怖かわいいホラーアニメーション10本<日本vs海外作品を比較!>

Oh!My!アニメ

2020/5/22 15:00

 

モンスターや妖怪、幽霊など人気の高いホラーモチーフのキャラクターが登場する作品は、これまでにも数多く作られてきました。本格的なホラーが苦手な人も、「デフォルメされた可愛いビジュアルの作品だったら好き」という人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな可愛いビジュアルが特徴のモンスターや妖怪たちが登場するアニメーションを、日本と海外の作品を比較しながら紹介していきます。

 

夏目友人帳

 

 

緑川ゆきさんの同名漫画を2008年よりTVアニメ化。これまでに第6シーズンまで制作され、劇場版も公開された人気タイトルが『夏目友人帳』です。

主人公は、普通の人には見えない妖(あやかし)が見える夏目貴志。亡くなったの祖母が妖を従える約束を結んだ契約書「友人帳」を見つけ、死んだらそれを譲ることを条件に、強力な妖の斑(まだら)に用心棒になってもらう約束をするのでした……。
周りから疎まれていた貴志が、次第に妖や友人とのつながりを広げていく物語の数々が感動的な作品です。そして、忘れてはいけない本作の魅力が、招き猫と結びついてしまったために、顔の大きな猫の様な姿になってしまった斑。本来は強力な妖でありながら、小生意気だけど憎めない猫の姿となっているギャップがたまりません。通称“ニャンコ先生”と呼ばれる彼の存在は、本作でかけがえのないものとなっています。

 

■初回制作年:2008年
■ボイスキャスト:神谷浩二、井上和彦 ほか
■視聴できるVOD:Prime VideoTSUTAYA TV

 

 

ゲゲゲの鬼太郎

 

 

言わずと知れた水木しげる先生原作のアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』。TVシリーズはなんと、1968年から6シリーズに渡って放送されてきました。中でも2018年から放送された最新シリーズは必見。ネット配信やSNSといった現代の要素に加え、働き方改革や外国人労働者といった社会問題まで切り込んでいます。シリアスなストーリーなのかといえば、そんなこともなく、おなじみ鬼太郎ファミリーのコミカルなやり取りや、不思議なビジュアルや特徴を持った妖怪たちの姿を楽しめる作品となっています。頭身がおおきくなり、現代的な可愛さにアレンジされた猫娘のデザインも話題となりました。

 

■制作年:2018年
■ボイスキャスト:沢城みゆき、野沢雅子、古川登志夫 ほか
■視聴できるVOD:FOD

 

 

グレゴリーホラーショー

 

ホテル“グレゴリーハウス”に迷い込んだ主人公が、グレゴリーをはじめとした不気味なホテルの住人たちに翻弄される、1話3分ほどの連作で制作されたフルCGアニメーション。
本作のキャラクターデザインは、『ペコラ』や『ミッドナイトホラースクール』などキューブ型の造形でおなじみのイワタナオミ。見た目こそマスコット的で可愛いのですが、皮肉や残酷さを伴ったストーリーになっている珍しいバランスの作品です。このビジュアルでありながら、今回紹介する作品の中では一番本格的なホラーに仕上がっている作品となっています。

 

■初回制作年:1999年
■ボイスキャスト:茶風林、岡本章子、永澤菜教 ほか

 

 

鬼灯の冷徹

 

 

舞台は地獄。えんま大王の2代目補佐官を務める鬼の鬼灯(ほおずき)が、財政難や人材不足に喘ぐ状況に陥っている地獄をその手腕で解決していくコメディ作品。鬼灯の淡々とした態度と、時折見せる暴力性がシュールで笑えます。ただのコメディに止まらず、地獄に関する豆知識やアジアを中心とした死生観なども盛り込まれおり、観るだけで死後の世界への造詣が深くなっていくことでしょう。TVアニメシリーズは第2シーズンまで制作されており、原作漫画にはないオリジナルの小ネタも多く盛り込まれた内容になっています。

 

■制作年:2014年
■ボイスキャスト:安元洋貴、長嶝高志 ほか
■視聴できるVOD:Prime VideohuluTSUTAYA TVFOD

 

 

よんでますよ、アザゼルさん

 

 

「芥辺探偵事務所」は、一見普通の探偵事務所。しかし実は、悪魔使いの力を持つ芥辺(あくたべ)と、彼に召喚された悪魔によって案件を強引に解決していく悪魔探偵だったのです。アルバイトで入ってきた佐隈りん子は、悪魔アザゼルと無理やり契約を結ばされることになり、アザゼルをはじめとした悪魔たちとの生活が始まります……。
一見マスコットキャラクターの様なデザインで可愛い悪魔たちが目を引くのですが、実際は下品で低俗。下ネタや暴力、風刺描写などが多数盛り込まれた、ブラックコメディアニメとなっています。久保保久さんの漫画を原作に2011年からTVアニメの放送が開始され、2シーズンまで制作されています。

 

■初回制作年:2011年
■ボイスキャスト:小野坂昌也、神谷浩二 ほか
■視聴できるVOD:Prime VideoTSUTAYA TV

 

 

ここまで日本の作品を紹介してきましたが、海外のアニメーション作品にも可愛いホラーモチーフの作品も多数存在します。後半では、そんな海外の可愛いホラー作品を紹介していきます。

 

 

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

 

 

恐怖と悪夢に満ちた“ハロウィン・タウン”の王様であるジャック・スケリントンはある日、陽気で美しい“クリスマス・タウン”に迷い込んでしまう。そこでクリスマスの世界に魅了されてしまったジャックは、あまりの感動に、自らでクリスマスを作りたい!と暴走。サンタクロースを捕らえてクリスマスを遂行しようとするのでした。

未だ根強い人気を誇るディズニー発のダークファンタジー。人形をひとコマずつ動かして撮影する『ストップモーション・アニメーション』という手法で制作されました。不気味だけどどこか間の抜けたデザインのキャラクターたちが愛らしい作品です。

 

■製作年:1993年
■ボイスキャスト(日本語吹替版):市村正親、土居裕子、三ツ矢雄二 ほか
■監督:ヘンリー・セリック
■視聴できるVOD:Prime VideoTSUTAYA TV

 

 

フランケンウィニー

 

 

『アリス・イン・ワンダーランド』のティム・バートン監督が、1984年に製作した同名実写映画をセルフリメイクした『フランケンウィニー』。主人公のヴィクターは愛犬のスパーキーを不慮の事故で亡くすも、雷の力で蘇生することに成功。不気味な物語でありながら、小柄なスパーキーの動きがとても可愛い作品になっています。犬好きならハマること間違いなし。ストップモーション・アニメーションで作られた本作は、映像がモノクロ調になっていますが、わざわざ人形たちもモノクロの色彩で制作されていて、本作の雰囲気を盛り上げてくれています。

 

■製作年:2012年
■ボイスキャスト(日本語吹替版):吉永拓斗、湯屋敦子、ハリセンボン ほか
■監督:ティム・バートン
■視聴できるVOD:Prime VideoTSUTAYA TV

 

 

おくびょうなカーレッジくん

 

 

アメリカの田舎町に住む老夫婦に飼われているピンク色の犬・カーレッジ。意地悪な夫・ユースタスと優しい妻・ミュリエルの老夫婦が、怪しい人物や怪物に襲われてしまうのを、カーレッジがビビりながらも機転とユーモアで救っていく物語です。

2001年にカートゥーンネットワークで放送され、第4シーズンまで制作されました。ホラーモチーフの作品でありながら、その実はコメディ。日本語吹替版では、カーレッジがアメリカ作品とは思えないダジャレやパロディを繰り広げ、独特の親しみが加わったバージョンになっています。

 

■初回制作年:2001年
■ボイスキャスト(日本語吹替版):菅原淳一、城山堅、森ひろ子 ほか
■視聴できるVOD:Prime Video

 

 

コララインとボタンの魔女

 

 

ストップモーション・アニメーションを制作しているアニメーションスタジオ『LAIKA』による長編第1弾作品。古いアパートに引っ越してきた主人公の女の子・コララインは、部屋の中に小さな窓を見つけます。その先には、不思議な住人やなぜかボタンの目をした両親がいたのでした……。『不思議の国のアリス』を思わせるようなダークファンタジーとなっており、人形特有のどこかあどけなさを感じるキャラクターの動きがまた可愛さを感じさせます。LAIKAでは、この他にもゾンビをテーマにした『パラノーマン ブライス・ホローの謎』や、日本を題材とした『KUBO クボ 二本の弦の秘密』など、怪物をテーマにした作品を多く生み出しており、これらも必見の面白さです。

■製作年:2009年
■ボイスキャスト(日本語吹替版):榮倉奈々、戸田恵子、劇団ひとり ほか
■監督:ヘンリー・セリック
■視聴できるVOD:Prime VideoTSUTAYA TV

 

 

モンスターホテル

 

 

『デクスターズラボ』や『サムライジャック』を手がけてきたゲンディ・タルタコフスキーが監督する3DCGアニメーション映画。主人公のドラキュラ伯爵は、人間たちからの迫害を恐れ、大事な娘のメイヴィスを守るため、人里離れた場所にモンスターのためだけの宿泊施設『ホテル・トランシルヴァニア』を開業。長い間、人間と距離を置きながら生活していた伯爵でしたが、メイヴィスの118歳の誕生日パーティーの日、偶然、人間のバックパッカー・ジョニーが迷い込んでしまい、メイヴィスと恋に落ちてしまったことで、事態は急転します。
ドラキュラをはじめ、フランケンや狼男などなじみのモンスターたちが登場する楽しいコメディ作品。長編映画としては、これまでにシリーズ3作が製作されており、恋愛や子育てなど、モンスターを通して共生や成長が描かれる作品となっています。

 

■製作年:2012年
■ボイスキャスト(日本語吹替版):山寺宏一、川島海荷、藤森慎吾(オリエンタルラジオ) ほか
■視聴できるVOD:Prime VideoTSUTAYA TV

 

 

以上、10作品を紹介しました。こうして並べてみると、日本と海外ではホラーテイストにも大きな違いが感じられますが、怪異をモチーフにした作品に魅かれるというのは万国共通と言ってもいいかもしれません。ホラー作品は苦手という人も、これらの作品であればきっとお気に入りの作品が見つかるはず! ぜひチェックしてみて下さいね。

WRITER

  • ネジムラ89
  •        

  • 缶バッジ販売専門店「カンバーバッチ」のオーナー兼アニメ映画ライター。アニメ映画情報マガジン「読むと アニメ映画 知識が結構増えるラブレター」をnoteにて配信中。その他いろんなとこでアニメ映画話を執筆中。古今東西関係なくアニメ映画を中心とした有益な情報を多くの人に提供できるようにやっていきます。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ