三浦翔平の静かなる怪演に注目、『奪い愛、冬』のここがスゴイ

dwango.jp news

2020/5/23 12:00


話題のテレビ朝日系『土曜ナイトドラマ M 愛すべき人がいて』(毎週土曜よる11:15)の放送延期で“Mロス”に陥っている視聴者も多いだろう。そんな“ドM”に朗報だ。5月23日の同枠にて、2017年に話題となった鈴木おさむ脚本の連続ドラマ『奪い愛、冬』の第1話が「傑作選」として放送される。

同ドラマは、結婚間近のデザイナー・池内光(倉科カナ)の前に、かつて死ぬほど愛した元彼の森山信 (大谷亮平)が現れたことから波紋が広がっていく強烈な愛憎ドラマ。光のアシスタントで結婚を約束している恋人・奥川康太 を三浦翔平、信を独占するかのように愛する妻・森山蘭 を水野美紀、というMでも話題を博した2人が出演している。



王道の略奪愛モノかと思いきや、そこは『M』を一筋縄ではいかないシンデレラストーリーに仕立て上げた鈴木おさむ脚本。光と康太の仲を引き裂こうと暗躍する同僚の豊野秀子(秋元才加)や、光を排除しようとする康太の母親・奥川美佐(榊原郁恵)などの強烈なサブキャラクターを配して、リアルタイム放送時に“夜の昼ドラ”と評されたほどの驚愕の展開を用意する。

なかでも『M』での怪演ぶりが注目された、水野演じる独占欲の塊妻・蘭の存在感はすさまじい。プロジェクターで光の写真を映写して殺気立ったり、探偵のように信の浮気心を調査したり、完全なるホラー・ポジション。右足に手術痕があり、何かあるたびに「右足がうずく~!」と信を呼び寄せて配下に置く。あまりのキャラ立ちに、そのスピリットを受け継いだ連続ドラマ『奪い愛、夏』(2019年)が水野主演で制作されたほどだ。

献身的な姿勢で光を真っ直ぐに愛する康太役の三浦も、『M』で見せた直情的なマサ役とはまた違ういい風味を出している。イケメン枠で語られてきた三浦だが、鈴木おさむとは何度もコンビを組み、そのたびに新たな引き出しを開けてきた。『奪い愛、冬』もその一つ。信の登場によって光に対する信頼や愛が揺らぎ、疑心暗鬼に陥るピュアな男を巧みに表現。優しい性格から一転、光の愛を死守するためにジワリジワリと豹変する。変貌の過程は見ていてハラハラすると同時に応援したくなるような健気さがある。三浦の静かなる怪演にも注目だ。

個性的なキャラクター同様、状況設定に『M』の萌芽が散見されるのもポイント。『M』の第1話はアユ(安斉かれん)が海に向かって「あの日も。海を見ていたな」と呟くセリフからスタートしたが、『奪い愛、冬』でも康太が海に向かって「結婚してー!」と叫ぶシーンから始まる。なお、ここでは光が康太にツッコミを入れるが、それがまるで海に向かって呟いたアユに対する時空を超えたツッコミのようにも見ることができて、ニヤリとさせられる。

それ以外にも「平成終盤にそんなことをやっていたのかっ!?」と思わせる古風な演出が盛りだくさん。ちなみに康太の元彼女役として、ゴージャスな雰囲気をまとったダレノガレ明美が登場する。現彼女の倉科とはあまりにもタイプが違う。康太の守備範囲の広さにツッコミたくなると同時に、満を持しての登場を盛り上げる演出も相まってクスりとさせられる。

激しすぎて止まらない愛のドロキュン劇場 『奪い愛、冬 傑作選』。三浦、水野も大暴れ!?の同ドラマは23日(土)23時15分からテレビ朝日にて放送。

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