もう娘には追い付けない…それでも私が守りたいもの/コロナ禍で煮詰まる家族時間(3)【こじれた親子関係 Vol.3】

前回からのあらすじ(全3編)
喧嘩ばかりとなってしまった母と娘の凛。娘の勉強の遅れを心配する母に凛が言った言葉は…

「ママは私を否定してばかり」
「勉強しろしか言わない」
「私は誰とも話ができない…」
そんな娘の言葉が頭の中から離れることはありませんでした。

この数ヶ月、私は自分の不安を「しつけ」という大義名分に変えて娘に押し付けていただけなのかもしれません。
最近は、日常の会話ではほぼ大人と同じように話ができ、生意気なことも、皮肉もたくさん言う娘。

そんな大きくなっていく娘に私が甘えていたのかもしれません。

私の宝物は、小さいころか何一つ変わってはいなかったのに。
泣きながら眠ってしまった娘の顔を見ながら、私は…

泣きつかれて眠ってしまった娘娘の勉強机には勉強したノートと「ママ大好き」の手紙が…「そういえば前は『ママ大好き』の手紙をたくさんもらったな…。いつの間にこんなきれいな字を書くようになって」

起きた娘の目に飛び込んできたのはママからの『宝物だよ』と書かれた手紙。「ママ毎日寝る前に言ってくれてたな…私もうすぐ10歳なのに」リビングではママがスマホを渡しながら「LINEでお話していいよ」と言ってくれた「え!LINEダメって…いいの?」と娘「ママ限定のLINEでね。バレエの話したいんでしょ?」ニュースを消すママ「もういいの!ごめんね不安にさせちゃって。それよりママ太っちゃいそう」

「ねぇママ、走ろうよ」と声をかける娘「もう凛には追い付けないか…」と走っていく娘の後を追いかける母すると娘が急に振り返り戻ってくるギューと抱きしめられると思ってウキウキするママだったが…「残念、昔みたいにぎゅってさせてくれると思ったのに」笑いあう親子

どんどん変化していく状況に、この先何度も不安に圧し潰されそうになるかもしれません。

でも私が必死で守りたいのは、娘の笑顔だったと思い起せたことは、大きな一歩だったと思います。

小さいころのようにギューと抱きしめさせてくれることは少なくなってしまった娘。小学生になり、公園に行く機会もなくなり、どこに行くにも一緒だった時代はもう終わりに近づいています。

それでも今、一緒の時を過ごすことできる幸せをかみしめていきたいなと強く感じています。

イラスト・とらん

(ウーマンエキサイト編集部)

当記事はウーマンエキサイトの提供記事です。

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