2.5次元舞台初心者がミュージカル『刀剣乱舞』3作品を一気見してみた。初心者おすすめの見る順は?

 

「おたスケ」。それはオタクのスケジュールであり、あなたのお助けとなるスケジュール。
本コラムではオタクライフを満喫したい方に向けた時間の過ごし方や情報を、アニメ大好きライターのハシビロコがお届けします。

 

いざ、禁断の沼へ

こんにちは、ハシビロコです!
今年の1月から始めた刀剣乱舞-ONLINE-』。最推しの桑名江くんとともに審神者業をコツコツ続けていたところ、初心者の到達目標である池田屋マップを先日クリアしました。

刀剣男士たちに愛着がわくと「もっと活躍する場面が見たい」と思ってしまうのは審神者の性。
しかし歴代のアニメシリーズはすでに視聴済みだったため、新たな物語を求めてついに禁断の扉を開けてしまいました。

ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ。
一度足を踏み入れたら戻れないと聞いている沼の中の沼。

いわゆる2.5次元舞台のひとつですが、中の人の声が違うため、今まで敬遠していたジャンルでした。
しかし「刀剣男士の活躍が見たい」という欲求には逆らえず、dアニメストアで3作品を一気見。
結論から言えば「なぜもっと早く見なかったのか」と、激しく後悔するほどのクオリティーでした。

そこで今回はミュージカル『刀剣乱舞』の視聴レポートをお届け。先輩審神者直伝の、おすすめ視聴順もご紹介します!

 

初心者おすすめ視聴順

ミュージカル『刀剣乱舞』は2015年のトライアル公演にはじまり、これまで数多くの作品が上演されてきました。
そのため初心者の私は「どこから見ればいいのか」と思案。そこで困ったときの強い味方、先輩審神者に相談してみました。

すると食いつくような早さで回答が。

 

『阿津賀志山異聞』、『幕末天狼傳』、『つはものどもがゆめのあと』はつながりもありますし、ミュージカル初期の作品なので初心者におすすめです。
もし気に入ったら『三百年の子守唄』と『葵咲本紀』が続きものになっているのでぜひ!」

 

さすがはミュージカルに何度も足を運んでいる先輩、「なんなら円盤も貸すよ」と手厚いフォローをしてくれました。(ちなみにこの記事のトップ画像は先輩提供の写真です。)

さっそく『阿津賀志山異聞』のキービジュアルをチェックすると、推しのひとりである今剣さんを発見
いやでもあのかわいさは2次元の専売特許では……と少しばかりの不安を抱きつつ『ミュージカル「刀剣乱舞」 ~阿津賀志山異聞2018 巴里~』の視聴ボタンをクリックしました。

 

最初からクライマックス

ミュージカルなので当たり前だと思うのですが、突然歌いだす三日月宗近さん。
最初は面食らいましたが、よくよく聞くと声に伸びがあり、グッと期待が高まりました。

「歌うまいな……」と感心していると、源義経が登場。
『刀剣乱舞』から切っても切り離せない“歴史”がしっかりと描かれます。しかしいきなりクライマックスで、大河ドラマでいえばまるで最終回間際
大迫力の殺陣、意味深なセリフ、ぶつかり合う熱い想いなどとにかく情報量が多いです。

 

OPがとにかくかっこいい

ミュージカルの見どころのひとつであるOP。これがめちゃくちゃかっこいい。
あくまで初心者の見解ですが、刀剣男士の魅力が凝縮されていると感じました。

曲も覚えやすいメロディーラインですし、歌詞や殺陣から刀剣男士の特徴が伝わってきます。間奏では1振りずつ見せ場があるので、たとえ初見でも登場する刀剣男士が把握できるはず。

なにより殺陣を取り入れた振り付けがかっこいい。ここまでダンスと殺陣の親和性が高いとは……!何度も驚かされました。

あと時間遡行軍が一糸乱れぬ動きでダンスをするのがちょっとかわいい。

 

刀剣男士は実在した

 

審神者が想像以上にイケボだったことに驚いていると、刀剣男士たちが次々と登場。気になっていた今剣さんも、岩融さんとの稽古に励んでいました。

……なんだこのかわいさは。

ここは月面なのかと思う身軽さで、舞台を縦横無尽に駆け巡る今剣さん。身長差に加え、階段をうまく使って高低差を演出するなんて考えた人天才か。
刀剣男士は実在するのだと、いつの間にか確信していました。

しかも今剣さんに限らず、刀剣男士たちの声質はほとんど原作ゲームに類似。とくに三日月さんの笑い方が鳥海浩輔さんに似すぎていてびっくりするくらいです。
「声が違うのはちょっと……」と思っていた私でも、物語そのものに集中することができました。

作中にはシリアスなシーンだけでなく笑いどころも。加州清光さん以外ツッコみ不在、フリーダム三条派の「ここは本丸保育園か」と思うようなやりとりに大爆笑しました。

しかし出陣シーンでは先ほどまでのほっこり感が一変し、キリっとした表情に。
刀剣男士たちが高らかに歌い始め「そういえばこれ、ミュージカルだった」と思い出しました。
その後も演技に見入ってしまい、視聴中何度同じことを思ったことか。

各刀剣男士のソロ曲が終盤で重なってハモる、ミュージカルならではの演出も熱いです。

 

昔の主を好きになる気持ち、わかる

 

物語は刀剣男士たちだけでなく、歴史上の人物にもスポットを当てています。

今剣さんと義経、岩融さんと弁慶など、昔の主との向き合い方が切ない。「これは昔の主を尊敬する気持ちがわかる」と納得できるほど、魅力的に描かれていました。

脳死周回(※)の裏にこんな手に汗握る物語があったとは……。
ゲームを進めるうえで必須ではありませんが、歴史や物語の行間を埋めてくれる、かゆい所に手が届く作品だと感じました。
次から阿津賀志山を周回するときは、ミュージカルと同じ編成にしよう。

(※)脳死周回
任務等を達成するため、マップをひたすら周回する。単純作業なので考えたら負けだ。

 

太鼓を叩く歴史上の人物ご一行

ラストシーンの余韻に浸っていると、客席の様子が一変。なぜかペンライトの光が見えます。
状況がのみこめずにいると、まるでアイドルのような歌とキレッキレのダンスを披露する刀剣男士が登場。

なんかライブ始まったのだが!?

事前知識ゼロで見たので心底驚いたのですが、実は公演は二部編成。
第一部ではミュージカルを、第二部では現代に遠征した刀剣男士たちによるライブステージを見ることができます。
素早く動く石切丸さんや、今剣さんの鍛え上げられた腕の筋肉から目が離せない。

MCでも刀剣男士として言葉を紡いでいることに感動していると「禊(みそぎ)」という日替わりコーナーが。まるでコントのようなむちゃぶりに大爆笑しました。

刀剣男士たちがいったんステージ袖に去ると、なぜか太鼓をたたき始める源義経ご一行。
ミュージカルでは激闘を繰り広げた人物たちが仲良く並んでいるだけで尊いのに、一緒に演奏しているなんて……こんなの泣くしかない

ラストはOPの曲で大団円。ライブの衣装も素敵でしたが、見慣れた衣装と耳なじみのある曲(※初見です)にテンションが上がり「俺たちの本丸に帰ってきた……!」と実感しました。全員に誉をあげたい。

 

初心者も2回目からは気負わずに

『阿津賀志山異聞』に感動し、立て続けに『ミュージカル『刀剣乱舞』 ~幕末天狼傳~ 大千秋楽』(2016年)と、『ミュージカル『刀剣乱舞』 ~つはものどもがゆめのあと~』(2017年)を視聴。

歴史上の偉人が出てくると「今回の太鼓担当はこの方々か」と思ってしまったり、OPが流れると「そろそろ殺陣がくる」と思ったり、初心者にもかかわらず盛り上がるポイントがわかってきました。今剣さんと岩融さんの肩車が相変わらず尊い。
最低限のフォーマットがあるおかげで、2回目以降はぐっとハードルが下がると思います。

今回は3本一気見してみましたが、史実や伝統芸能などの要素も取り入れ、教科書では教えてくれない歴史の面白さを描いたミュージカルだと感じました。これはほかの作品も見たくなる。

ちなみに先輩審神者おすすめ順でチェックしたところ、『つはものどもがゆめのあと』のラストで2018年版の『阿津賀志山異聞』公演が発表されたため「1周して戻ってきた……!」と感動。
また『阿津賀志山異聞』に戻って3本視聴するという無限ループに陥りました

最近は桑名くんもミュージカルに参戦したと聞いたので、いつか生で見れる日が来たらいいな、と密かに思っております。

 

WRITER

  • ハシ ビロコ
  •        

  • アニメとドイツ語とハシビロコウを愛するフリーライター。アニメ好きの両親のもとに生まれたオタク2世で、幼少期はCCさくらとガンダムSEEDを見て育った。趣味でハシビロコウブログを運営中。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ