開催して以来1年ぶり。

新型コロナウィルスの影響で、日本中が困難な状況にある中で、いち早く「音楽を通して、皆さんが笑顔を忘れず、希望を持ち続けられるように」と公式ホームページにて特別企画『Keep Smilin’~“出来ることから”ちょっとずつ~』を立ち上げたサザンオールスターズ。30曲以上のミュージックビデオWEB公開や、桑田のレギュラー番組での特別生歌企画、WOWOWでの12時間に及ぶライブ特番無料放送など、様々な取り組みを続けている。

その流れの中で、急遽、桑田佳祐発案のもと大規模会場からの無観客配信ライブを開催することを決めた。今回のライブは、タイトルにもある通り、サザンオールスターズからの“感謝”のライブ。常日頃応援してくれているファンへの感謝はもちろんのこと、身近なライブスタッフたちへの感謝の気持ちを表わしたライブであり、実際、コロナ禍で困難を極めているライブスタッフにとっては、今回の特別ライブがこの上ない力になっている。

そして同時に、新型コロナウイルスの影響でまだまだ生活に不自由が続く中、医療をはじめとするエッセンシャルワーカーの方々や、今なおこの困難な状況を乗り越えるために尽力しているすべての人への“感謝”の気持ちも込められたライブである。ライブの収益は一部、アミューズ募金を通じて、現在最前線で新型コロナウイルス感染症の治療や研究開発にあたっている医療機関のために役立てられる。

「いつも心に音楽を」、「音楽を通じて皆さんが笑顔でいられますように」というサザンの想いが、無観客での配信ライブというかたちで実現し、コロナ禍で大打撃を受けたエンタメの新たな形を提示、エンタメ界復興の狼煙をあげる形となった。
サザンオールスターズ 撮影=岸田哲平
サザンオールスターズ 撮影=岸田哲平

午後8時から幕を開けたしたライブは、1990年にリリースされた9th Album『SOUTHERN ALL STARS』に収録の「YOU」からスタート。続けてライブの定番曲「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」、「希望の轍」を披露。「希望の轍」では、歌詞を《大変な毎日をご苦労様 今日は楽しく行きましょう》と変えて歌い、コロナ禍で闘うすべての人に労いの言葉をかけた。

会場には、40台にもおよぶカメラが設置され、通常観客が入っていては配置することができない場所に位置するカメラの絵作りが、画面を見守る観客に、新鮮な興奮を与えたに違いない。照明やミラーボールも客席内にも設置されるなど、今回ならではの演出が随所に施された。

MCをはさみ「Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)」「フリフリ '65」といったロックナンバーでライブのボルテージを上げたと思いきや、「シャ・ラ・ラ」では原 由子とのデュエットを披露。この曲では「早くまたみなさんにお逢いできますように」というメッセージが映し出され、元通りのライブができるようになることを願った。

「天井桟敷の怪人」を皮切りに、ステージにはダンサーも登場。そしてその後の「真夏の果実」からは、客席一つ一つに設置された、普段はライブで観客に配布され腕に着けるリストバンド型ライトが美しく光りだし、無観客であることを忘れさせる空間を生み出した。さらに「東京VICTORY」では客席の真ん中に煌々と灯がともる聖火台が登場するなど、無観客ならではの華やかな演出も。

「エロティカ・セブン EROTICA SEVEN」ではいつものライブのように、セクシーな衣装をまとった女性ダンサーが一層華やかに彩るが、ソーシャルディスタンスを考慮してメンバーとの接触はお預けだったほか、「マンピーのG★スポット」では、桑田がお決まりのヅラを被る一方、水着ダンサーは“G”と書かれたマスクを着用するなど、コロナ対策を意識した演出も。なお、桑田の“ヅラ”には、このコロナ禍におけるメッセージとして、「疫病退散!!」の文字も書かれていた。そして本編ラストに披露したのは、42年前の6月25日にリリースしたデビュー曲「勝手にシンドバッド」。無観客の客席にサンバダンサーが登場するなど、会場はお祭り状態に。途中歌詞を《いつになればコロナが 終息するのかな!?お互いにそれまでは グッと我慢の暮らし 続けましょう!!》と替えて歌い、改めてコロナ禍における結束を呼び掛ける一幕も。サザンオールスターズだからこそできるエンターテインメントの粋とも言うべき、極上のショーが繰り広げられた。
サザンオールスターズ 撮影=岸田哲平
サザンオールスターズ 撮影=岸田哲平

アンコールで披露された「ロックンロール・スーパーマン~Rock'n Roll Superman~」では、ステージ上のビジョンに、このライブを開催するにあたり、細心の注意を払いながら成功に向け全力で自身の仕事に取り組むスタッフ一人一人の姿が映し出された。そして感謝の気持ちを歌詞にしたOvertureを歌い上げると、いよいよ最後のナンバー「みんなのうた」に突入。この一連の流れが、約400人のスタッフ、サポートミュージシャン、ファン、そしてサザンオールスターズの全員がワンチームとなり、今回のライブを作り上げていることを表現し、このライブがタイトル通り“特別”なものであることを印象付けた。

ライブの最後に、サザンオールスターズメンバー5人がステージ前方に集まり、「こんな寂しい横浜アリーナも初めてですけども、1日も早い皆さんとの再会を、サザンのメンバー、そしてスタッフ一同願っております。どうもありがとうございました!」と桑田が語り、無観客ながら熱狂と興奮と感謝に満ち溢れた特別なライブは幕を閉じた。

なお、本公演のライブ映像は、ABEMAを除く7つの配信プラットフォームで、28日(日)いっぱいまで見逃し配信を視聴することが可能。チケットをお持ちの方は繰り返し観て、楽しんでほしい。(※ただし、ライブ開演中までにチケット購入をした人に限られる。)

当記事はSPICEの提供記事です。

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