TWICE新曲ビデオに盗作疑惑 なぜ頻発する「パクり」騒動

wezzy

2020/6/6 18:00


 TWICEのミュージックビデオに登場するオブジェが「盗作」であるとアメリカの造形作家が訴えている。

TWICEは6月1日にミニアルバム『MORE & MORE』をリリースし、同タイトルの表題曲「MORE & MORE」のミュージックビデオをYouTubeなどで公開した。

この曲の2番のサビには、池に浮かべた舞台の上でTWICEのメンバーが全員揃って踊るシーンがある。その舞台後方にカラフルなアーチが備え付けられているのだが、これが自身の作品と酷似しているとしてアメリカの造形作家であるデイビス・マッカーシー氏が著作権侵害を訴えたのだ。

これを受けてTWICEの所属事務所・JYP エンターテインメントは「ミュージックビデオ制作会社に対し、原作者と対話して、この問題が円満に解決されるよう要請している。今後、このようなことが再発しないよう、検証システムを補完する」と声明を出した。

確かにデイビス・マッカーシー氏の作品はTWICEのビデオに出てくるオブジェとあまりにも似ており、「インスピレーション」という尺度を越えているように思われる。事務所側及びMV制作に関与したクリエイターの真摯な対応が必要だろう。

このような「盗作疑惑」はしばしばネットを賑わす。昨年は、BTS「血、汗、涙」のミュージックビデオの一部が自身の作品に似ているとフランスの写真家であるベルナール・ファコン氏が訴え、謝罪と賠償、および、「インスピレーションを受けた」「オマージュである」と表記するよう要求した。ただこの件ではBTS所属事務所のBigHitエンターテインメントがベルナール・ファコン氏の主張を否定している。

BLACKPINKも「盗作疑惑」が問題となったことがある。メンバーのリサが投稿したダンス動画に対し、アメリカのダンサー兼振付師のシエラ・ニコルズ氏が振付を盗まれたと主張した。この際はBLACKPINKのファンによって「#ApologizeToLalisa(リサに謝りなさい)」というハッシュタグが拡散され、シエラ・ニコルズ氏が炎上。盗作を訴えた側が、「いまでも似ている部分はあると思っているが、盗作ではない」と矛を収める展開となった。

このような話はK-POPのみならず世界中どこでも起きており、日本でも同様の問題は枚挙に暇がない。たとえばSexy Zone中島健人が2019年8月放送『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)で披露した「Because of 愛」のステージ演出が、BTSのVのソロ曲「Singularity」と酷似しているとして物議をかもした。芸術は様々なところからインスピレーションを受けて生み出される。偶然似てしまったケースもあるだろうし、同じ参照元から作品をつくったために似てくることもあるだろう。

ただしそれは、大元の作品を軽んじていいということにはならない。グローバル展開により、盗作か否かという問題はかつてよりも広く指摘されやすくなっている。制作物の検証をこれまで以上に厳しく行うこと、そして何よりクリエイターへの敬意を重んじることが重要になる。

当記事はwezzyの提供記事です。

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