ニュース&情報番組が上昇、ピークも変化 昨年と今年の4月で視聴率比較


ビデオリサーチは22日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う視聴傾向の変化について、昨年4月と今年4月の視聴率データ(関東地区)を比較してまとめた。

1日のテレビ視聴の動きを世帯視聴率でみると、リアルタイムの総世帯視聴率は8~23時台で今年4月のほうが高いことが分かる。今年4月のテレビ視聴は、1日を通して高い傾向が見られ、朝のピークには昨年と異なる特徴がみられる。

昨年4月は7時台であった朝のテレビ視聴のピークが、今年4月では1時間遅れ、8時台に移動。休校・在宅勤務・時差出勤など、起床時間がいつもよりも遅くなる要素が多かったことの影響が考えられる。

時間帯ごとの視聴率を見てみると、リアルタイムの総世帯視聴率はグラフに示すすべての時間帯で昨年4月よりも今年4月のスコアが高いことが分かった。特に「12~15時」「15~18時」の時間帯では 10ポイント程度、スコアの上昇がみられる。タイムシフト行動率(※その時間にタイムシフト視聴をしていた世帯・個人の割合)も「12~15時」を筆頭に若干の上昇がみられた。

「12~18時」は、通常であれば学校や仕事などのために外出している人が多い時間帯だが、休校や在宅勤務で在宅率が上昇し、テレビの視聴も多くなっていることが考えられる。

リアルタイムの高視聴率番組を今年4月と昨年4月で比較すると、トップ30の半数程度をバラエティ番組が占める傾向は変わらないものの、番組を個別でみていくと、上位には3月29日に新型コロナウイルス感染による肺炎で亡くなった志村けんさんに関する番組がランクイン。

さらに、今年4月は新型コロナウイルスについて取り上げているニュース番組や情報番組のランクイン数が増えており、在宅率の上昇、新型コロナウイルス関連の報道、新型コロナウイルスに罹患した有名人の訃報などが、視聴する番組に影響を与えている。

今年4月クールは放送が延期された新ドラマが多く、タイムシフト視聴率の上位をドラマが独占した昨年4月に比べるとバラエティ番組のランクイン数が多くなった。また、過去に放送されたドラマの再放送(特別編・傑作選含む)が多くランクインしている。

総合視聴率(リアルタイム視聴+タイムシフト視聴-重複分)は、昨年4月はドラマが上位に多くランクインしていたが、今年4月はトップ10に1番組のみで、放送延期の影響がうかがえる。代わって上位にランクインしているのはバラエティ番組・報道番組で、報道番組は特に4月6日・7日が高く、緊急事態宣言発出前後のニュースへの関心の高さがみられた。

当記事はマイナビニュースの提供記事です。

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