にじさんじ 社築「想像以上のクオリティに『ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン』スタッフの本気を実感」

エキレビ!

数多くの人気バーチャルライバー(VTuber)を擁するVTuberグループ「にじさんじ」がこの春、新番組「ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン」の配信をスタート。SEとして多忙な日々を送りながら、ゲーム実況を中心とした配信を行っている社畜系ライバーの社築(やしろきずく)と、ゲーム大好きな関西系女子高生ライバーの笹木咲がメインパーソナリティを務めるゲーム実況バラエティで、4月10日に第1回が配信された際には、番組の完成度の高さに「面白い! 一生続けて」「地上波のバラエティみたいだ!」などファンも大絶賛。YouTubeのにじさんじ公式チャンネルにあるアーカイブの視聴回数は、すでに70万回を越えている。

そこでエキレビ!では、「レバガチャダイパン」でもキレのあるツッコミと、安定したトークで番組をリードしている社にインタビュー。大好評の新番組に関する話だけでなく、ライバーデビューから現在までの印象的な配信の振り返りなど、幅広いテーマで語ってもらった。

「レバガチャダイパン」は想像以上のクオリティになっていた
──配信された「レバガチャダイパン」の第1回を観た感想を教えてください。

社築 やはり、たくさんのテレビ番組も作られている共テレ(共同テレビジョン)さんが関わってくださっていることもあって、想像以上にクオリティが高いものになっていました。スタッフさんたちの本気度も改めて実感しましたね。率直に、すごく面白い物が出来上がっているなと思いました。

──リスナーや、周囲のライバー仲間からの反応も大きかったのでは?

社築 収録している時の感覚だと、冒頭のゲームをやってないところ、いわゆる茶番パートというか……ゲスト紹介などをしている導入パートがどんな映像になるのかは、自分でもよく分からなかったんです。でも、その導入への反応もすごく良かったんですよ。僕自身も完成した映像を観た時、すごく面白いと思ったので、そこを褒めてもらえたのは嬉しかったです。配信が終わった直後には、同僚の夢追翔君が「クオリティ、やべえー!」みたいなことを言ってくれたりして。ライバー、リスナー問わず、みんな「これ、テレビ番組じゃん!」という面食らったような反応が多かったです。スタッフさんがすごくテンポの良い編集をしてくださったからこそ、こんなにも面白い番組になったのだと感じています。



──「レバガチャダイパン」への出演オファーがあった時の感想を教えてください。

社築 ライバーとしてデビューした時は、(配信の内容を)ゲーム実況の方に舵を切るか悩んだりもしたんです。ゲームが大好きだったので、結局、デビューして半年くらいで音楽ゲームの実況を始め、その後はゲーム実況を増やしていきました。こういったゲーム実況系の番組でメインパーソナリティとして起用してもらえるのは、ゲームに対する自分の取り組みなどを評価してもらえたということだと思うので、率直にすごく嬉しかったです。

──少しいじわるな質問かもしれないのですが、もし、社さんではなく他のライバーさんがメインパーソナリティに選ばれていたとしたら、かなり羨ましい気持ちになっていたと思いますか?

社築 羨ましいというか、「俺もゲストとして呼んでくれないかな~」とは思ったでしょうね。間違いなく(笑)。



最初に触ったゲームは、「スーパーボンバーマン2」
──以前からゲームが好きだったそうですが、子供の頃、最初にやったゲームや特に好きだったゲームなど、社さんのゲーム遍歴を教えてください。

社築 最初にゲームに触ったのは、たぶん幼稚園児の頃でした。けっこう年の離れた兄が2人いるんですけど、兄たちは(当時の)最新ゲーム機で遊んでいて、僕はお下がりのゲーム機で遊んでいました。だから、小さい頃から、けっこう世代が上のゲーム機、ファミコンやスーパーファミコンを触っていたんですよ。最初に触ったゲームははっきりと覚えていて、スーパーファミコンの「スーパーボンバーマン2」です。

──「レバガチャダイパン」の第1回でプレーした「スーパーボンバーマンR」と同じ、「ボンバーマンシリーズ」のゲームですね。

社築 「スーパーボンバーマン2」はシリーズの中でも特殊な世界観の作品で。5人のライバル(凶悪ボンバー5人衆)が出てくるというストーリー性があったんです。そのゲームにめちゃくちゃハマったので、そこが(ゲーマーとしての)スタートだと思います。幼い頃は基本的にスーパーファミコンのゲームばかりやっていて。友達の家に行ったら、(NINTENDO)64とかゲームキューブなどのゲームで対戦したりする感じでした。中学生くらいの時、「beatmania」という音楽ゲームに出会ってからは、音ゲーにどっぷりハマっていきました。

──幼い頃は、自宅で少し前のゲーム、友達の家では最新のゲームという形で、2世代のゲームを楽しんでいたわけですね。

社築 そうでしたね。小学校の高学年くらいになったら、64やゲームキューブを買ってもらって。友達の家でやっていたゲームを自宅でもやれるようになりました。

──ついに、自分用の64やゲームキューブを買ってもらえたのですね。

社築 兄はプレステ派だったから、家には64とかが無かったんです。ある日、父親が僕にも「プレステ2を買ってあげようか」と言った時、兄が「こいつにはまだ早い」と言って、買ってもらえなかったこともありました(笑)。友達がやってた「鬼武者2」とかやりたかったのに……。

──配信で、小さい頃にお兄さんとケンカすると、ジャイアントスイングをされていたというエピソードも聞きましたが、ゲームに関してもそんな圧が(笑)。また、社さんは、ゲームだけでなく、漫画やアニメなどのいわゆるオタク文化全般にも造詣が深いことで知られています。自分のことを「俺、オタクだな」と自覚した時期や、きっかけなどはありますか?

社築 小学生低学年の頃からパソコンを触れる環境があって、日常的にインターネットで掲示板を回ったり、オンラインゲームをやったりしていました。それで、ネット仲間と「これ面白いよ」とか話しているうちに、いろんな作品を幅広く観るようになったり、いろいろなゲームをするようになっていったんです。だから、どちらかと言うと、特定のアニメや漫画にハマったことがきっかけというよりは、インターネットを通して、いろいろな影響を受けていくうちに自然とオタクになっていった感じかもしれません。

転機は、通話で参加した花畑チャイカの「Minecraft」配信
──先ほど、ライバーデビューをした時には、「ゲーム実況の方に舵を切るか迷っていた」というお話もありました。当時は、どのような配信をやっていきたいと思っていたのですか?

社築 「26歳SE」というプロフィールを前面に出してデビューしたので、SEの部分を強く推していくような配信というか……。(にじさんじを運営する)「いちから」のスタッフさんからも「そういう配信をやってみたらどうですか?」と言われたりしていました。その狙いも分からなくはないんですけれど、プログラム配信とかを自分がやったとしても、面白くできる自信が全然なくて(笑)。社畜大喜利とかの企画からスタートしました。最初からゲーム実況もやりたいとは思っていたので、やりたい配信は今も変わりません。ゲーム実況も、リスナー参加型の面白い企画などもやってみたいという感じでした。



──初回配信では、SEの仕事に関する内容も多かったですね。

社築 でも、自分の仕事に関するネタなんて話題が全然広がらないし、仕事で体験した面白いエピソードも有限だから、1、2回の配信で終わってしまうんです(笑)。だから、SEネタの配信を続けるつもりは、最初からありませんでした。

──2018年6月のライバーデビューからの約2年間の中で、特に大きな手応えがあったり、印象深かったりする配信、その後の活動にも大きな影響があった出来事ことなどを教えてください。

社築 明確な転機としては、同期の花畑チャイカがやっていた「Minecraft」の配信に、通話で参加したときですね(「005『後編』まじでいかれてる配信帰ったらタイトル考えます」)。配信上では僕の声も聴こえているのに、チャイカには僕の声がまったく聴こえていなくて。まるで僕がチャイカの配信のオーディオコメンタリーをやってるみたいな状況になったんです。しかも、僕の後にも同期(元SEEDs1期生)のメンバーが次々と通話に入ってきて、突発的な大規模コラボになったんですよ。



──チャイカさんに聴こえない状況は改善されないまま、社さんに続き、名伽尾アズマさん、緑仙さん、海夜叉神さん、ドーラさん、安土桃さん、鈴木勝さんも通話に参加。当時、にじさんじファンの間でも大きな話題になった配信ですね。

社築 そういった大規模なコラボって、今は当たり前のように行われていますが、当時は、にじさんじの中でもほとんど行われていなかったんです。でも、あの配信をやってからは、ライバー同士が集まってのにぎやかなコラボをやりやすい空気になったんですよね。あとは、OTNコラボという、花畑チャイカ、名伽尾アズマと一緒にお酒を飲んでダラダラ話すだけの配信もやっていて。やる前は、そんな配信でも大丈夫なのかなと思ったりしたんですけど(笑)。リスナーのみんなに、すごく受け入れてもらえて。やれる配信の幅がどんどん広がっていったのは、あの時期かなと思います。その他だと……自分で手応えがあった配信はちょくちょくあるので、挙げていくと切りがないかもしれません。ただ、有り得ないほど面白いなと思ったのは、緑仙が企画した「Minecraft」でパンダを探す配信(【緊急特番】にじ鯖に潜むパンダを探せ【緑仙/花畑チャイカ】)です。「Minecraft」に新しい動物としてパンダが出るようになった時、にじさんじのサーバーにはまだパンダが実装されていなかったのに、(同期の)シスター・クレアさんが昼間にパンダを探す配信をしてしまったんです。

──サーバーがアップデート前で新キャラは反映されていなかったわけですね。クレアさんらしくて可愛いうっかりです。

社築 だから、その日の夜中に、スキン(キャラクターのビジュアル)をパンダにした僕とアズマと(服がパンダモチーフの)笹木さんを、緑仙とチャイカが探すというクソ企画をやったんです(笑)。あれはやりながら、絶対に面白い配信になったなと思いました。あとは、笹木さんとの将棋対決(【将棋】負けられない戦いって人生でたまに起きるもの。【vs笹木咲】)も、終わった後、めちゃくちゃ手応えがありました。

OTNコラボは、すごく楽しいけれど適当な配信だった(笑)
──チャイカさんの「Minecraft」配信での出来事や、OTNコラボなどでは、社さんたち元SEEDs1期生メンバーのノリや相性の良さをすごく感じました。笑いのツボなどが重なるメンバーが多かったのでしょうか?

社築 同期に恵まれましたね。でも、それは同期だけではなくて。最初は当時の(にじさんじ)ゲーマーズの方たちとのコラボも難しかったんですけれど、いろいろな人とのコラボができるようになっていき、ひまわり……本間ひまわりさんとか、葛葉君とも一緒のコラボ「ド葛本社」もはじまりました。そういう意味だと、同期だけではなく、にじさんじという大きな箱の中で、思いも寄らぬ繋がりがどんどん広がっていった感覚です。

──私もOTNコラボが大好きだったのですが。あれは、本当にただ友達と飲みながら話すような感覚でやっていたのですか?

社築 とりあえずゲストを呼んで、お便りを用意するくらいで。ゲストも、話した事のあるライバーもいれば、今まであまり話した事がないライバーもいたし、特に何の計画性もない配信でした。そもそも、OTNのメンバー3人が計画性の無いやつらの集まりだったので。すごく楽しいけれど適当な配信だったなと、今振り返っても思います(笑)。

──「レバガチャダイパン」で一緒にメインパーソナリティを務める笹木さんとの因縁も、OTNコラボから始まったものですよね。



社築 たぶん、OTNでゲストに来てもらっていなかったら、笹木さんとは、今でも何の繋がりもなかったでしょうね。笹木さん、そんなにコミュ力がある方ではないので(笑)。

──かかわったことの無い相手を、自分からコラボに誘うタイプではなさそうですよね。

社築 まあ、それは僕も一緒なんですけどね(笑)。

(丸本大輔)

※後編に続く

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番組概要
「ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン」
毎週金曜日 19:00~にじさんじYouTube公式チャンネルにてプレミア公開
メインMC:社築 & 笹木咲
番組ハッシュタグ:#にじさんじレバガチャ

当記事はエキレビ!の提供記事です。

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