SNSで流行の「#バトン」、イタいテーマが続々…ハライチ岩井は“強制終了”

女子SPA!

2020/5/26 15:45

 新型コロナウイルス感染拡大防止策として、国を掲げて「ステイホーム」が奨励されています。不要不急の外出を控え、仕事もリモートワークに切り替える人が増えていくなかで、SNSでは、ステイホーム期間を楽しく過ごすための「〇〇バトンリレー」という企画が流行っているようです。

◆楽しむ人も多い一方、「面倒くさい」など否定的な意見も

バトンリレーとは、SNS上でお題を出し、伝言ゲームのようにアカウント同士でそれをつなげていくもので、「チャレンジ」「バトン」「バトンリレー」など様々な呼び名で行われており、2000年代にmixiや個人ブログが流行した頃から存在感を示していました。

2014年には「アイス・バケツ・チャレンジ」が社会現象化。筋萎縮性側索硬化症(ALS)の研究を支援するために、氷水を頭からかぶるかアメリカALS協会に寄付をすることを宣言してSNS上で実行し、次にそれを実行してもらいたい人を3人指名してバトンをつなげていきました。

コロナ禍では、「#テイクアウトご飯バトン」「#おうちエクササイズバトン」など、誰でも手軽にできるものから、「#自撮りバトン」のように芸能人も参加するものまで、リレーの内容は多岐に渡っています。自宅時間を有意義なものにする楽しい企画である一方、「バトンリレーがまわってくると焦る」「疲れる」「面倒くさい」と、賛否を巻き起こしています。

◆ハライチ岩井は「#うたつなぎ」を強制終了

賛否あるバトンリレーですが、お笑いコンビのハライチ・岩井勇気(33)は出演した『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)で、バトンリレーをバッサリと斬り捨てています。

番組MCのおぎやはぎ・矢作兼(48)が、「うたつなぎ」のバトンがまわっていることに触れ、実際にバトンがまわってきたアーティストのRAM RIDER(41)に、「困ったら岩井にまわすといいよ」と助言。RAM RIDERは言われたとおり、岩井にバトンを渡しますが岩井は無視。見事に「うたつなぎ」バトンを止めたのでした。

その後、岩井は自身のツイッターに「#うたつなぎ 回ってきたので撮影しました」と動画を投稿。そこで、「うたつなぎ? やるわけねえだろ。発案者の手柄になるだけなんだから」と吐き捨て、「終了だ、終了!!」とまわってきた「うたつなぎ」バトンを始末したのでした。岩井のこの行動に「最高すぎる」「さすが始末人」とフォロワーから称賛の声が集まりました。

決してバトンリレーそのものを否定するわけではありませんが、中には「?」となってしまうバトンも。思わず突っ込みたくなるものを、いくつかピックアップしてみましょう。

◆祈る意味を見失った「#祈るおむすびバトン」

バトンリレーのなかには内容に疑問を感じるものもあります。コロナ収束を願っておむすびを握る「#祈るおむすびバトン」は、芸能人も参加し盛り上がりをみせているのですが、なぜおむすびを握ることがコロナ収束につながるのかわかりません。なかには、「#医療者従事者の方へ感謝」というタグとともに、おむすびの写真を投稿している人もいたりと、「それはタグで言うことことなのか?」と疑問を感じます。

この、「#祈るおむすびバトン」で、タレントの神田うの(45)が海苔の代わりにトリュフをまいたおむすびを披露し物議をよんでいました。コロナ禍で厳しい状況が続くなか、「#祈るおむすびバトン」という企画に便乗し、自身の華美な食生活を公開するという行為は少しうんざりした気持ちにさせられます。また、神田のみならず「#祈るおむすびバトン」にはこの類の投稿がとても多く、おむすびよりも豪華なおかずやテーブルウエアばかりが写っていたり、「祈る」もはや置き去りにされ、自己顕示欲だけがぐるぐるとリレーしている光景を見ることができます。普通に「#おむすびバトン」じゃダメなんでしょうか…。

◆「かわいい」しか言えない…「#幼少期バトン」

「#幼少期バトン」という、幼少期の写真をつなげていくバトンリレーも、参加者の多い人気企画のようですが、参加したくない企画の一つです。たしかに、赤ちゃんや小さい子供の写真はとてもかわいいです。でも、それ以上でもそれ以下でもなく「かわいい」以外のコメントが出てきません。

さらに、「幼少期バトン」をまわしている人たちには、自分語りをしたがる人が多く、「母方の祖父母にそっくりな子供でした」「人見知りがひどくて、母親以外の人には大泣きだったそうです」と説明も多め。しかし、よほどの親友でもない限り「へー…」としか返しようがありません。自分にバトンが回って来ようものなら、他人にさらす用の自分の幼少期の写真を探すという、かなりハードな作業も待ち受けており途方にくれてしまいます。

幼少期バトンの苦悩はまだまだ続きます。バトンを回している人たちに集まっているコメントを見ていると、「お母様も美人」「小さい時から美人さん」「いくつになっても変わらない」「家がでかい! お嬢様!」など、コメントがほぼフォーマット化されており、幼少期大絶賛祭りが繰り広げられているのです。この一連の流れにのれない自分はひねくれているんじゃないかと、新たな悩みが増える地獄のような企画です。

◆なぜ全身を見せないのか「#着物バトン」

コーディネートバトン」などファッション系のバトンリレーのなかでも、より参加するハードルが高いのが「着物バトン」です。普段着の「コーディネートバトン」は、どのブランドのアイテムをどうコーデするかを説明するというシンプルな趣旨で、「今度、この組み合わせやってみよう」と思うのですが、着物バトンに関しては他人の写真を見ても、再現度がほぼゼロです。

着物バトンなのに着物より顔メインの人が多く、ちゃんと全身がわかる写真を見つけるのに苦労します。さらに、「母に仕立ててもらった」「いくつかあるうちの一枚」「人間国宝の〇〇さんの作品」「この着物を着て観劇に行きます」など、ただ着物姿の写真を見ているだけなのに、なぜかマウントをとられているような切ない気持ちになります。

◆その需要はどこに?「#美容バトン」

料理・ファッションと並んで目をひくのが、「美容」系のバトンリレーです。芸能人からインスタグラマー・読者モデル・業者など様々な人が入ってくる企画のため、参加者が多いのも納得ですが、このバトンリレーを見ていると、投稿者の美を保つ努力に脱帽して疲れてしまいます。

「愛すべき名品」のような素敵なタグとともに、さらりと紹介された美容家電やケア商品はかなり高額なものが多く、彼女たちのケア方法を参考にするためには、まずお金が必要ということがわかり、心が折れそうになります。また、芸能人ではない一般人が美容リレーをしていることに対し、「どこに需要があるのだろう」と意地悪な気持ちになります。こちらも、リレー形式ではなくシンプルに「#ケア方法を紹介する」ではダメなのでしょうか。

たくさんの企画があり、実際に参加している企画も中にはあるかもしれません。まわってきたバトンに楽しく乗れば、自宅時間も充実しますよね。一方で「この企画の意味は……?」「疲れた」などと思った時は、岩井のように思いきって止めてしまうのも一つの方法かもしれません。

<文/臥薪嘗たろう>

【臥薪嘗たろう】

フリーライター。映画、テレビ、芸能記事多め。趣味はガーデニング。

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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