サステナブル住宅とは?~家も試着や試乗のように“試住”する時代へ~

イエモネ

2020/6/9 11:00

最近よく聞く「サステナブル(Sustainable)」という言葉。「持続可能な」という意味で、私たち人間の活動が、自然環境や資源に悪影響を与えず、かつその活動を維持できることを指します。 ※「サステイナブル」「サスティナブル」「サステーナブル」とも表記します。自然環境に配慮した暮らし「サステイナブルライフ」や、自然環境に悪影響を及ぼさないよう配慮されたデザイン「サステイナブルデザイン」といった言葉もあります。今回注目するのは、「サステナブル住宅」という言葉。「サステナブル住宅」とはどんなものか、住宅メーカーのアイダ設計さんにおうかがいしてみました!

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おこもり生活が続くと、家の居心地、快適さが気になるようになりますよね。今注目の「サステナブル住宅」は、地球に優しいだけでなく、実は住む人にも優しい住まいなのだそうです。

Q.サステナブル住宅とは?

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「現在、サステナブルという言葉はSDGs(エスディージーズ)が国際社会共通の目標として発足したことなどを背景に、地球環境、人間社会の文明、経済システムの持続可能性という幅広い意味合いを含んで使われるようになりました。

持続可能な開発目標SDGsエス・ディー・ジーズとは
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。(外務省サイトより引用)

アイダ設計では、注文住宅・分譲住宅それぞれの特徴やニーズの違いに合わせて、それぞれ商品を展開しています。今回は、地球環境や地域環境に配慮しながら、住まう人も末永く快適に暮らしていける住宅という観点で『ZEH(ゼッチ)住宅』を例にお答えできればと思います。

ZEH(ゼッチ)住宅とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、断熱性能を高めたり、高効率な省エネ設備により使うエネルギーを減らし、太陽光発電システム等でエネルギーをつくることで、つくるエネルギーが消費するエネルギーを上回ることを目指した住宅のことです。地球温暖化を改善する世界の取組みの中、日本では温室効果ガス削減に寄与するこのZEH住宅が、2030年までに新築住宅の平均になるように目指しています。」

Q.そもそも従来の日本の住宅は、どの点がサステナブルではないのでしょうか?

「環境などに配慮し快適に暮らせる住宅という観点で考えますと、古来、あの徒然草のフレーズに『家の作りやうは、夏をむねとすべし』とあるように、日本の住まいの造りは『夏の快適さを重視し、冬は寒いのが当たり前で寒さは耐える』が普通で、断熱性能をあまり重要視してこなかった歴史があります。

寒暖差をエアコンなどの空調機器でカバーすればよいという従来の考えでは、環境に配慮し快適に暮らせる“サステナブル”な住宅とは言えません。」

Q.ZEH住宅は、地球に優しいだけでなく、住む人にもメリットがありますか?

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「ZEH住宅全般で言えば、優れた省エネ設備等や太陽光発電システム等を利用した創エネ設備による、経済的なメリットではないでしょうか。

エネルギーを抑える、創ることは、住まう人にとって光熱費等の削減というメリットを生みます。また、断熱性能が高い住宅であれば、快適なだけでなく室内でおこる“ヒートショック”や“熱中症”のリスクを減らすことにつながり、健康的に過ごすことができます。」

Q.サステナブル住宅の具体例は?

「アイダ設計では、注文住宅ではBRAVO-ZNEXT(以下ZNEXT)、分譲住宅ではBRAVO-SIMPLE ZERO (以下ZERO)を展開しております。

注文住宅のZNEXTは、現在テレビCMを展開しています。テーマは「快適温度を保つ家」です。自由設計であるため、基本的な設備ばかりグレードを上げるのではなく、断熱性能や省エネ性能にこだわっています。

分譲住宅のZEROは、ZEHの重要な設備である太陽光発電システムを初期費用ゼロで搭載(別途月額利用料必要)し、コストを抑える工夫をしています。

BRAVO-ZNEXT

BRAVO-SIMPLE ZERO

Q.サステナブル住宅は、一般的な住宅より割高になるのでしょうか?補助金もありますか?

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「設置する設備により違いがあります、先ほどもお伝えしたように、ZEROでは初期費用を抑える工夫もしていますが、一般的に初期費用だけで考えますと、金額はアップします。その際、ZEH住宅においては補助金制度もありますので、利用されるのもよいでしょう。

ただし、重要なポイントとして私たちが今お伝えしたいことは、目の前にある初期費用だけではなく、今は見えていない、住んでからのランニングコストまでを考えて欲しいということなんです。

これは事例ですが、同じ間取りの普通の家とZNEXTで、支払う住宅ローンと光熱費に着目しシミュレーションで比較すると、ローンを支払う35年間だけで支払額が逆転するケースが多く出てきているのです。結果的に同じくらいの金額になるのであれば、健康で快適に過ごせる住まいの方がよいと思いませんか?
イニシャルコスト+ランニングコストで考えれば、きっと割高ではないはずです。」

Q.ZEH住宅は、一般的な住宅より建てるのに時間がかかるのでしょうか?

「アイダ設計の場合となりますが、施工方法の違いはあっても、工期的に言えば大きな違いはないかと考えます。」

Q.サステナ住宅への問い合わせ増加や世の中の関心の高まりを感じるエピソードはありますか?

「アイダ設計のZEHの商品については、モデルハウスを見てもらうというよりは、体感してもらうというスタイルになってきています。宿泊体験していただくモデルハウスもできました。『家も試着や試乗のように“試住”するようになってきたのかな』と感じます。

>>>BRAVO-ZNEXT宿泊体験サイト

家づくりセミナーや体感会への参加を希望されるお客様は多くなってきている感覚です。ZEHは2030年に向けてスタンダードになってくる住宅ですから、これから住まいを考える方にとってはやはり関心を持たざるを得ないのではないでしょうか。アイダ設計もこれからの動向にも注目し、新しい試みにチャレンジしていきたいと思います。」

家も試着や試乗のように“試住”する時代へ

アイダ設計のZEH住宅は、ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019にて特別優秀賞(ZNEXT)・優秀賞(ZERO)を受賞しています。

これからの時代のスタンダードとなる住宅。一生の買い物ですから、試住できるというのは本当にうれしいですね。

ZEHは完成形ではなく、日々見直されているとのこと。これからもさらに進化していくサステナブル住宅、要チェックです。

>>>【連載】小さな家の豊かな暮らし~オランダ発 タイニーハウス ~

>>>【いくらで建てられる?】夢のデザイナーズハウス

>>>イケアで買ってよかったおすすめ商品ランキング【レストラン紹介や裏技、編集部おすすめ16選も!】

当記事はイエモネの提供記事です。

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