野生のイルカ、餌が欲しくてプレゼントを持ってやって来る(豪)

イルカはとても知能が高いことで知られているが、このほどオーストラリアに生息する野生のイルカが人間に対して何ともいじらしい行動をとっており、話題になっている。イルカは地元のボランティアスタッフに餌をもらう代わりに海の中からプレゼントを持ってやって来るのだ。『LADbible』『ABC News(Australia)』などが伝えている。

豪クイーンズランド州クールーラ・コーストのティン・キャン・ベイ(Tin Can Bay)にある「バーナクルズ・カフェ(Barnacles Cafe)」は「バーナクルズ・ドルフィン・センター(Barnacles Dolphin Centre)」を併設しており、ここでは餌付けプログラムとしてボランティアスタッフの案内のもと野生のシナウスイロイルカに一般の人も餌を与えることができる。

カフェがあるティン・キャン・ベイにはいつも決まった7頭のイルカが入れ替わりやって来ては、観光客の餌付けにあやかっているようだ。しかし昨今の外出自粛でカフェは一時閉店し、餌付けする観光客が来ないとあってイルカ達は口寂しい状況にあったようだ。

しかし先月のある朝のこと、“ミスティーク(Mystique)”と呼ばれる29歳の雄のシナウスイロイルカが、ボランティアスタッフに差し出すようにサンゴのかけらを口の上に器用にのせて持って来た。また他の日にもやって来ては、サンゴ以外にも空き瓶などを持って来たそうだ。

このカフェによると、ミスティークはボランティアスタッフから餌をもらうお礼としてプレゼントを持って来るのだという。それはサンゴのかけらや空き瓶以外にも木材や貝殻など様々なものがあった。

ボランティアスタッフであるリン・マクファーソンさん(Lyn McPherson)によると、ミスティークのこの行動は以前からあったものの、最近は餌付けする観光客がいないためプレゼントを持ってくる回数が増えているとのことだ。リンさんは次のように語っている。

「私達はお返しとして、イルカに魚をあげなきゃならないんですよね。特に訓練したわけではないんですよ。でも私達が恩返しをしなければならないように、イルカに訓練されたって感じですね。」

「カフェが一時閉店したことで最近は頻繁に持って来るようになったんです。時には10個のプレゼントをひとつひとつ持って来ては一列に並べて置いていくんですよ。餌である魚のお礼としてね。」

幸いなことにクイーンズランド州では今月16日から行動制限が緩和されたことにより、飲食店の店内での食事が可能になった。そのため同カフェも今月21日から営業を再開したようだ。これでまた観光客が戻って来るにつれて、ミスティークの貢ぎ物も減っていくことだろう。

画像は『Barnacles Cafe & Dolphin Feeding 2020年4月10日付Facebook「Happy Easter to all our followers, we hope you are all celebrating it the best you can in these hard times and are staying safe.」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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