【インタビュー】我儘ラキア、「ラキア止まんねぇぞ!」失われた日常がもたらす新たなる覚悟

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年間200本近いライブをこなし、それが当たり前の日々を常に走り続けてきた超現場主義アイドルである我儘ラキア。そんな彼女たちが既に2カ月近くもライブを行う事が出来ないという、世界を取り巻く未曽有の危機がある。コロナ禍で露わになった失われた日常への想いと、長い暗闇をくぐり抜けた先にある目指すべき場所。今だからこそという素直な胸の内を、メンバー4人に存分に語っていただいた。


――まずは近況からお聞きしたいのですが。2月29日の東京ワンマンを終えた後、多くのライブやスケジュールが延期や中止になってしまいました。活動が止まってしまった、いまの正直な気持ちを聞かせて下さい。

星熊南巫:よく、色んなアーティストが「いつライブが出来なくなるか分からないから、そういう気持ちで歌います」みたいなこと言うし、自分もMCでホンマに思って言ってたんですが。東京ワンマンの前くらいに、それを思うことがよくあって。「あと何回歌えるんだろう? 我儘ラキアとして、どれくらい活動出来るんだろう?」と思って、それを曲にするくらい考えてたんですけど。いざライブが無くなった時、「自分が思ってたことなんて薄かったな」と思ったんです。こういう事態になった時、驚いてる程度の気持ちでそんなこと言っちゃいけなかったなって。すごいセンシティブなことを口にしていたと思うし、すごく軽く捉えていたなと思ったんです。
星熊南巫
星熊南巫

――なるほど。実際にこういう状況になって、改めてそう思えたことで、活動再開した時には一本一本のライブをより大事に出来るかも知れないですけどね。

星熊:そうですね。我儘ラキア始まって4年目なんですけど、年間200本近くライブをしてきて。それが当たり前みたいに過ごしてきたし、それが生活の全てだったので、無くなることに違和感しかなかったんですけど。その期間に出来ることというか、今じゃないと出来ないことってきっとあると思うんです。私、前に前十字靭帯を切って手術をして、1ヶ月くらい休みだったことがあって。ラキアは活動してたので、すごく焦ってたんです。そこで小さい頃に触った程度のピアノを一ヶ月練習して、弾き語りが出来るくらいまでは上達出来たので。1ヶ月って思ってるより何でも出来るなと思ってて。

――いまは今後の活動に役立つような何かしてたりするんですか?

星熊:DTMソフトをPCに入れました。より曲作りに深く関われるようになりたいなと前から思ってたので、この勢いで勉強しようと思ってるんです。いまが曲を作るチャンスやと思うので、今日も朝まで曲作りをしていました。
川﨑怜奈
川﨑怜奈

――最近、4人でこんなに会わない期間も無かったでしょう?

MIRI:始めて初めてくらいですね、家族より一緒にいるもんね?

川﨑怜奈:そうだね。ライブは常にあったし、メンバーと常に会ってコミュニケーション取れてたんで。私もこんなに時間が空いて、「何したらいいんだろう?」って焦っちゃったんですけど。最近、ラキアで新しく入れたアプリ(ONLY FIVE)でお客さんとコミュニケーション取れてるから、なんとか自分が保ててます。ただ、こういう時のお客さんの声はすごく心強いけど、早く会いたいって気持ちも強くなっちゃいますね。

海羽凜:私もライブが無くなって、何をしたらいいんだろう?って日々なんですけど。この時代、SNSが支えてくれてるなと改めて思って。ONLY FIVEとかで私が書いたら、お客さんがライブや日常のことを書いてくれたりして、寂しいですけど、SNSとかを通してお客さんと関われるのが良かったなと思ってます。あと、ラキアの曲は毎日聴いて、ライブが無くてもラキアである意識はちゃんと持っていようと思っています。
海羽凜
海羽凜

――MIRIさんはこういう状況になった、いま思うことってありますか?

MIRI:私が改めて思うのはあの日、ワンマンライブがやれて本当に良かったということで。あの時はライブやイベントが自粛ムードになりかけてた頃で、ワンマンの練習中に「中止になるかも知れない」と言われて。みんな気持ちをどこにもっていったら良いのか分からない、空っぽな気持ちになっちゃって。メンバーが次々と涙を流して、私は「こんな状況だったらやめよう」と言ったんです。「これが人生最後のライブじゃないし、ラキアの名前が変な形で注目されても嫌だから、我慢するしかない」って言ったんですけど。この日にお披露目する新曲や衣装もあったし、せっかく持ってきたモチベーションをどこかにぶつけたいという気持ちは私の中にもあって。最終的には「なにがあっても自分たちで責任を取る。どんなにバッシングを受けても、自分たちの力で乗り越える」って4人で決断してステージに立って。あのライブがあったから、この期間も頑張れてるなと思います。

――ライブをやってお休みになるのと、やらずになるのでは大違いだったでしょうね。

MIRI:モチベーションが全然違ったと思います。あと、私もクマ(星熊)と一緒で、喉の手術をして1ヶ月くらい休んでた時期があって。歌うことも喋ることもできなくて、「どうしよう?」と思った時、歌詞を書くことが一番に浮かんで、ノート一冊くらい歌詞を書いて。その時のノートはいまも活きてて、ラキアの歌詞に入れたりしているので。一ヶ月って人によっては短いし、人によっては使い道のある時間になることも知ってて。いまはこれからに繋がる重要な時間だと思っています。
MIRI
MIRI

――またライブが出来るようになったら、やりたいこともたくさんあるでしょう?

MIRI:たくさんあります! その時、この期間を怠けたことで、お客さんにパワーダウンしたと思われたくないし。うずうずしてるみんなが久しぶりに見た時、「こんなもんか」と思うようなライブをしたくなくて。「この1ヶ月でさえも成長してるの!?」と思われる、我儘ラキアでありたいです。

――MIRIさんはこの期間、また歌詞を書き溜めたりしているんですか?

MIRI:歌詞も書いたり、ダンスの振り付けを考えたりしています。我儘ラキアって、やっぱりアイドルなので。バンドにはない振り付けというものを4人でしっかり魅せて、それぞれの長所が活かせるようなダンスを考えています。

新体制初の東京ワンマン
いまの気持ちを込めに込めた新曲

我儘ラキア 撮影=真島洸
我儘ラキア 撮影=真島洸

――2月29日の東京ワンマン『Don't fear a new day』についても聞きたいのですが。少し時間経ってしまいましたが、ライブを終えての感想はいかがでした?

星熊:個人的にはすごく緊張しました。これは課題なんですけど、大きなライブの時にいつも緊張してしまって、自分たちの思ってる力を発揮出来ないことが多くて。それも実力のうちだと思うんですけど、これからもっと大きなステージやバンド対バンも増えて、プレッシャーももっと大きくなっていくと思うんで。もっとメンタル鍛えなあかんなと思いました。ステージが大きくなって、人の期待も大きくなっていく中で、一回きりのステージで自分たちをどう見せるか? いつ誰が見てるか分からない状態で、常にベストを見せたいので、もっとメンタルを鍛えなきゃと思いました。あの日、新曲を2曲出して、どちらも作詞に関わってて。「反応悪かったり、伝わらなかったらどうしよう?」って、自分の全てをさらけ出して評価される怖さがあって、すごいドキドキしてたんです。

――ワンマンに向けて書いたとMCで言っていた、ラストに披露した新曲「Don't fear a new day」。あの曲から星熊さんが歌や歌詞に込めた気持ちがすごい伝わってきて、僕はライブを通して一番グッときたし、一番良かったですよ。

星熊:ありがとうございます。言い方悪いんですけど、以前は私の中で我儘ラキアは通過点だと思ってて。その先にバンドとか自分の目標があって、ここに入ってきたんですけど。いまの4人になって、みんなと一緒にいることがすごく楽しくて。同じ趣味や近い感覚を持ってるMIRIがいて、ずっと一緒にやってる海羽がいて、張り詰めた気持ちを和ませてくれる怜奈がいて。めちゃくちゃ楽しいんだけど、楽しいからこそ切ないみたいな今の気持ちを込めに込めたのがあの曲だったんです。あの曲の歌詞はMIRIと一緒にホテルに泊まってて、MIRIが寝てる横で泣きながら書いたりして(笑)。
我儘ラキア 撮影=真島洸
我儘ラキア 撮影=真島洸

――わはは。彼女の寝顔を見てたら切なくなるって、恋人じゃないですか(笑)。

星熊:ホントですね、恋人です(笑)。

MIRI:出来上がったクマの歌詞を見て、私も泣いちゃったんです。車で移動してる時に見せられてめっちゃ泣いて、そのまま私も歌詞を書きました。本当は違う歌詞を用意してたんですけど、「こんなじゃダメだ!」と思って、イチから書き直しました。

星熊:車移動なんで常に横にメンバーがいて、すぐに話し合いが出来るんです。移動も出来て、話し合いも出来て、一石二鳥です(笑)。

海羽:その時、私はうとうとしてたら、星熊とMIRIがキャッキャ言いながら話し合ってて。「レイナはここが歌いやすいと思う」とか、むちゃくちゃ話し合ってるのを寝ぼけながら聞いて。「なんて良いメンバーなんだろう!」と思って、泣きそうになりながら寝ました(笑)。

星熊:あはは。海羽は自分のパートの注文が多くて、マジ、メンド臭いんですよ!

海羽:申し訳ないなと思ってるんですけどね(笑)。でも出来上がった曲はすごく良かったし、歌詞もすごく良かったです。
我儘ラキア 撮影=真島洸
我儘ラキア 撮影=真島洸

――でもライブを見て、しっかり楽曲を理解した上で、ライブでは星熊さんとMIRIさんが前に出てリードしてるところを、海羽さんと川崎さんが後ろで支えられてると思ったし。4人にそれぞれの魅力があって、バンド演奏もカッコいいから、最初はどこを見て良いか分からなかったけど。ちゃんと出るところで出て魅せ場を作ってくれるし、しっかり場を引っ張ってくれるから、ステージ上の4人に気持ちを委ねることが出来ましたよ。

星熊:あ~、そう思ってもらえると嬉しいです。

――新体制初の東京ワンマンとは思えないくらいの信頼関係やグループバランスの良さがあって、安心して見れたし、すごく楽しめました。

MIRI:やっぱり、ずっと一緒にいるからっていうのが大きいよね? ステージ上のアイコンタクトで、「この子は今、こうしたいんだな」とか、「ここ間違えたな」ってのがお互いに分かるんで。それが見えたらカバーし合ったりして、ずっと一緒にいるから分かることっていうのはたくさんあるんです。

川﨑:いま、ホンマにMIRIが入って半年ちょっととは思えないくらい、やりやすい環境が出来てて。一人ひとり個性が違うから、ステージでの在り方も分かりやすいんです。MIRIが入る前は、自分がどうして良いか定まってない時もあったんですけど、いまは「自分はこれで行けばいいんだ」というのが見えてて。足りないところはみんなが支えてくれるし、みんなが行ってるのを見ると「負けてられない!」ってところで自分も攻めて、仲間だけど高め合うことが出来てると思うし、すごく良い状態だと思います。

星熊:私、全然ダンスが出来ないから、必死でダンスを覚えるんですけど。本番前にSEが鳴ってる時に、「クマ! ダンスは全部捨てていいから!!」って言ってくれて(笑)。「その代わり、歌で行って!」「分かった!」みたいな感じでやれてて。4人の長所と短所がハッキリしてるから、型にハマらずにお互いの長所で補い合うみたいなことが出来てるし。そうすることで自分を表現しやすくて、いますごくやりやすい環境なんです。

MIRI加入後の現体制
加速度的に成長する個々とグループ

我儘ラキア 撮影=真島洸
我儘ラキア 撮影=真島洸

――MIRIさんは昨年7月に加入して9ヶ月が過ぎましたが、我儘ラキアはどうですか?

MIRI:我儘ラキアは、すごく好きなアイドルグループで。私、もともとバンドがすごい好きだったんですけど、周りに理解してくれる人があまりいなくて。そんな時に出会ったのが星熊で、同じ感性で同じような音が好きで、「こんなに話が合う女の子がいるんだ」っていうのに、最初はビックリして。最初にライブをしっかり見たのは、前のグループにいた時の生誕イベントに我儘ラキアを呼んだ時で。その前から「我儘ラキアはやんちゃなグループだよ」って、“大阪の暴れん坊”みたいな話は聞いてて……。

一同:あははは。

MIRI:で、「どんなだろう?」と思って見てたんですけど。ライブハウスに「リフトやサーフは絶対禁止」って言われてて、「大丈夫かな? 一曲目で止められたりしないかな?」と思ってたら、ファンの人がルールを守って誰も上に上がらなくて。「上がダメなら下で」って感じで、這いつくばってライブを見てて(笑)。「確かに暴れん坊だ」と思ったし、「ファン+メンバーで我儘ラキアなんだ」と思って、すごく良いなと思って。

星熊:お客さんがフロアに寝っ転がったりしてたもんね(笑)。

MIRI:あと、ラキアの曲は星熊がすごいシリアスな顔で歌うからシリアスな曲かと思いきや、すごい励まされる歌詞だったりして。「これからどうしよう? 私は何をすればいいんだろう?」ってすごい悩んでた時に我儘ラキアの曲を聴いて、「There is surely tomorrow」って曲に<僕が助けに行くよ>って歌詞があって。ライブだとその後、星熊が「助けに来たよ!」って言うんですけど。その言葉を自分に言われた気がして、すごい心に響いたし救われて、感動とか悲しいって涙じゃない涙が自然と出ちゃって。自分が隠してたものを開かれて、「辛かったんでしょ? 大丈夫だからね」と言ってもらった気がしたんです。
我儘ラキア 撮影=真島洸
我儘ラキア 撮影=真島洸

――すごい良い話です。ラキアへの加入は星熊さんが声をかけたんですよね?

星熊:そうですね。もともと仲良くしてたグループの子に、「ヤバいアイドルおらんの?」って聞いたら、MIRIのことを教えてくれて、動画を見せてもらって「すげぇな」と思って。初めて会った時はめちゃくちゃ怖い顔で見てくるから、「この子と歌えたら良かったけど、私のこと絶対好きじゃないな。縁がなかったな」と思ってたんですけど、ライブが終わったらチェキの列に並んでて(笑)。そこから仲良くなって、「一緒に曲を作ったりしたいんだけど」って話になったんです。私、もともとリンキン・パークがすごい好きで、「リンキン・パークみたいなユニットを実現してみたい」って夢があって。いまMIRIとやってる、FLASH KILLってユニットがあって、そういう二人の活動をしようと思ってたんですけど。運命なのか何なのか、いろんなタイミングが重なって我儘ラキアに加入してくれることになったんで、「マジか!?」みたいな。

MIRI:ありえないよね、絶対。私が「アイドルもラップも全部辞めよう」と思ってたタイミングで星熊が声をかけてくれて。あの時、星熊に心動かされるようなライブを見せてもらってなかったら、加入することは無かったし。入ったら入ったでメンバーの印象も全然変わって。このメンバーじゃなかったら、もう辞めてるくらいでした。

星熊:あの時、「芸能もラップも辞めて、普通の人に戻ろうと思います」みたいなLINEが来たから、「いやいや、頭おかしいから!」って(笑)。「そんなラップしといて、普通の人に戻れるわけない。だったら、ラキアに入ってくれない? 絶対面白い科学反応が起きるから」って言ったら、真剣に考えてくれたんだよね。

――本当に星熊さんが「助けに来たよ!」って、手を差し伸べてくれたんだ。

MIRI:そうですよ。「社会人になろうと思う」って言ったら、「何言うとんねん!」って(笑)。「意地張ってないで、音楽やりなさい」って言ってくれて、本当に助かりました。
我儘ラキア 撮影=真島洸
我儘ラキア 撮影=真島洸

――で、いざMIRIさんが加入したら、出来ることや可能性も広がったでしょう?

星熊:むちゃくちゃ広がりました!

MIRI:最初は怜奈がラップやってたんで、「私、ラップしか出来ないけど大丈夫かな?」って不安があったんですけど。いざ入ってみたら私は日本語のラップで言葉を伝えるけど、怜奈はリズミカルな聞きやすい英語のラップが得意なことが分かってきて。ある意味、怜奈の良さも引き出せたんじゃないかな?と思います。

川﨑:「rain」のラップをMIRIが書いてくれたんですけど。MIRIは私が前のグループでやってたラップも聴いて、私の良さが出るようなラップを考えてくれて。やってみたら、すごく自分を出しやすかったし、すごく怜奈を分かって作ってくれたんだと思って。「これをどうやって魅せよう?」って考えることが出来て、MIRIに本当に感謝してるんです。

――海羽さんはMIRIさんが加入して、自身やグループの成長を感じるところはある?

海羽:MIRIが入って来る前はすごい怖いなと思ってたんですけど(笑)。入ってきたら、すごい人間味のある子だったし、ダンスやリズムのことについて聞いたら、分かりやすいようにLINEで動画を撮って送ってくれたり、めちゃくちゃ優しくて。MIRIには助けてもらってばっかりですけど、入ってくれて本当に良かったと思ってます。

我儘ラキアのこれから
バンドセットでのワンマンツアー

我儘ラキア 撮影=真島洸
我儘ラキア 撮影=真島洸

――ラキアのこれからってところで、2月29日のワンマンは、「Don't fear a new day」もだけど、「rain」も前半のクライマックスになってて。新曲たちがライブの要になって、最新型の我儘ラキアをしっかり見せることが出来たと思うし。4人の中で、ここから向かうべき方向もしっかり見えている気がしたんですが、どうですか?

星熊:いまは4人になってからの曲が、私たちを一番表現出来るというか。もちろん、いままでの曲も大事にしてるし、ファンの人たちも大事にしてくれてるんですけど。私たちは常に変わっていきたいという気持ちがあるし、成長していきたいし。考えがどんどん変わっていくように、音楽もきっと変わっていくはずで。2020年のいまの4人を表現してるのが「rain」だったり、「Don't fear a new day」だったりするし、4人になってからの曲が一番自分たちを表してるし、鮮度も高いと思ってて。やっててめちゃくちゃ面白いし、自分に出来ないことを他のメンバーがやってくれるのもめちゃくちゃ面白いんです。

――話を聞いてても、4人それぞれがラキアの進化を感じてるし、最新型が一番カッコいいと自信が持てるってベストですよね。

星熊:ホントそうですね。だから、いろんな意見があると思うんですけど、これからも常にトガッていきたいと思ってます。

――あと、さっきMIRIさんの話でも、「ファン+メンバーで我儘ラキアなんだ」って言葉が出てきましたが。ライブを見ててもファンとの間に強い信頼関係がありますよね。ファンは激しい中にも礼儀ありというか、フロアがリフトやサーフでぐちゃぐちゃになっても、ライブを盛り上げるためってところでちゃんとルールの中で暴れていたり。

星熊:そうですね。それは多分、MIRIさんがフロアの中で暴れてた経験があるので、詳しいと思うんですけど(笑)。

MIRI:大きいアイドルのフェスでラキアのステージを見に行った時、「せっかくだからフロアで遊びたいな」と思って、荷物を預けてフロアに行って。息も出来ないギュウギュウ詰めの中で見て……リフトとか上がって、マナーが悪いんじゃないか?と思う人もいると思うんですけど、そうじゃない! あれは息が出来ないから上に上がるんです!!

――わははは、そういう理由なの!? 必死なんだ。

MIRI:そうなんです、生きることに必死なんです(笑)。

星熊:その中でも挨拶とかあるんやろ?

MIRI:そう。リフトする時に「行ってこい!」って上げたり、降りて来てから「ありがとう」って声をかけたり。それってライブ中になかなか出来ないと思うんですけど、みんなが自然と出来てるのを見て、「これがラキアの現場なんだな」と思いました。
我儘ラキア 撮影=真島洸
我儘ラキア 撮影=真島洸

――4人とも早くライブやりたくて仕方ないと思いますが、6月からはバンドセットのライブツアーが決定してます。ツアーに向けての意気込みをそれぞれ聞かせて下さい。

星熊:毎年、勝負の年だと思ってるんですが。今年は4人になって、特に言い訳の出来ない勝負の年になると思ってて。これで大きいステージに行くことが出来なかったら、自分たちが悪いくらいに思うし、頑張ればきっと輝ける我儘ラキアであると思ってるので。このツアーで本当に勝負に出たいし、一本一本を本気で挑みたいと思っています。

――そうですね。これだけ充電期間があって、待っててくれる人がいて、この4人でバンドセットで行って、何も言い訳出来ないですよ?(笑)

星熊:あはは、ヤバイ! でもホントそうですね。全部揃っちゃったから、行くしかないです! 何年後かに、「あのツアー、俺見てるんだ」って自慢出来るツアーにします。

川﨑:私はワンマンツアーというのが初めてで、しかも全部バンドセットとなると、しっかり準備して気合い入れていかないとヤバイと思ってるんですが。来てくれたみんなに「行って良かった」と思われるようなツアーに出来るように頑張ろうと思ってます。

海羽:大変な世の中で、みんなやらなきゃいけないことがあって頑張って暮らしてる中、「早くラキアのライブに行きたい」って言ってくれる人がたくさんいるので。「待ってて良かった」と思ってもらえるように、バキバキで行きます!

――では、最後にMIRIさん。ツアーへの意気込みを聞かせて下さい。

MIRI:いま聞いてて、逃げ場がないなと改めて思ったんですけど(笑)。我儘ラキアは逆境に強いし、追い込まれるほど「よっしゃ、頑張ろうぜ!」と思える4人なので、そこは大いに期待してもらって。この辛い時期に待っててくれたファンには、「このために生きてたな」と思ってもらえるツアーにしたいし。話題が話題を呼んで、もっと新しい人に知ってもらえるようなツアーにしたいと思うし。そこからさらに次へと繋がるツアーにしたいと思ってます。そのためにも個々のスキルアップを固めて、いま作ってる新曲を惜しみなく披露して、「ラキア止まんねぇぞ!」って、周りが驚くようなスピードで駆け上がって行きたいと思っているので、期待してて下さい。
我儘ラキア 撮影=真島洸
我儘ラキア 撮影=真島洸

取材・文=フジジュン

当記事はSPICEの提供記事です。

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