外出自粛でトランポリンが大人気。飛ぶだけで健康に良い3つの理由

女子SPA!

2020/5/23 08:46

 新型コロナの影響で運動不足を自宅で解消しようと様々な健康器具がネット通販を中心に売れていますが、その中でも注目なのがトランポリン。楽天やAmazonなどの通販サイトでは人気が爆発し、一時はほとんどの商品が品切れや入荷待ちになっていたようです。

YouTubeで“トランポリン”、または海外動画なら“rebounder”と検索するとさまざまなエクササイズが出てきますし、大手スポーツジムでもトランポリンレッスンが行われていて、エクササイズ業界でも最も注目されているデバイスの一つです。

一見自宅用トランポリンと聞くと子供の遊び道具のように思えますが、実は大人の運動不足解消、特に運動が得意ではないズボラな方ほどオススメな運動器具となっています。今回は人気急上昇エクササイズ器具のトランポリンについてお話しします。

◆1. 飛び続けるだけでも、有酸素運動効果が抜群!

トランポリンの上でポンポンと楽しく跳び続けるだけで本当に運動効果があるのか…そう疑う方も多いはず。しかし、トランポリンの運動効果はアメリカ航空宇宙局「NASA」が研究を進めています。研究の中で特に注目なのが有酸素運動効果。NASAの過去の研究ではトランポリンを飛び続けるとジョギングより少ない時間で運動効果を獲得できるとも言われています(※編集部注:1980年と古い論文らしく、根拠ははっきりわかりませんでしたが)。

外に出ることなく、ただピョンピョンと家の中で飛び続けることがそんなに有酸素運動効果が高いとなれば、お得なエクササイズであることがわかります。

◆2. トランポリンは姿勢改善にも役立つ

運動不足によって引き起こるのは体重や体脂肪の増加だけでなく、背中が丸くなる姿勢の悪化もあります。そこでお勧めなのもトランポリンです。人間の体は重力に負けずに良い姿勢を保つための「抗重力筋」と呼ばれるグループがあります。これらの筋肉を連鎖的に鍛えるのにはジャンプトレーニングが適しています。

ただ単純に部屋の中でジャンプするだけでも良いですが、足首、膝、股関節、背骨といった重要な部位をバランス良く動かしてジャンプするのは少々難易度が高いですし、マンションのような環境だと床で飛んだり跳ねたりするのは様々な問題を引き起こします。運動効果を獲得しながら生活環境に適応して姿勢を改善するのにトランポリンは最適でしょう。

◆3. 転びにくい身体に。運動神経をアップデート!

大人になると筋力だけでなく身体感覚も鈍っていきます。小さな段差でつまずいたり、ローテーブルに足をぶつけて怪我をしたり……。そんな運動神経の低下もこのトランポリンが解消してくれます。

人間は脳の記録を元に運動プログロムを作成し、更に脳の記録と今の身体の状態(関節の動きや固さなど)を擦り合わせて姿勢をとっています。脳の記録が不明瞭ならば運動がスムーズでなくなりますし、脳の記録と体の状態に強いギャップが生まれると至るところに体をぶつけてしまいます。これが所謂運動神経が低下している状態です。

不安定で弾みのあるトランポリンを飛ぶことで下半身を中心とした「関節や筋肉の状態」と「バランス感覚」を身体が自ら確認できるため、脳の記録が更新されてセンサーの良い身体へアップデートされます。

スポーツジムで皆さんが頑張ってつけている筋力ではなかなかカバーできない「運動神経」はこのトランポリンが鍛えてくれるのです。

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ランニングよりも効果が高く、綺麗なボディラインを作りながら運動神経も改善できる今までにあったのに良さに気付けなかったトランポリン。新型コロナの怪我の功名によって良さを発見されましたが、集合住宅などの生活環境や家に出なくても生きられる「新しい生活様式」にこそトランポリンエクササイズがスタンダードになりそうな可能性があります。

運動が嫌いな方、ジム通えない方、最近身体が重くて動きの悪い方、是非トライしてみてください。

<文/ヒラガコージ>

【参考】

“Body Acceleration Distribution and O2 Uptake in Humans During Running and Jumping“(A. Bhattacharya, E. P. McCutcheon, E. Shvartz, and J. E. Greenleaf)

“Effectiveness of a Mini-Trampoline Training Program on Balance and Functional Mobility, Gait Performance, Strength, Fear of Falling and Bone Mineral Density in Older Women With Osteopenia“(Markus Posch 1, Alois Schranz 2, Manfred Lener 2, Katja Tecklenburg 2, Martin Burtscher 1, Gerhard Ruedl 1, Martin Niedermeier 1, Werner Wlaschek 3)

【ヒラガコージ】

柔道整復師/パーソナルトレーナー。スポーツクラブでインストラクターとして指導をし、現在は医療国家資格である柔道整復師の知識を生かした身体機能の改善からダイエットまで幅広いクライアントを担当するフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動中。

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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