天才テリー伊藤対談「小嶋菜月」(2)総選挙で涙を流す準備もしていたの

アサ芸プラス

2020/5/22 09:57


テリー 憧れて入ったAKB、実際はどうでしたか。当時はまだ前田(敦子)や大島(優子)とかの「神7」がいたよね。

小嶋 はい、間近で見てもスターだな、と思いましたし、緊張しました。

テリー 途中から入ると、曲の振りを覚えるのも大変だよな。

小嶋 入った当初は「振り入れ」といって先生が教えてくれるんですけれど、慣れてくると先輩が踊っている映像が入ったDVDを渡されて「あとは自分たちで覚えて、公演に立ってね」っていう感じになって。

テリー それ、ずいぶん手抜きじゃない?

小嶋 アハハハハ、でも先輩はそうやって覚えてきたでしょうし、今もそうだと思いますよ。

テリー あらためてAKB時代を振り返ってみると、どんな気持ちになる?

小嶋 今考えると「楽しかった」になるんですけど、当時はキツかったですね。

テリー 何がキツいの。

小嶋 握手会の列の長さや選抜総選挙で、人気や実力が目に見えてわかっちゃうので。

テリー 順位がつけられるってことだよね。でも、人気あったんでしょう?

小嶋 自分で言うのも何ですが、入って2~3年くらいはけっこう人気があって、握手会で行列もできていたんですけど、年取るごとに人気がなくなっちゃって。

テリー なんだと!?

小嶋 私も「なんだと?」と思いました(笑)。あんなに「大好き!」って言ってくれていた人が、どんどん新しい子に行っちゃって。

テリー キャバクラの客と同じ対応じゃないの。寂しいねえ。

小嶋 そういうファンの中には、私に「行かないで」って言わせたくて、わざとそういうフリをする人もいたんですよ。でも私、当時は少しひねくれていたので、「もういいよ、行きなよ」みたいな対応をしちゃったんですね。だから総選挙でも、一度も名前を呼ばれたことがなくて、ずっと圏外でした。

テリー まったく手応えがなかった?

小嶋 1回だけ速報で30位台にランクインしたことがあって、「今年はいける!」と思った時があったんですよ。コメントも考えて、メイクもバッチリして、しっかり涙も流そうと考えていたのに‥‥。

テリー ええっ、涙も自在に流せるんだ。

小嶋 あ、ウソ泣きじゃありませんよ(笑)。そういう場で投票してくれたファンの人のことを思うと、やっぱり泣いちゃうな、という気持ちがあったんです。当日は「今日は泣くぞ!」と気合いを入れて行ったんですけど、その場所をもらえなかったですね。

テリー そんな日の帰り道はツラいだろうな。

小嶋 家族もみんな応援してくれていましたから「どんな顔で会えばいいのか」と考えていました。あと、「今夜、SNSに何て書こうか」って。

テリー ファンは結果をどう受け止めたか、気になるものね。

小嶋 結局「選抜に入れなくてごめんね」と書いたんですが、「謝らないで」といったコメントをたくさんくださって。ファンの優しさに救われました。

テリー ありがたい話じゃない、その夜は眠れないでしょう?

小嶋 いえ、ぐっすり眠れました。

テリー アハハハ、なんだ、意外とずうずうしいな。

小嶋 次の日には気持ちを切り替えて「今日からまた頑張るぞ!」って。

テリー いいんじゃないの。そのくらいの気持ちでいかないと、やっていけないものな。

当記事はアサ芸プラスの提供記事です。

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